東日本大震災21日目。
「シフト」というキーワード。西へのシフト。海外へのシフト。
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大学にて。
午前は打ち合わせ二つ。
午後は来客。
- 「あるじゃん」という若者向けの雑誌の取材を受ける。若者向けのお金の雑誌だそうで、もらった5月号では、「1000万円貯める新常識」「月3万円稼ぐ!ラクチン副業20」「カリスマFP3人が教える新時代の勝てる投資法」「外貨投資でプチ稼ぎ」「ネット銀行ではじめる、おトク・時短生活」、など。
編集者とライターは二人とも女性。私への質問は、図解を使ってお金について整理してくださいということだった。
食費・被服費・交際費など、支出の分類が問題。時間を有効に使うために都心に住むならそれは自己投資の要素が高い。若い時代は自己投資というテーマが重要なので、生活必需費、自己投資費などに分けて改めて考えてみよ。その分類の中で重点や優先順位を決めていけ。
何のためにお金を貯めるのか。ライフデザインがなければお金を貯めるモチベーションはあがらないし、お金は貯まらない。まずそこを考えよう。
という話をしてみた。拙著「知的生産手帳」や「女性のための成功ノート」も紹介。
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「JAPANESE IDENTITIES」という本を出している枝川さんという建築家が野田先生の紹介で訪ねてみえる。

JAPANESE IDENTITIES―建築を通してみる日本らしさ
- 作者: 枝川裕一郎
- 出版社/メーカー: 鹿島出版会
- 発売日: 2009/12
- メディア: 単行本
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この本では建築を通して日本の伝統と美意識として10項目の特質を挙げている。
- 「自然との共生」:三仏寺投入堂(鳥取)。
- 「装飾を排した簡潔性」:伊勢神宮内宮。祇園白川(京都)
- 「侘び・寂び」:法然院(京都)。銀閣寺(京都)
- 「両極性」:平等院鳳凰堂。日光東照宮。
- 「部分から全体へ」:桂離宮。道後温泉。
- 「非対称」:法隆寺。
- 「木材による柱梁構造」:東大寺南大門。厳島神社。
- 「五感で感じる」:嵯峨野竹林。下鴨神社。
- 「奥の概念」:二条城二の丸御殿。伏見稲荷大社千本鳥居。
- 「匠の技」:後醍寺五重塔。高山。
また日本と西洋のアイデンティティを比較し、20の対比という分析と比較写真も興味深い。
「木造と石造りの街並み」「農村集落街並み」「中世都市の街並み」「道と広場」「ランドマーク」「城・砦と館」「庭の形態」「庭と建築の関係性」「造園技法・借景」「水路と街並み」「塔」「橋」「開放と囲い込み」「水の扱い」「外部と内部空間」「公衆浴場」「装飾・モチーフ、材料」「インテリアのつくり込み」「都市の路地」「白とホワイト」。
日本は部分から始まってそれらを積み上げて全体を形づくる。西洋は初めに全体像があり部分は全体の要素である。こういう考えが紹介されている。「図解」もすでに分かっている部分を積み上げていって次第に全体像にたどり着くという方法と、逆にある程度分かっている場合には大まかな全体像を描きそのうえで部分を考えていくという方法とある。これは日本的思考と西洋的思考であるという理解もできるということだろう。
和英併記のヴィジュアルな書籍なので、日本人と外国人にも印象深い本となっている。
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その後、赤坂の日本総研へ。理事会・評議員会に出席。
寺島理事長
- 「東日本大震災」対応戦略試案--日本創生への起点として
- 日本総研という名前の通りに総合力をめざし部門のシナジーを追求。そして新ビジネスモデルを創り出す
- 3・11でパラダイム転換。「シフト」がキーワード。西へのシフト、海外へのシフト、、。国際展開の加速。連携。内部コミュニケーションが重要。
終了後、野田先生(会長)と天明先生と歓談。