「試練を迎えるオバマ外交と日米関係の行方」−渡部恒雄(東京財団)

k-hisatune2010-05-27

本日のリレー講座。

アメリカのオバマ政権は、重要なポジションに知日派が配置されており、東アジア重視の布陣になっている。米政権は中国はどのように動くか心配だから重視という形だが、日本はパートナーとして重要というスタンス。

オバマ政権の支持率は50%、不支持率も50%。失業率が高いこと、医療保険改革を行ったことで支持率が下がった。内政については減税と軍事費増の地裁政府と強い国家というレーガンパラダイムから、効果的な政府へというパラダイムシフトが起こっている。

オバマ外交は、多国間協調路線。核拡散防止がアメリカの最大の課題。核テロの不安。オバマ外交は現実とリベラルの組み合わせが見事。

  • 核保有国は核を削減する(ロシアとの戦略的核削減交渉など)。
  • 核不保有国は核を持たない。
  • 核の拡散をさせない。(核安保サミットなど)。

アメリカの東アジア戦略。4年ごとの国防見直し(QDR)。

  • 中国にアクセス拒否能力(米軍が近づけないようにする力)を持たせないようにする戦略
  • 沖縄は第一ライン。台湾と朝鮮半島に近い。米軍は沖縄に駐留したい。
  • グアムは第二ライン。有事の際に駆けつけるのに時間がかかる。

沖縄の懸念は基地の固定化。

  • 軍民共同使用など固定化を防ぐ仕掛けが必要である。

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14時50分:リレー講座
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