韓国史。官兵衛の恥部。意識はネットワークにあり。

韓国歴史教科書の古代・中世・近代の日本との関係した部分を読みながら、自分なりの整理をしている。

三国時代百済から日本への文化輸出。高麗・元の連合軍による元寇。海岸部から内陸部にまで及んだ和寇の惨禍。秀吉の朝鮮出兵による国土荒廃。徳川時代朝鮮通信使による先進文化伝達。日本による開国強要と開化政策。日本排斥運動。抗日義兵戦争。日本による韓国の保護化。抗日運動の激化と伊藤博文暗殺。日韓併合による強権支配・民族抹殺統治。3・1運動など極一致の独立運動大韓民国臨時政府樹立(上海)。韓国光復軍の第二次大戦参戦。満州沿海州・日本・アメリカ移住。日本敗戦と国土分断の悲劇。南韓大韓民国北韓北朝鮮民主主義人民共和国の樹立。朝鮮戦争

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NHKの大河ドラマ黒田官兵衛」。
いよいよ中津。
黒田が宇都宮を殺害するという暗部をどのように表現するかに関心があった。

本領安堵の約束を秀吉の命で破り四国への国替えを命ずる。400年間の領地を手放すことはできないと宇都宮は反旗を翻す。はやった長政の敗戦をみて和議を結び、宇都宮鎮房を黒田の家老にする。長政が鎮房を招いて家来ともども暗殺する。

NHKは以上の筋書きだったが、和議以降の描き方は、実際とは違う。

秀吉の九州征伐に官兵衛は軍艦として参戦し平定する。秀吉は官兵衛に豊前国を賜った。
この豊前には鎌倉時代から400年にわたりこの地を治めてきた宇都宮一族がおり、その代表が宇都宮鎮房であった。宇都宮は四国今治に12万国賜ったが、最終的に秀吉の命に従わず、一揆を起こす。
官兵衛の子の黒田長政は官兵衛不在のまま、この一揆と戦うが手痛い敗戦をする。
官兵衛は秀吉により「奸計をもって謀を考えよ」との下知を受ける。宇都宮との講和をはかり長政と鶴姫との縁組を企画した。祝宴のため、宇都宮一行は一部を合元寺に残し、中津城内に15人程が入った。
その酒宴中に黒田方の野村太郎兵衛が宇都宮鎮房に斬りかかった。長政は刀を抜き切りつけた。
場内は乱戦となった。合元寺まで逃れた侍たちは、黒田方に切り殺された。この血はこの寺の壁に飛び散り、何度塗り替えても血がにじみ出てくる。そこで赤く塗られた。この合元寺は赤壁寺の別名がある。豊前地方誌によると、合計20名が死んでいる。子の朝房も肥後で殺害されている。

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NHK「臨死体験 立花隆 思索ドキュメント 死ぬとき心はどうなるのか」

  • 心を構成する「意識」は、膨大で複雑な脳細胞のつながり(ネットワーク)の中にある。意識は脳内の様々の要素を統合する機能だ。死ねばつながりがなくなるから意識は消える。複雑なネットワークでは意識が立ちあがってくる可能性があるから、機械にも意識があらわれる可能性がある。つながりが複雑なほど意識の量多くなる。
  • 心拍が停止した後も、短い時間だがわずかな量だが脳波は動いている。このときにみる夢が臨死体験である。偉大なものから包まれて幸福感に満ちている状態。脳の辺縁系は人を幸福感で満たすことができる。
  • 様々な感覚を統合する辺縁系という脳の部分が最後に壊れるとき、体と意識の分離の感覚が起こることがある。意識が体から抜け出して空中浮遊する。それが体外離脱現象である。救急医療が増えてきて対外離脱体験者が増えてきている。