社会人大学院入学式の付き添いは、奥さんと子供です。

k-hisatune2010-04-03

今年の大学院入学式は、桜の満開の中で行われました。学部の入学式は父母の姿が多いが、社会人大学院であることの特徴は、入学式や終了式には、院生の奥さんや子供の参加があることです。仕事と大学院生の両立という課題を達成するためには、家族の理解と協力が欠かせません。家族全体の大プロジェクトでしょう。家族の絆が試される2年間です。

寺島実郎学長

  • 学長として1年経ち全体観と方向感がみえてきた。学内資源としての組織や個人の実力もつかんだので、今年度からは本格的に踏み込みたい。
  • 多摩大大学院の特色は社会人大学院であること。経営企画、経営情報のプロフェッショナルや経営者として活躍を目指す人。経営情報を学び問題解決力を身につけよ。
  • 身につけて欲しい3点。
  • 一つステージをあげて世界観を身につける。世界の構造化。全体知につながる知性。
  • 経営を支え、リードする人材に。経営とは、人を動かす力にかかわる。情報とは人の情けに報いる、つまり人の心を動かすこと。そのあtめには、哲学、宗教なども学ぶ。「一点の素心」、この人を信じるにあたいするかがベースにある。
  • アメリカ的なMBAコースは金融という特殊スキルに力を置きすぎた。企業が求める人材は問題解決力のある人材。それはプロジェクトマネジメントスペシャリスト。大学院はこういう人材を育てなければならない。海外に向けてシステム輸出、インフラ輸出が課題だが、ゼネコン、エンジアリング企業も含めてそういう人材が育っているかは疑問だ。
  • 以上を踏まえて、多摩大総体としてのポテンシャルを活用していきたい。九段サテライトでのインターゼミでは院生の参加もありいいレポートも出ている。こういう多様な多摩大のこころみに参画を。人的ネットワークの構築、タテヨコから学ぶ、これが社会人大学院の意味。それが問題解決につながていく。

ある種の覚悟を持って研鑽して欲しい。

橋本研究科長

  • この大学院は、経営実学志塾。現実の問題解決。本質を見抜く。分析力と構想力。人脈、仲間。

田邊哲人同窓会長

  • 15期生。国際警備保障株式会社副会長。スポーツチャンバラ協会。すべてゼロからつくってきた。「勝って良し、負けて良し、見て良し」

院生会代表・以倉弘敬

  • 28期生。入学した1年前はリーマンショックの後だった。何とか乗り切れたのは仲間がいたから。タテ(OB,先輩)、ヨコ(同期)、ナナメ(同じ授業を受ける仲間)との繋がりを大切に。

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終了後は、オリエンテーション。一人3分以内で各教員が自分の授業の説明を行う。私の春学期の講義は「コミュニケーション経営論」。今年から客員になる方の挨拶を受けたが、この人は富田さんといってピクチャーテルの社長などをやった先進ビジネスの経営者だ。宮城大時代に野田先生とよくゴルフをまわった人だった。

諸橋学部長、今泉先生、松本先生等とじっくり話ができました。