「地域」がテーマの日

9時:地域プロジェクト参加教員の初会合。地域ゼミは2009年11件、2010年18件、そして今年は21件を超えてきた。松本、中庭、浜田、酒井、斉藤T、片桐、久恒の各先生、事務局から高野課長、というメンバーで今後の方向などについて議論。厳しくも和やかな雰囲気。ベクトルが合ってきたので楽しみだ。

10時40分:教授会
13時:多摩学研究会
本年度第3回の研究会。講師は初の外部講師で、一般社団法人首都圏産業活性化協会(TAMA教会)の岡崎英人事務局長。テーマは「多摩地域産業の現状と首都圏産業活性化協会の取り組み」で、多摩地域のモノづくり企業の現状とTAMA協会の取り組みをうかがった。教員も多く、事務局も6人の参加もあり参加者が広がってきた。

  • 製造品出荷額等では、多摩地域は平成14年度から東京23授を上回った。
  • 平成16年。区部と多摩、二眼レフで、産業創造拠点を整備する。(都のものづくり産業の集積施策のあり方」答申書
  • 平成18年。広域多摩エリアを多摩シリコンバレーとしてアジアを代表する産業拠点に発展させる。({10年後の東京」
  • 多摩は、都市機能活用型産業(情報家電(電子デバイス)、マイクロマシン(MEMS)、航空機(部品)。
  • 神奈川県中央部・東京都多摩地区・埼玉県南西部という広域多摩地域。そこを走る16号線に沿って多摩シリコンバレーを形成。圏央道の完成、リニアの整備。
  • 多数の大学・研究機関(80大学・理工系38大学)。経験豊富な企業OB.大手企業の研究所・工場の立地。特殊加工企業。自社製品所有企業。
  • TAMA協会は14年間で500件の事業化実績。2008-2012年の第三期は「環境ものづくりの推進」によるTAMAのブランド化がテーマ。
  • 産官学金。地域の課題解決、海外展開支援、学生と中小企業のコラボ。
  • 行政課題(地域の課題)をビジネスで解決する。自治体が最初の顧客となる連鎖。
  • 首都圏西部地域産業活性化協議会(43自治体)
  • スマートQOL
  • 海外支援展開。マッチング。フォロー体制が重要。
  • インターンシップ事業。コラボレーション事業。

岡崎さんのお話は今の多摩大の戦略にとって示唆に富むものだったし、今後広域多摩についてはこのTAMA協会を通じて出ていくのがいいと感じた。多摩学研究会は、こういう路線でこの一年運営していきたい。

16時20分:インターゼミ
私の担当する「震災と日本再生」チームは、今後の進め方について私の方から踏み込んで具体的な指示を出した。方向感を共有できたと思う。宮城県の水産特区構想の実現に向けて、日本とアジアの若者を長期にわたって関与させる方法の研究。

18時半:懇親会
インターゼミの教員、金、長田、先生と、蕎麦屋で懇親。