あなたはイケダハヤトを知っていますか?

12時。丸善の隣の丸の内ホテル。熊本学園大学の岡本学長と食事。再来週にこの大学で講演をすることになっている。元の熊本商科大学。昨年熊本でお目にかかっているし、大学の先輩でもあり、温厚な人柄なので、話も弾む。

14時半。九段の文庫カフェで、出版社の編集者と打ち合わせ。胸突き八丁。

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17時。ソーシャルメディアの若きカリスマ・イケダハヤトさんに会う。多摩大4年生の岡君に紹介してもらった。1986年生まれと若いが、24歳の今年すでに「フェウスブック--私たちの生き方とビジネスはこう変わる」という本を講談社から出している。本名は所得倍増計画池田勇人と同じなのでカタカナにしているとのことだった。

会話の途中もパソコンでネットを使って私の話していることの情報をどんどん調べて確認しながら話を進めていく。同世代の仲間や後輩を励ましながら、情報社会の流れを加速していいきたい。そのために、最先端の現場やそこで動いている人に取材をしたり、ブログやフェイスブックで動きを読み、それをソーシャルメディアを用いて流していこうというスタイルだ。

ウェブ時代を生きるために、梅田望夫さんや、佐々木俊尚さんの本を愛読してきたが、イケダハヤト世代の動きも要ウオッチだ。若い人と付き合って教えてもらおう。

この世代はネットで「世界」を相手にしているのだが、ヨコの広がりの中で、自身の成長を図っていこうとしている。この人の本を読んでも、最先端の動きに驚くことが多い。
一方で、「日本」という視点はどうだろうか。私の人物記念館の旅から得た様々の教訓や言葉などにも関心を持ってもらった。このタテの深まりも重要だ。タテとヨコの交点に立って情報社会を探検してもらいたいものだ。

図解思考、個人のソーシャルメディア戦略、団塊世代と若者世代の交流、共有という生き方、コミュニティスクール(私塾)、有料ブログ、、、。

途中、イスタンブールから欧州を回ってきた寺島実郎さんが現れた。たった今帰ってきたところだそうだ。「世界を知る力--日本創生編」の売れ行きも良いとのこと。イケダハヤトさんを紹介する。

共有時代(「フェイスブック」(イケダハヤト著)から)

  • 人との繋がりが豊かなら金銭的コストは抑えられる
  • 共有の輪に入るためには、自らも何らかの価値を提供することが求められる。
  • 自分の持っている有益な知識をブログやツイッターで公開する。
  • 共有する価値がありそうなものをブログで公開し続ける。
  • 少ない読者に深い情報を提供する。
  • 一日一時間をブログを書くために捻出する。

その後、岡君とビールを飲んで雑談。