「理解」と「疑問」と「反論」

  • 1年生対象のプレゼミ。今日から3回ほどは私の担当。

 1.自己理解、2.立ち位置と社会人基礎力、3.「志」理解、と組み立てている。
 今回は、人生鳥瞰図の説明、エニアグラムの性格チェック、9つの性格タイプの解説。

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  • 講義「マネジメントデザイン1」は、12回目の授業。

今日のテーマは、朝日「日本とロシア、極東で、互いを生かせ」、日経「自動車産業の空洞化を避けるために」、毎日「小児脳死移植 検証と支援の両立を」、産経「原子力規制委 国益守り抜く人選めざせ」、「多摩大経営情報学部のキーワード」。
前回のアンケートでは、学長の講演録を図解をする中から生じた「疑問」と「反論」を書いてもらった。「考える」ことができてきていると思う。

以下、「疑問」から。

    • 一つの物事を理解してそこにはまだ謎が残っているため疑問に思い、そしてその謎を自分の意見や相手の意見に反論して答えが見つかる。自分はそう解釈しました。
    • 米国はなぜ原子力開発を進めているか?
    • パリにIEAやアラブ世界研究所の人が集積する場所は、「装置」ではなく「施設」ではないか。
    • ドイツは、EU内で原発のエネルギー代替を狙い、電力配送整備や信頼関係の構築を行ったが、離島である日本は同じように行動して、脱原発を出来る見通しがあるのか、疑問に思った。
    • アジアダイナミズムに付き合っていくことが、将来的に重要になってくることが分かった。インドの経済成長がこれから先20年ほど続くのか疑問である。
    • 原発推進の理由として、自国ではなく周囲の世界的構図について触れているが、なぜこのような事故が起きたのに視点が全く違う所なのか。「日米原子力共同体」は、原子力の問題ではなく外交の問題から原発推進を言っていると感じた。目を向けるべき点が疑問。個人を重視しているというより三井物産の立場が残っている気がする。

以下、「反論」から。

    • 危険だからと言ってやめられるような簡単な問題ではないのだと改めて思った
    • 日本再生のキーは「国家主導による技術開発」「武器輸出による外貨獲得」あたりではないかと思っています。
    • チェルノブイリ・福島の二の舞になる危険があるので世界的に原発を廃止して代替エネルギーの開発研究をすべき
    • ドイツには環境を重視したみどりの党がある。ドイツ全体が協力的である。日本には脱原発は無理ですね。
    • 原発を代替できるエネルギーはすぐには見つからないだろう。
    • 米国に肩を貸しすぎだと思う。ドイツのように脱原発の行動を行うべきだと思う。
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  • P出版社の編集者の鈴木さん来訪。鈴木さんは「遅咲き偉人伝」をつくってもらった方だ。歴史ものを得意とする編集者だ。

現在進行中の「キャリアデザイン」関係の書籍の進捗状況の確認。
それが終わってからの次の「歴史」に関する企画のべクトル合わせ。こちらは新しい分野への挑戦なので楽しみだ。

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