「石川文洋写真展--ベトナム戦争と沖縄の基地」展

横浜の(株)ファンケル本社を訪ねた折に、近くの日本新聞博物館で開催中の「石川文洋写真展--ベトナム戦争と沖縄の基地」展(沖縄タイムス・日本新聞博物館主催)を観て来た。

石川文洋は1938年沖縄生まれのフォトジャーナリスト。
ベトナム戦争での惨劇、ベトナム戦争に深くかかわった沖縄米軍基地での訓練や基地撤去運動などを追った作品をみた。
特にベトナムに関しては、取材を始めてから50年も追いつづけている。

  • 米軍の12.6%が黒人だが、戦死者は21.4%であり、黒人は前線に送られたことがわかる。
  • 韓国はアメリカとの集団的自衛権の行使で、1965年から1973年の間に、31万2848人を派遣し、50899人が戦死。
  • 南ベトナムは1957年から徴兵制は敷かれたが、1968年には国家総動員法が成立し、対象は17歳から43歳に拡大し、兵役は実に15年間となった。

帰りに石川氏の著書を購入。

この人の「日本縦断 徒歩の旅−−65歳の挑戦」(岩波新書)を読んだことを想いだした。
2003年に北海道から沖縄までの徒歩の旅をつづった作品で、感銘を受けた。

常設展では「新聞人」の掲示があり興味深くみた。
笠信太郎(1900-1967)。正力松太郎(1885−1968)。緒方竹虎(1888−1956)。桐生悠々(1873−1941)、長谷川如是閑(1875−1965)。池辺三山(1864−1912)。成島柳北(1837−1884)。黒岩涙香(1862−1920)。徳富蘇峰(1863−1957)。陸羯南(1858−1907)、、。