130402

  • 2年生と3年生を対象としたオリエンテーション。午前と午後。私の役目は、総合成績優秀者と科目成績優秀者に対する賞状と副賞(図書券)の授与である。それぞれMOSYとMOSCという名前の賞だ。Most outstanding of the yearとMost outstanding of the classの略。成績がいいということでよく名前を見かける学生達だ。この独特の表彰制度も見直しが必要かもしれない。英語の略なので学内でも混乱があること、新しい教員たちに趣旨が徹底されていないので偏っていること、就職に際して成績優秀をアピールする時に説明が改めて必要であること。こういう点を改善するために、懲戒制度と同様に、表彰制度の見直しも必要だと感じた。
  • この春休みに大学始まって以来の教室の大改修とラーニングコモンズ(新アゴラ)をつくり教育環境が大幅によくなった。この重要なポイントを誰も説明していないのではないか。
  • ICT関係の人材像と教育プログラムの整備を進めてきた。昨年、学部段階の目指す人材像は「顧客視点とマーケティング感覚を身に着けた、技術に強いICT人材」ということになった。学部直結の大学院「ビジネスICTコース」はどうか。3月26日の日経新聞で見かけた「データサイエンティスト」ではないのか。ビッグデータを活用しマーケッティングなどに生かすために分析を行う人材。ITスキル、統計学マーケティング理論、心理学などが必要。必要な能力としてビジネススキル(プロジェクト管理、課題発見、コミュニケーション、マーケッテイング知識)、ITスキル(各種ソフトの操作技、大量データの収集ノウハウ)、分析スキル(統計解析、大量データの「モデル化」ノウハウ)が挙げられている。多摩大のICT関係の教員がもっとも得意とする分野だ。それらを凝縮した「データサイエンティスト」という人材像でいいのではないか。