郷里・中津市の文化総合誌「邪馬台」発刊45周年号

郷里・中津市の文化総合誌「邪馬台」の2001年秋号が届く。この同人誌は発刊45周年を迎えた。季刊で通巻180号だからこの間、一度の休みもなく続いている。今号も176ページあり、評論、詩、漢詩、旅行記、随筆、自分史、研究、短歌、川柳、俳句、創作というジャンルがあるからまさに文化全般にわたっている。リーダーの交代、財政の危機、そして超高齢化などの危機をその都度乗り越えて文化の継承という難事業に挑んでいるのは立派である。中津の出身者は、故郷の息吹を感じるこの雑誌を読むべきだろう。

私はこの同人であり、最近は「人物記念館の旅」を連載している。今号は「高村光太郎」だ。
今回、代表の相良照博さんの「邪馬台相関45周年を迎えて 継続は力なり」の中で、「現在では投稿者が多くて充実してきている。とくに多摩大学教授久恒啓一氏の「人物記念館の旅」は好評で、著作活動は活発で既に百冊の出版を成している。」と紹介していただいた。
また、「編集後記」では、松井義弘さんから「連載では「福澤諭吉の皇室論」」と「人物記念館の旅」「戦後65年・邯鄲の夢」に注目するところがあった。」との評もいただいた。

  • 11月に創立100周年を迎える母校・中津北高での里帰り講演のテーマは、キャリアデザインにしようか。
  • 南太平洋のサモアにJICA(国際協力機構)から廃棄物管理分野のプロジェクトコーディネーターとして派遣されている加納さんから、研修成果を生かしているという報告が届いた。

プロジェクトのアシスタント(秘書)を雇用した際の冒頭のブリーフィング時に図解コミュニケーションを用いて説明をし、非常に短時間でスムーズに理解してもらえた。本人からも「分かりやすくてよかった。ありがとう。」と感謝されたとのことだ。

「プロジェクトが11ヵ国にまたがり内外の関係者が非常に多く複雑であるため、文章での説明が適さないと判断した。」「また私自身の決して流暢とは言えない英語力では、言葉だけで伝えることに自信がなかったため、図解を用いた。」というのが図解を用いた理由であるが、JICAで通年で行っている研修はまさにこの目的のためなので、嬉しい報告だ。サモアでは、「図解コミュニケーションは非常に有効なのではないかと考えております。」とある。

モザンビークの藤島さんからは、プロジェクトの組織を図解による説明資料を作成しているとの報告と、現地での様子がわかる文章が届いている。

  • 今週から秋学期の授業が始まるので、準備。
  • 開高健「夏の闇」を読了。

夏の闇 (新潮文庫)

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