今年度から私のゼミに入ることになっていた2年生がバイク事故で亡くなった。
20人ほどのゼミ希望者の面談を行ったときに一度会っているが、顔ははっきりとは思い浮かばない。当日の私のメモを見返すと「コミュニケーション力をつけたい」という彼の発言が残っていた。来週からゼミを始める矢先だっただけに残念だ。
平塚の実家に電話を入れると、お母様が出て、事故の様子を詳しく聞かせてくれた。互いに「残念」という言葉しかなかった。告別式に参列する予定。
夜は、中国人の友人たちと食事をした。一人は北京に行くつもりで東京にいた時に地震が発生し、仙台に戻れないのでいったん中国に行き、連絡の取れた家族を仙台から呼び寄せている。先日一人で仙台に戻り、昨日東京に戻った。彼の会社は仙台にあり、社員はこういったさなかにも納入の関係で福島県庁に出向いていたという。
もう一人は卓球のコーチで池袋で卓球場を経営している。20分ほどコーチを受ける。久しぶりの卓球。
食事の時に聞いた今回の大震災の感想は、「日本人の素晴らしさに感動した。日本人が心の底から好きになった。こういった国民があの政府に指導されているとは、、、」というものだった。中国に戻った時、友人、知人から日本に行くことを止められたそうだが、東京に降り立った時に平穏だったので拍子抜けしたそうだ。
仙台の共通の友人である富田さんに電話。市内の中心地のマンション住まいだが、あとはガスがまだとのこと。
深夜に震度６強の余震が東北であった。少し道筋が見えてきたところだけに、被災地の方々には気の毒に思う。
