「多摩大学地域活性化プロジェクト発表祭」-プロジェクト型地域学習

「ゼミの多摩大」を標榜している多摩大は、大学のアイデンティティの確立とベクトルを合わせるべく「多摩学」を統一テーマとして活動している。その舞台は、ホームゼミ、EXゼミ、インターゼミが中心である。そして「プロジェクト型地域学習」という方向でそれぞれのゼミがこの流れに参加している。
本日、2010年度の地域プロジェクト発表祭を開催した。昨年から始めた発表会であるが、参加チームが11から15に増えたこと、今年は完全に学生主体で運営がなされたこと、真面目な発表会にお祭り的な要素が加わったこと、この3点が今年の特徴だ。
参加者は学生160名、企業・行政・NPO・商店街などの学外が70名だった。今回は多摩市の阿部市長も参加され表彰式でもご挨拶をいただいた。

発表した地域プロジェクト

  • 地域活動連携SNSの構築--公民連携ビジネスプラニング
  • 多摩うどん「ぽんぽこ」うめゼミプロジェクト
  • 多摩市サイクルマップ作成プロジェクト
  • 多摩センター地区のシティーセールス
  • 多摩市観光促進プロジェクト「Tamauni」
  • 猪苗代観光開発研究
  • 長野県赤沢観光研究
  • 東京ヴェルディの地域活動支援
  • 湘南を世界モデルへ
  • 多摩の手土産づくり支援
  • 多摩市オーラルヒストリー研究
  • インターゼミ「多摩学チーム」」
  • 多摩観光ガイドブック作成
  • 多摩市諏訪名店街近隣交流七夕フェスタ「七輪横丁」プロジェクト
  • サンリオピューロランドの改題解決イベントの企画・運営「SANRAMA」

加えて特別招待したゼミ

最後に、昨年開催した「地域活性化フォーラム」の報告、多摩の雇用力調査の概要を説明した「志企業研究会」報告、「2010年度地域プロジェクト参加学生アンケートの結果報告」などがあった。

交流会では、私は乾杯の挨拶。「多摩」とは、東西は新宿から富士山まで、南北は秩父から横浜までという広大な地域を多摩大の領土(フィールド)として想定しており、中心の多摩市から活動を次第に広げていこうと発破をかける。審査委員をお願いした多摩信用金庫の長島さんらとも懇談し、学生諸君とも交流。

充実したプログラムだった。この「地域」をテーマとした教育の流れは、とうとうした流れになっていくだろうと確信した一日だった。
実行委員長の北辻君。副委員長の三谷君と高遠君、そして実行委員のみなさん、ご苦労様でした。堂々たる発表祭でした。