本日のリレー講座。
アメリカのオバマ政権は、重要なポジションに知日派が配置されており、東アジア重視の布陣になっている。米政権は中国はどのように動くか心配だから重視という形だが、日本はパートナーとして重要というスタンス。
- 国務省(ヒラリー長官)の東アジア太平洋担当はカート・キャンベル(クリントン政権の次官補代理)−−戦略国際問題研究所(CSIS)のマイケル・グリーン上級部長(日本部長)と盟友。日本の新政権に対しては「戦略的辛抱」という方針を出した。
- 国家安全保障会議NSC(オバマ)のアジア上級部長はジェフ・ベーダー−−ブルッキングス研究所のリチャード・ブッシュ北東アジアセンター長と盟友
- 国防総省(ゲーツ長官)のアジア太平洋担当次官補のウオレス・グレグリン(元在沖縄米軍のトップ)
オバマ政権の支持率は50%、不支持率も50%。失業率が高いこと、医療保険改革を行ったことで支持率が下がった。内政については減税と軍事費増の地裁政府と強い国家というレーガンパラダイムから、効果的な政府へというパラダイムシフトが起こっている。
オバマ外交は、多国間協調路線。核拡散防止がアメリカの最大の課題。核テロの不安。オバマ外交は現実とリベラルの組み合わせが見事。
- 核保有国は核を削減する(ロシアとの戦略的核削減交渉など)。
- 核不保有国は核を持たない。
- 核の拡散をさせない。(核安保サミットなど)。
アメリカの東アジア戦略。4年ごとの国防見直し(QDR)。
- 中国にアクセス拒否能力(米軍が近づけないようにする力)を持たせないようにする戦略
- 沖縄は第一ライン。台湾と朝鮮半島に近い。米軍は沖縄に駐留したい。
- グアムは第二ライン。有事の際に駆けつけるのに時間がかかる。
沖縄の懸念は基地の固定化。
- 軍民共同使用など固定化を防ぐ仕掛けが必要である。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
9時半:学長室ミーティング
11時:ホームページ打ち合わせ
13時:日産クリエイティブサービスの人事部チーム来訪
14時50分:リレー講座
16時20分:ホームゼミ開始