「志ビジネス」を支援する産官学連携がスタート!

多摩市、多摩大学多摩信用金庫は、多摩市における創業支援事業への連携した取り組みに関して、本日夕刻それぞれの代表者が協定を締結した。
阿部裕行多摩市長、寺島実郎多摩大学長、佐藤浩二多摩信金理事長。
多摩大学総合研究所が受託者となって、平成23年4月より多摩市創業支援施設を運営する。新しい職住近接の働き方を実現する郊外型産業の育成のために、地域や社会の問題・課題を、本業を通じて解決しようとする「志ビジネス」の創業者・経営者を応援する。
永山駅前のベルブ永山の個室13、共用ブース25、会議室を備えた「ビジネススクエア多摩」(255.6ヘーベ)を開設し、創業サポート、経営相談、ビジネスマッチング支援、利用者の交流や学習などのコミュニティづくりの促進、「志ビジネス」で働きたいという人たちへの就労支援を行う。
多摩市経済観光課が所管、多摩大総研が全体コーディネート、多摩信金が創業・経営サポートという役割分担で、産学官連携による運営体制をとる。このような形態の連携は全国初めてケースだ。
多摩大総研の松本先生が5年かけて多摩市と一緒に取り組んできた実績とその上に立った信頼が本日の協定の調印につながった。この事業と施設は多摩大にとって大きな意味のあるものになるだろう。

記者会見での寺島学長発言。「多摩市40年、多摩大20年。リレー講座では市民のソフトパワーを感じる。インターゼミで多摩ニュータウンの研究。大学の持つ先端的技術であるIT、ICT技術。多摩学というローカリティとアジアダイナミズムとの結合。500社に関わった渋沢栄一はつなぎながら流れを作った。気づき、きっかけ。トロッコを押す役割。、、、」。


午後1時から寺島学長による特別講演。「就活活動キックオフ!」にあたって3年生に向けての講演。300人ほどの3年生が聴き入っていた。

  • 社歌、社訓がイヤなら自分で力をつけるしかない。
  • 独立するなら一定期間世の中を見極めることも大切。
  • 自立自尊の大人の条件は、「かせぎ」と「つとめ」。経済的自立と社会的貢献。税金などで支える側にまわる。次に他の人のために役に立つ。
  • ダブルジョブという考え方もある。どうやって社会参加するか。柔らかく考えよ。
  • 携帯を置き、テレビを消し、白紙の紙に書き出し選択肢を考えよ。
  • どこにチャンスがあるか。
  • アジアダイナミズム。羽田国際線ターミナル。大中華圏。
  • ローカル。多摩学。
  • 若い人には情報がない。肉親、友人に相談。人生は瞬間技。自分はごまかせない。努力の延長線上にしか人生はない。まっしぐたに。一直線に努力せよ。多摩大は職員、教員が面倒を見ようとしている。今、頑張らねば。
  • 一点の素心。ぶれず、迷わず、しっかりした軸を持つ。自分の価値を見つめる。不安感をしっかりみつめよ。孤独感を超えよ。自分に向き合え。

昼休みは、学長と天津と新疆からの中国人留学生10人との懇談。

  • 留学生「日本ではゴミの分別に驚いた」「日本人はすごくやさしい」、、、、。
  • 学長「友達をつくれ」

以上、本日行われた大学評価の空き時間などを活用して、学長に学生に接してもらった。