「間違いだらけの世間の就活」

午前中。

  • 就職に関する学内勉強会で、講師は浜田先生。浜田先生のゼミはすでに就職率100%という驚異的な数字をあげている。そのノウハウを聴く会。タイトルは、「間違いだらけの世間の就活」で、「何がやりたい?」「適性?」「業界研究?」「就活マニュアル?」というように常識を否定した話から始まった。


目標の提示、SPI対策。ゼミ合宿での先輩の体験談、自分分析の先輩による添削、履歴書のチェック、ガイダンスとセミナーの日程の手帳への記入、スーツ日、状況ブリーフィング、行動計画の作成と発表、定期的なメール報告、ブログでの称賛、、、。時間軸に沿ってこういうプログラムがゼミに中に組み込まれていて感心した。このプログラムを原案としたプログラムを教員全員で共有することが必要だ。

多摩大キャリアナビ、ハローワークインターネットサービス、ドリームマッチプロジェクト、リクナビダイレクトなども、キャリア支援の早川さんからの活用依頼があった。

教員の6割以上が参加していたし、その後の話し合いとミニ発表もよかった。良い事例を共通のプラットフォームに載せていくことが重要だ。まだまだやるべきことはある。

  • 教授会。私の方からは、「すべての道はキャリア(職業)に通ず」という就職関係の全体戦略の話題を提供しておいた。「全体の構造と部分同士の関係」が、図解コミュニケーションの要諦だが、就職についても同様に、全体の戦略と部分の戦術と個々の戦闘を有機的に組み合わせて成果をあげていきたい。

午後。

  • まず、1年生に対する合同ゼミ説明会。私のゼミは、2年生の佐藤龍君と3先生の大槻優奈君に説明してもらい、私が補足した。前日の学生主宰のゼミ説明会では、女性を中心に10名ほどの来訪者があったというから、今年は女性が増えるかもしれない。


  • 学長室の高野課長の車で話しながら九段へ。

文庫カフェで前で関西からの帰りの寺島さんに遭遇。文庫犬エリゼと一緒だった。学長と文庫でいくつかの案件の打ち合わせ。

  • インターゼミ。学長から30分ほどのミニ講義。

文庫カフェを助けてもらった広島のパン屋・アンデルセン。創業者・高木俊介が1948年に創業、1959年に海外のパン事情視察でデンマーク、デニッシュペストリー、アンデルセン、、、。ダルガス「ユトランドの荒野をバラの花咲く国に」。デンマークはITの国。デンマークラジオはメディアとネットの融合の成功例。明治3年ウラジオ長崎海底テーブルを引いたのはデンマークの会社・大北電信。日本側は初代逓信大臣寺島宗則(松木弘安)。

少し調べてみたが、デンマークとの関係も半端ではない。
アンデルセンデンマークの関わり]※「アンデルセングループのあゆみ」より
1959年9月 創業者高木俊介(当時社長)初の欧米視察、デニッシュペストリーとの劇的な出会い。
1981年4月 デンマーク王国マルグレーテ2世女王陛下並びにヘンリック殿下、広島アンデルセンご来訪。
1984年4月 創業者高木俊介(当時会長)がデンマーク王国よりダンネブローク騎士勲章を拝受。
1986年3月 創業者高木俊介(当時会長)、デンマーク王国より中国地方4県における名誉領事に任命される。
1987年11月 デンマーク王国皇太子フリデリック殿下、広島アンデルセンご来訪。
1992年6月 高木誠一副社長(当時)、デンマーク王国より新名誉領事に任命される。
1995年10月 デンマーク王国ベネディクト王女、青山アンデルセンをご訪問。
2001年5月 高木誠一社長がデンマーク王国よりダンネブローク騎士勲章を拝受。
2006年 デンマークの首都コペンハーゲンに「アンデルセン」1号店オープン予定。

神戸。日本ユニシスのユーザー企業役員セミナー。汎用コンピュータへの疑問。ネットワーク技術革命。小型分散。つながる。「2001年宇宙の旅」。HALとIBM。スティーブ・ジョブスが大衆のものにした。グーグルジャパン社長だった村上憲一郎の話。

過去から蓄積した知識と、現在の日々の体験、そして自分との関わりを組み合わせながら、その都度、知見を深めていく姿勢が寺島実郎の学びの特色だ。