10時40分から学部運営会議。学部運営に関する方針、課題を議論し、方向を決めていく会議だ。諸橋学部長、杉田教務委員長、斉藤T入試委員長、今泉FD委員長、菅野学生委員長、そして私(学長室長)が参加。金子さんが書記。村山就職委員長と矢内事務長は欠席。自己点検、就業力、個人事業評価、iPad、、、。

神保町駅で降りて古本屋街を歩いていると、いくつかの本が目に入ったので、4冊購入する。合計で840円。古本街は面白い。

  • 「千人同心」(もりたなるお)
  • 奥多摩風土記」(武蔵野郷土史刊行会)
  • 「多摩の植物散歩」(横田正平)
  • 「三渓 原富太郎」(白崎秀雄)

15時半、九段サテライトに中国と仙台でビジネスをしている旧知の蔡さんがみえる。留学生関係の事業を立ち上げるということで、国際交流センターの菅野先生、金先生に紹介し、今後のことを相談する。蔡さんとは旧知の寺島学長にも会ってもらう。

学長と簡単な打ち合わせをして16時20分からインターゼミを開始。経済産業省の「資源エネルギー基本計画見直し」のホットな話題。
学長は、産業構造ビジョン審議会(Economy)、エネルギー基本計画審議会(Energy)、原子力委員会(Energy)、排出権取引委員会(Ecology)などに関わっているから、全体がみえる。
自民党時代の市場化、自由化の流れから、政権交代で政府の役割への期待感がでてきた。ガバナンスの向上。こういう背景の中で、エネルギー問題を考える」「2030年の一次エネルギー供給。原子力24%(現在10%)、天然ガス16%(18%)、石炭17%(22%)、LPG3%(3%)、再生エネルギー13%(6%)、石油27%(41%)という姿になりつつある」「エネルギー自給率18%を倍増させ4割、自主開発権益下の化石燃料引取を倍増させ、自主エネルギー比率を現状38%から70%に引き上げる」「原子力14基」「発電電力量の5割を原子力(現在26%)。2割を再生エネルギー(現在8%)。LNG1割(28%)。石炭1割(25%)。石油1割(13%)」

  • 化石燃料という流れになる。世界各国のエネルギー戦略には特徴がある。特に原子力の扱い(仏は推進、独は再開、米は一気に)
  • 日本の一次供給については、石油の減少分を原子力でまかない、石炭と天然ガスの減少分を再生ネルギーで補完するという姿になるということだろう。
  • 電力については、原子力が一気に5割。再生エネルギーは2割となり、この20年で一気に転換する。
  • 原子力の平和利用技術を蓄積し、確立していかねばならない。そのための人材育成が重要。

学長は多摩学チームを指導。
多摩大の個性にしたい。千人同心。森繁久彌の駅前シリーズ。小田急ロマンスカー。土着のDNA。聖ヶ丘。地理学。歴史性。一期生レポート。天童、白糠、参勤交代、兵農一体、八王子、、。数ヶ月掘り下げよ。
「本を集めているのは、いざというときのさっと調べられる態勢をつくっているということだ」

共同研究。
文献調査とフィールドワークのプロセスを一枚にまとめ残し共同の資産として蓄積していく。
「概要」「ポイント・気づき」「問題意識・疑問」(ひな形をつくる)

終了後、菅野先生、金先生と蕎麦屋で懇親。