東京の美術館・博物館・ミュージアムで開催されている人物関係の企画展で関心のあるものをピックアップ。
- 「空海と密教美術」展(東京国立博物館)
- 「孫文と梅屋庄吉 100年前の中国と日本」展(東京送りつ博物館)
- 「浜口陽三・石川九楊 二人展 光の消息」(ミュゼ浜口洋三 ヤマサコレクション)
- 「草間弥生 ボディ・フェスティバル in 60s」展(ワタリウム美術館)
- 「荒木経惟「彼岸」」(ラットホール・ギャラリー)
- 「歌川芳艶--知られざる国芳の門弟」展(太田美術館)
- 「浜田庄司スタイル」展(パナソニック電工汐留ミュージアウム)
- 「生誕100年 南佳子」展(武蔵野市吉祥寺美術館)
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この夏に訪れるべき施設を探している中で、考えたことがある。
関東大震災に遭遇した近代の日本人の中には、その後の人生が一変した人も数多くいる。また、過去の大震災・大地震などに関する本を読むと、多くの人の命を救った人がいることに気づく。大震災の後には、復興記念館や津波の記念館などが建てられて記憶を保存しようとするが、そういう多くの人を救った人たちを記念するものをつくるのがいいと思う。そういう人物の偉大な働きを紹介しながら、災害を防ぐことを考えてもらう機会になるのではないか。たとえば、以下のような人物記念館はどうだろう。
遠藤未希「避難放送」記念館--「逃げてください」「高台に避難してください」
東日本大震災(2011年)の宮城県南三陸町役場職員で、危機管理課勤務の遠藤未希さんは地震発生直後から庁舎の二階の放送室の防災無線で、「逃げてください」「高台に避難してください」と30分間にわたって冷静に叫び続け、多くの人命を救った。本人は逃げ遅れ40日後に遺体で発見された。遠藤さんは9月には結婚する予定だった。
濱口梧陵「稲むらの火」記念館--「是れ此の築堤の工を起こして、住民百世の安堵を図る所以なり」
安政大地震(1854年)に和歌山県有田郡広村(現・広川町)の庄屋の濱口は、地震の後に海の異変に気がつく。津波の襲来と知って松明で自分の田のすべての稲むらに火を放ってまわる。庄屋の火事を知った村人が駆けつけたとき、眼下に津波が見えた。濱口は村の復旧と復興にあたり、生き神様と讃えられた。「是れ此の築堤の工を起こして、住民百世の安堵を図る所以なり」。「稲むらの火」の物語は、昭和12年に小学校国語読本に採用された。
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渡辺謙が出ている映画「上海」を観た。太平洋戦争前夜の1941年の国際都市・上海の様子がよく描かれているとは思ったが、ストーリーに無理があり、歴史映画というよりサスペンス映画となっている。感銘は受けなかった。
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