「人生鳥瞰図」

  • 愛犬の具合いが悪く、朝一番で医者へ。
  • 昼食時に、P出版社の編集者に「人生戦略」をテーマとした本の修正原稿を渡す。後2回校正ができるそうだ。「前書き」が残っているので明日の朝書こう。

以下、追加原稿の一部。
 人生全体を鳥の目で眺めてみた「人生鳥瞰図」の提案をしたいと思います。
 人生をめぐる様々な要因は、それぞれ個別に独立しているのではなく、相互に密接に関係しています。そういった人生の全体像はどのようにして見ることができるでしょうか。
 ここでは、やはり図解という考え方を用いるのがよいと思います。人生という全体はどのような構造を持っているのか、それぞれの部分同士はどのような関係で成り立っているのか、ある部分が変化すると他の部分はどのような影響を受けるのか、、、。こういったことを図で表せないか。
 この問いに答えようとしたのが、人生全体のダイナミズムを丸ごと上空を飛ぶ鳥の眼でとらえた人生鳥瞰図です。

 この人生鳥瞰図は、大きく3つのパートから成り立っています。
価値観、仕事(職業)、そしてライフデザインです。
自らの価値観を探り、構築し、それを土台に人生のテーマを発掘し、それを職業や仕事という形で立ち向かっていく。仕事に就いたら、ライフデザイン全体の中で最重要な位置を占める「キャリアデザイン」を意識していきます。キャリアとは何でしょうか。仕事の歴史である仕事歴を中心に、学習の歴史である学習歴、そして経験の歴史である経験歴を重ね合わせた総体と考えています。もちろん、キャリアの外側には家庭や趣味や友人などが取り巻いてライフを構成しているのです。

まず、最初は、人生のテーマ発掘という大問題に立ち向かおうとするときに、その根底に横たわるのはその人の価値観です。価値観というと難しく考えてしまいますが、何を大事にして生きていこうとしているか、という問いかけに対する答えのことです。
 毎日の生活や人生の重大局面で選択を迫られたときに、指針や拠り所になるものといってもよいでしょう。
自分にとってもっとも大切にしたいものは何ですか、という問いに真正面から答える努力をしてみましょう。
普段は自分の心の奥底に眠っていてなかなか表には出てはこないのですが、私たちはこの価値観に沿って様々な選択や、危機に対処しています。

 私はこの価値観は、三つの要素によって形づくられると考えています。
まずは、「生い立ち」です。家族、家庭環境、地域環境、経済事情、時代背景など、幼年期の過ごし方は、私たちの価値観の形成の土台になるでしょう。
 兄弟姉妹の人数やその相互関係、親の職業、父母の関係、自宅を訪ねてくる父の友人や関係者たちの考え方、近隣の地域住民との関係は友好的であったかそうではなかったか、家庭の経済的事情はいかなる程度だったか、そして幼年期の時代はどのようなものであったか、、、、こういうことは後になってみると、自分の価値観の形成に大きな影響があったと感じるでしょう。
 次に、「出会い」です。人生行路には、人、本、言葉など、さまざまな出会いがあります。先生、友人、恋人、衝撃を受けた本、迷った時に救ってくれた偉人の言葉など、そういう偶然の出会いに私たちに大きな影響を受けます。 
 そして「出来事」をあげたいと思います。自分が影響を受けた出来事、事件などを思いだしてみましょう。阪神大震災東日本大震災で被災した人は、その後に大切にしたいことは変化する可能性があります。また、学校内で起こった小さな事件も価値観に影響を与えるのではないでしょうか。

 価値観が確認できたら、どのような職業や仕事に取り組むかが問題になります。性格にあった仕事、関心のある分野、そして自分の能力を生かせる仕事、この3つのポイントから仕事選びに挑戦しましょう。性格分析の手法は後で示しますし、関心や能力については自分でじっくりと分析してみましょう。

そして社会に出て働き時始めると、もっとも重要な考え方は、どのようにライフデザインをするかということです。その中核は、やはりキャリアデザインです。キャリアとは、仕事歴を中心とした学習歴と経験歴の総体と考えてみたいと思います。私たちは24時間、一生かけてキャリアを磨いているのです。そしてその外側には、家族、友人、」趣味等多彩な世界が広がっています。この人生全体をどのようにデザインしていくか。これがライフデザインです。

こういった人生鳥瞰図を描いて、自分自身を深く理解することは、人生戦略を考える基礎条件になるでしょう。

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  • カードブックの表紙見本が届く。

  • 午後、JR東日本で講義。今日はモノクロで写真撮影してみた。

次回から白板ではなくOHCを使う。今回やってみた全体発表は好評。同じ支社同士でやってみることもいい。講義の時間を増やす要望もあるがこれは検討課題。

「実行計画を一度バラバラにして、その中で関係性を見出しながら考えて図でまとめていく作業」「「文章=内容X表現、は納得」「格言は心に響いた」「経営方針が頭に残るようになった」「講義の時間を増やして」「自分のための経営計画ができた」「図解文章法をもっとやりたい」「グループ討議は他支社の仕事を知るチャンスなので続けて」「スラスラ文章が書けて感動」「支社を代表しての発表が良かった」「講義にもう少し時間をかけて」「接続を用いて図に肉付けする手法をもっと詳しく知りたい」「格言は座右の銘にさせていただきます」「箇条書きに注意するようになってから物事をより深く考えれるようになりました」「同じ支社同士で交流したい」「教材の中身にも触れて欲しい」「マイプロジェクトで使う」「幸福論は共感できた」「暗記する必要がなくなった」「スラスラ文章がかけて驚いた」、、、。

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