16時20分から、九段サテライトでインターゼミ(社会工学研究会)。
研究計画発表会。以下、各グループの発表タイトルと学長コメント。
- 震災班「『道の駅』台湾導入戦略プロジェクト」。
まず、「道の駅の理解と方向感がどうか。漠然としている。デファクト化をしようとすれば特許、技術、知的所有権などが浮上。言葉の登録。訴訟。法体系。権利関係を考えねばならない。もう一度よく見極めよ。その上でどうするか。日本は新幹線の売り込みの時に苦労している。日本総研、多摩大総研のプロジェクトも。「道の駅」はブーム化。踏み固める時だ。「道の駅」とは何か、震災で何が進化したか。
- 多摩学班「浦賀」
多摩は多摩川流域と相模川流域の間に挟まれた地域。浦賀のある三浦半島には北条水軍の拠点があった。それを家康は徳川水軍のベースにした。しだいに物流の拠点になっていった。ご朱印船貿易。鎖国へ。地元の浦賀史研究グループ。地元の湘南信用金庫がこの地域に関心。江戸時代の浦賀調べると意外に外国との交易が多かったことがわかる。グローカリティ。
照準を絞る。集中。尖閣。馬英九総統が専門。領土問題のいろはである「国際海洋法」を調べこれをベースに。基礎知識をじっくりと。北方領土は、歴史的経緯を調べる。
- ディズニー班「海外各地のディズニーランドと各国の文化との関係」
香港ディズニーに照準。美しい虚構をつくりあげた企業の怪しさと見事さ。緊張関係。実世界との遊離。病理としてのディズニー。絵空ごと。現実が正しい。
- エネルギー環境班「地域エネルギーを生かしたエネルギー自立化モデルの可能性」。デンマーク。内と外。国内のモデル。
「いつまでも自分の頭と心に残る研究を」との学長の総括。
終了後、学長から別件の協力依頼。発表会の感想も。
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3年間の蓄積の上に立って研究計画は広がり、浮き上がり、そして野心的になり過ぎている感がある。学長の指摘は、「絞り込め」「重心を低く」「足元を固めよ」ということだった。教員グループもこの点を踏まえて伴走せねばならない。
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終了後、18時過ぎからU出版社の編集者、菊永さんと会合。電子書籍のプロジェクトを開始する。
また絶版の拙著を若い人向けに編集し電子化する案も浮上。また韓国・台湾とのつながりがあり、韓国での私の著書の電子化と販売も話し合った。
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