120407

大学には聖ヶ丘と目黒の二つの付属高校高校があり、大学の学部長は入学式や卒業式に招かれる。経営母体の田村学園の本部がある目黒高校は、定員264名のところ入学は382名と少子化の中、好調な経営のようだ。

今日は来賓を代表して祝辞を述べる役目だった。田村校長の後、10分間の挨拶。以下、要旨。

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〇3・11の東日本大震災(M9.0)から1年以上。地震津波原発事故・世界観が一変。死者行方不明2万人

◎1923年(90年前)の関東大震災相模湾)。死者10万人M・7.9:犠牲大。 その後の人生に大きな影響。
 〇83歳の渋沢栄一:日本資本主義の父・500社。「老人は、こういう時にいささかなりとも働いてこそ、、」。 民間組織をつくり救済と復興に全力
 〇45歳の与謝野晶子歌人「乱れ髪」。源氏物語の現代語訳4000枚が消失。十余年われが書きためし草稿の跡あるべきや学院の灰。 60歳で完成!
 〇4歳の堀文子―日本画家・93歳(1918年生)存命中。婆やが総大将で乗り切った。 婆やは1855年の安政地震の経験者! 1854年・東海地震(M8.4)、32時間後南海地震(M8.4)。価値観!堀文子-「あるものは滅びる-この世は無常だ」
〇価値観(人生でもっとも大切にしたもの)が大事。愛、友情、金、出世、社会貢献、、、、。・生い立ち(家族、時代、---影響! ・出会い(先生、友だち、本、、いつ出あうか?・出来事(震災、事件、、、----大震災で消防士

◎志(こころざし)=価値観を土台にら何を人生でなすか?
社会の不条理の解決・職業や仕事・いささかでも貢献。 夢ではない(自分のため)

◎多摩大=現代の志塾(教育理念)経営情報学部= 産業社会の問題解決の最前線に立つ志人材(人物)を育てる

〇なぜ勉強するか?
 少壮老死(佐藤一斎)。若い時に学ばねば大人になってやるべきテーマが決まらない。志を持つため!
〇人生の師を探せ
 凡庸な教師―ただしゃべる。良い教師----説明する。優れた教師-自らやってみせる。偉大な教師-心に灯をつける!=志
〇ぜひ、志を持って未来を担って欲しい!

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渡辺事務長は、私のこのブログの愛読者だったのには驚いた。ありがとうぎざいます!
また、同じく来賓の監事、同窓会の会長たちとも懇談。

式典ではブラスバンドが学園歌「この輝ける日をいつまでも」を演奏。
入学生全員の呼名があった。参列の両親も嬉しいことだろう。
新入生はまだ中学生の面影を残している。名簿を数えたところでは男子240、女子142。
昭和12年(1937年)創立の目黒商業女学校から始まった長い歴史と伝統を感じさせる式典だった。
終了後、桜の咲いた校庭では先生や父母を含めた記念撮影が行われていた。いい風景だった。

帰りには目黒川沿いの桜が満開で人手が多かった。

今週は、オリエンテーション、入学式の後援会、目黒高校入学式など、挨拶の連続だった。