生命とは、自らを壊し、再構築するという自転車操業的なあり方である。それを福岡は「動的平衡」と言う。生きているということは、生命が壊れていく法則(エントロピーの増大)に折り合いをつけるように、ダイナミックに分解と合成を繰り返しながら「動的平衡」を保とうとする営為だ。
- 作者: 福岡伸一
- 出版社/メーカー: 木楽舎
- 発売日: 2009/02/17
- メディア: 単行本
- 購入: 28人 クリック: 282回
- この商品を含むブログ (162件) を見る
最近よく使われるサスティナブル(持続可能性)は、常に動的な状態であるということらしい。組織に当てはめると、組織は常に老化し崩壊が進行していく運命にあるが、それを「動的な状態」に保つためには、常に人を入れ替え新しいプロジェクトを進め持続可能性を高めていかねばならないということになりそうだ。平衡状態を超える速度でエネルギーを加えることが組織の進化なのだろう。
優れた組織は、様々なプロジェクトを進行させ構成員を変えながら全体として拡大・深化していく。動的な平衡以上のダイナミックな進化状態。組織活性化とはこういうことではないだろうかと思う。
この本では毎日の食事によって私たちはそれを分解し体内に取り込み、再構成して生命を保っている。だから食物は非常に大事になる。その観点からどういう食べ物がいいのかを著者はアドバイスしている。いいと聞いているもののよさを理論的に説明してもらった。
- 体にいい食べ物とは必須アミノ酸をバランスよく含んだ食材。その代表が鶏卵。ホールフーズもよい。
- フルコースはできるだけゆっくり時間をかけて食べるのは賢い。ちびちび食べよ。
- 水は身につかない。どんどん水を飲んで循環させよう。
- スローな食べ物をスローに食べる。スローな食べ物とはよく噛まないといけないもの。そば、玄米。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
学内日誌。
- 教員ラウンジのソファで雑談を織り交えながら自然に打ち合わせと意見交換。今泉、杉田、豊田、金の各先生たちとじっくり。オリエンテーション、リレー講座、インターンシップ、、、。豊田先生のアドビコネクトを使った授業の動画放送のデモをみた。期待できそうだ。
- 人事異動に伴って研究室の移動のための引っ越しがたけなわ。腰痛者が出ないかやや心配あり。
- 父兄用の多摩大広報誌「Rapport」の77号が発刊。充実している。学内ニュース、リレー講座の案内、教授陣の書籍紹介、東北「道の駅」大震災研究プロジェクト報告、父母懇談会の報告、地域プロジェクト発表祭、Student Research Conference、多摩人物紀行。