インターゼミ最終発表会

インターゼミ最終発表会。16時20分から18時20分。
学長が急きょ欠席になったのでいつもと違うパターンで開始。

  • まず、今月に駅貼りにする教授陣の写真の入った「ゼミ力の多摩大として、、」を見せながら、「ゼミ力」について先生たちの意見を聞いた。それぞれの考えは全体的にみると広く深い含蓄がある。この「ゼミ力」を深めていきたい。
  • 次に、先生たちに学長のコメント力の豊かさについて、どういうところが素晴らしいかを聞いた。「先を読む」「根拠あり「ゴールあり」「過去」「今」「わかりやすい」「別の視点」「気づき」「オリジナル」「現場」「肯定から入り付加価値をつける」、、。「今日は学長になったつもりでコメントをやってみましょう」ということにして始めてみた。

順番は下記。
サービス・エンターテイメント班

多摩学班

アジア・ユーラシアダイナミズム班

地域(震災・環境・エネルギー班)

終了後、全員にアンケートを書いてもらった。

教授陣の感想アンケートから。

  • 学生と院生と教員がうまくなじんでおり、そのシナジーが論論に反映されるようになった。アジア班と多摩学班合同の日光フィールドワークを行うなど、共通の問題意識も。インターゼミ全体の一体感が、創造力や意欲をかきたてる。
  • インターゼミの教育活動が「実際」にもとづいた、地にしっかり足をつけたものになっていることが伝わってきたことは大きな成果だと感じる。学生たちと伴走しながら共に考え続ける場を共有していることの大切さをまたあらためて深くした。
  • それぞれび研究がインターゼミ参加者の総和による成果物であるとの印象を強めている。一体感がさらに強まっている。学生が指示待ちにならず、自ら提案し疑問点を解決しあるいは回答を得るプロセスがそのまま論文になっていくという一年間に及ぶ体験は得難いもんいなっていくと考える。
  • 学長の不在もあり教員から活発な意見が出されて大変良かった。例年プレゼンから論文化までのプロセスに苦労する。事実や感想の羅列に論理を与えることが重要だと考えているが、この点について今年のプレゼンはグループごとにバラツキがあったように思う。
  • 今までの積み重ねという意味ではアジア班の発表が際立っていた。多摩学班もそれに次いで厚みを感じる。サービス班はあらたな方向を目指すものでさらに期待したい。地域班はようやく方向が定まったので論文に突き進むことができるのではないか。
  • 多くの班がフィールドワークを土台とした、リアリティのある研究を実施しているのが、多摩大インターゼミらしいし、研究手法としても大変評価できる。まだ多くの課題があるが、学部学生主体であることを考えると非常に優秀である。大学院生が手本となり、学部生によい影響を与えており、インターゼミの教育的効果の高さがうかがえる。まだストーリーが描き切れていない班が見受けられた。物事を深いところまで考えていく習慣が身につけば社会人力として活かすことができる。
  • プレゼンは年年進化しうまくなっているがまだ不十分だ。ここはものごと相互の関連性を広くとらえる練習が必要だ。
  • 今年度は過去最高水準の論文が完成するのではないか。発表と質疑応答をみると、慣れた感じで質問に答えたり、先生達も学生たちと同じ気持ちになってコメントをしているなど「ゼミ力の多摩大」の良さが発揮されている。各班とも文献調査に加えてフィールドワークも精力的に実施しておりそこに多摩大ならではのオリジナリティがあらわれている。今後は代表発表ではなく全員発表にすべき。コメントは多くの学生にさんかしてもらいたい。
  • 発表時間を守る。
  • 文献資料のサジェッションやアドバイスがもう少し必要であること、着地点をある程度決めて指導していくべきだったと反省。次年度からは基礎資料や指導の方向性をあらかじめ指導教員の間で決めてみたい。指針は早い段階で与えるべきだった。フィールドワークのあり方については他の班から学びました。
  • 他の班について必ず一つづつ質問した。どの班も大変良くまとめていて重箱の隅をつつくような質問になったかもしれない。統計的なデータや解析の結果に裏付けられた科学的根拠に基づく提案が不十分に感じた。一方で文献調査やフィールドワークの実地調査は非常に多くなされていた。フィールドワークで録音しそれを文字に起こすというアイデアは大変いい。
  • 基礎部分がしっかりとできあがっている。スジを通した結論までの構想力、文章力が問われるが期待できる。毎年進歩がみえるが今年は各班とも特にできがいい。
  • のびのびとした先生たちのコメントはよかった。フィールドワークが活発なのが今年の特徴。ゼミ力の多摩大に向けてコメント力の向上があり好発進。
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終了後、金先生、奥山先生、中沢先生と蕎麦屋で総括。