本日の授業:学部は「村山談話」、大学院は「沖縄」

夜:品川キャンパスで大学院授業。本日も18名と受講者は多い。

  • 小説。民事訴訟。考える。フレームワークエニアグラム。大胆に細心に。、、、、、、
  • 本日のテーマは「沖縄」。ここ数か月の私が読み、ブログで紹介した「沖縄」に関する7冊の書物の資料を材料に図解するという趣向。その後、全員で発表し理解を深めていく。とても面白い、ライブ感のある授業となった。

以下、受講生の感想から。

  • 沖縄は当たり前に日本としか思っていませんでした。日本、沖縄、アメリカというトライアングルのなかで議論を深めていかないと、日本と沖縄の未来が解かれていかないと言うことにこの授業を通して知り得た。そして基地の問題が過去の事でなく現在進行形で大きなウエイトを占めており、琉球処分沖縄戦もいまある基地の存在と結び付いている事実に驚きは隠せない。そしてその基地が大きくなる事への不安は当たり前ながら大きくなるはずだが日本人何れくらいが理解しているのか?そこにも不安を感じる。いつか新しい展開ののち過去がポジティブにとらえられる時が来ることを願いたいと思いました。
  • 沖縄問題の根は深いようで、実は支配層の私欲が大きく絡んでいる気がしてなりません。人間の行動は全てその心に由来します。辺野古移設は反対で普天間は放置なのか?どちらの方が危険度が高いのか?そもそも、日本に国軍が存在しない事の方が問題ではないのか?声高に非現実的な事を叫び、選挙民を煽り次の利権へ繋げていく。そんな風に見えてしまうのは、私だけではないと思います。エキセントリックに叫ぶ前に他にやる事は無いのでしょうか?人の日々の営みは「超現実」です。ご飯を食べなければ、待っているのは「死」です。地方行政のトップは「超リアリスト」であるべきではないかと思います。その「超リアリスト」が「志」を持った時に真の指導者としての「器」が完成するのではないでしょうか。
  • 本日もありがとうございました!私は【琉球独立論〜琉球民族マニフェスト】の図解に挑戦しました。沖縄の独立論(琉球グローバリズム)に目を向けながらも、チョット違うこと(今後はその地域が一番活性化するコミュニティーの大きさへと最適化が起こるのかな)なんてことを感じていました。対立構造から共生への構造変化が起こるとき、沖縄はいい役割を果たしてくれるのかななんて感じています。それにしても沖縄のことを知らなさすぎでした(恥)
  • まだまだ、図解にするときに時系列や文章の羅列になってしまうので関係性をしっかりつかんで図解にしたいと思います。さて沖縄ノートについてインサイト。1970年から大江健三郎氏が訴えていること、それは45年経っても同じことが訴えられ今もなお沖縄県の人々に対して警鐘を鳴らしていました。寺島学長は翁長氏との対談でもなぜ独立しなかったかと問われていますね。脳力のレッスンでは大江健三郎沖縄ノートのことが書かれています。本来どうあるべきか、もう少し文章を読んで考えてみます!
  • 今回のテーマは沖縄であり、私が受け取ったのは沖縄の歴史とハワイ移民についての資料であった。沖縄の歴史とといえば、琉球王国のことと、第2次大戦と米軍占領そして独立が定番である。だが今回は、琉球王国とハワイへの移民であり後者がメインである。ハワイへの移民は、琉球王国の滅亡と明治の自由民権運動によって大量に行われることになったもので、移民一世の大変な苦労と、その後の第二次大戦時の勇猛な働きによる市民権の獲得、そして近年のイゲ氏の州知事就任といったエピソードがある。ハワイへの移民は日本の各地から多くの人が旅立っているであろうが、沖縄では10人に一人の割合だとは凄まじい量である。これが国が滅びるということかと、改めて思い知った。そして、その人々の並々ならぬ努力の結果勝ち取った市民権と、大戦当時の強制収容についての公の謝罪と、州知事への就任といった信頼の獲得はあっぱれという ほかない。今回も図解によって内容が整理でき、論旨が明確になったことは言うまでもない。
  • 本日はタイムリーな時事問題の図解作業、大変参考になりました。帰りの電車内で翁長知事と寺島学長の対談記事を拝見し、沖縄について知らないことが多すぎるのにショックを受けました。江戸時代には日中の属国琉球王国として独立し活発に貿易で経済を立てていたこと、ペリーが浦賀に来る前に沖縄に85日も滞在し沖縄本島の地理をつぶさに検量しており、それが太平洋戦争時、米軍の沖縄上陸作戦に生かされたことなどなど。沖縄の歴史を知ると今の辺野古移設問題は沖縄県民にとってはこのこと自体より米軍基地の存在自体に異論を唱えていることが理解できた。物事は本質を知ろうとする姿勢が大切だと気付かされます。
  • 根深い沖縄問題。歴史的背景、現在の米軍基地問題、これらから逃れるためだけの議論が繰り広げられているように感じます。独立論にしたって、独立した後の沖縄のがまったく想像できない。しっかりと現実と向き合って未来像(ビジョン)を明確にするべきではないでしょうか。
  • 恥ずかしながら沖縄について知らないことばかり。難しい。大学院を修了したらやりたいことリストに「沖縄を知る」をいれてみます。同じ文章を読んでも書く図はみなそれぞれですね。図を通り越えて絵になっている方もいて。それぞれわかりやすい!です。人事考課フィードバックを図解された、という事例シェアしてくださった方、スケッチブックに書くことで雑談的会話からもアクションが生まれるとお話しくださった方。みなさんの事例、そのまま取り入れさせてもらいます!
  • 沖縄の問題を著者の言うとおりに図解にしてみた。一部の方達に良いことは、そうでない方達にはあまり良くないことのようだ。右があれば左があるように全ては二面性がある。安易にものは言えない。それぞれの意見が理解できる根拠となる知識は持ち合わせたいものだ。それにしても沖縄の気候、自然、人はいい。
  • 琉球独立論』を図解するに当たり最初に思ったことは、私はあまりにも沖縄について無知識だということでした。そこで、図解の最初を、沖縄の地図を書くことから始め、どこの島までが琉球かもわかっていない自分に改めて気づかされました。それはイコール、つまりは『他人事(たにんごと)』としてしか思っていない恥ずべき自分の姿でした。図解を通して、沖縄のこともさることながら、?『自分は何も知らないのだ』という謙虚な心持ちから、仕事も学びも行うことの大切さ?他人事として考えていては何物も始まらない、自分事として本質を見ることの大切さの2点を特に感じ入りました。ありがとうございました。
  • 沖縄について何も知らなかったことに気付かされたと同時に、皆さんのプレゼンと先生のコメントを通じて、歴史的考察の重要性を実感できました。海洋民族はそもそも移民に抵抗感がない。今年1月にはハワイ州知事に沖縄3世が就任していた。目からウロコでした。寺島学長と翁長知事の対談では、『沖縄が日本に甘えているのか、それとも日本が沖縄に甘えているのか』という翁長知事の言葉が印象的でした。戦後70年だからこそ、歴史を振り返ることを意識していきたいですね。

