北京大、精華大、鳥の巣、大書店、寝台新幹線

地下鉄の10号線と1号線と4号線を乗り継いで北京大へ向かう。
ラッシュは過ぎているが、若い人が多い。携帯とゲームに半数が没頭している風景は東京と同じ。古い一号線は冷房車は一台おき。
西?という駅でおりて、北京図書ビルディングという大きな書店を来訪。私の名前で検索かけてもらったら、5冊がひっかかった。その中の1冊がすぐに手に入った。アントレプレナーシリーズの中のドラッカーのコーナーに並べてあったのは「図で読み解く ドラッカーの理論」の中国語訳だ。見たことがないと不思議に思ったら「修正版」という表示があった。これは送ってもらっていない。29元という価格は日本円で400円。二冊購入。検索コーナーでは4人が応じてくれるが画面はお客の方に向いている。
成功哲学、人生哲学などのコーナーを見かけた。松下幸之助やうぇるちの本も人気。不要存銀行というタイトルで勝間和世さんの写真が表紙に出ている本を見かけた。「お金は銀行に預けるな」の翻訳版だ。
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4号線沿線には有名大学が多い。北京大、精華大、人民大、そして中国共産党中央大学少数民族のための中央民族大学など。
北京大は、古刹と公園のような雰囲気。古来の中国風の建物があちこちにある。校長室のある本館に入る。大きな池の周りを回る。今日9月1日で新学期が始まる日。新入生と両親が記念撮影をしている。村の誉れである大秀才たちだ。

政府の幹部が車で列車のチケットを持って来てくれたので、そのまま精華大へ連れていってもらう。レストランで昼食。この大学には蓮のさく大きな池があり、釣りを楽しむ人も。秋卒業だろうか、
二十人ほどの学生と先生が記念撮影をしているところに遭遇。みんなマントと角帽で楽しそうだ。その写真をとっている時に自宅から携帯に吉報が入る。

次にオリンピックスタジアムに向かう。鳥の巣だ。
ホテルの喫茶で時間をつぶし、夕食を一緒にすることになった吉林大学の沈教授と待ち合わせ。客員教授をしている関係で親しくなった政治学者だ。色々なプロジェクトの話題に花が咲く。
北京南駅は国際空港ターミナルのようなすごい施設だ。ここから全国に向けて新幹線が走る。天津までは30分。寝台列車の4人のコンパートメント。若い学生風の男女とわたしたち。蔡君と白酒を飲みながら語り合う。テレビ、コンセント、などもあり、快適だ。
夜10時半北京を出発し、翌朝7時半に上海。