以下、中国からの留学生の感想。

  • 日本旅行地の中で一番好きなのは沖縄です。去年一回行きましたが、今年の8月にまた遊びに行くつもりです。首里城へ行ったとき、建物でも、文字でも、何か中国の雰囲気が出てきました。「琉球」は中国が名付けたと昔から知っていることです。もっと親しい感じです。昔の琉球国は中国と深く関係があります。だから、日本のほかの県より、沖縄を一番気になっています。今日本の一つ県にとして、政府はちゃんと沖縄人も幸せになるべきだと思います。政治と関係なく、自分の思いだけです。
  • 今日の授業で沖縄の未来という文章を図解しましたが、なかなか難しいと思います。沖縄の歴史に関することがまだ上手く理解できないけど、これからもっと頑張りますので、宜しくお願いします♪
  • 今日の授業で、沖縄の歴史をちょっと了解しました。勉強になりました。中国の歴史授業で、沖縄島と関する内容もちょっとだけあります。昔から沖縄島は複雑な存在かなと感じてます。
  • 沖縄の歴史について非常に勉強になりました。まだ沖縄についての理解が浅いですが。県民が苦しんでいることに強く感じております。他人事ではなく、最適な解決方法を見つけるように、私も力になりたいです!念頭に置きながら行動したいと思います。
  • 歴史と政治にあんまり興味が持ってないので、沖縄についてそういう議論があるのは授業を受ける前に全く知りませんでした。大変勉強になりました。今後もいろいろな分野の文章を読みたいと思います。同じの文章を読んでも考え方によって、書いた図も違って、面白い体験でした。今度の授業を楽しみしています〜
                                • -

名言の暦 6月19日

命日

  • ジェームス・バリ1937:幸福の秘訣は、自分がやりたいことをするのではなく、自分がやるべきことを好きになることだ。
  • 稲峰一郎1989
  • 竹下登2000

誕生

  • 青木昆陽1698:金銀、平日は至宝なれども、饑寒(きかん)(飢饉や酷寒)の用をなさざれば、金銀を集むるは何の為にや
  • エルバート・ハバード1859
    • 人生における最大の失敗は、失敗を恐れ続けることである。
    • 報酬以上の仕事をしない者は仕事なみの報酬しか得られない。
  • 太宰治1909:私はなんにも知りません。しかし、伸びて行く方向に陽が当たるようです。
  • 松本清張1909:作家になるには、24時間、机の前に座っていられる性格であればいい。