「情報の『鳥瞰図絵師になれ』」

公益財団法人自動車技術会関東支部発行の「高翔」7月号が届いた。
特集の「みる」というテーマに私は「情報の『鳥瞰図絵師になれ』というタイトルの文章を寄稿している。

この特集の全体像は以下の通り。なかなかの好企画だ。先号のテーマは「きく」であり、統一テーマで編集している。JAL時代に広報を担当したとき、同じように「美・感・遊・創、、」などの一文字で毎号の編集を企画・実行したことがある。その発想と同じである。

  • 夏の星空をみる:縣秀彦(国立天文台天文情報センター)
  • 新幹線の設備を診る:伊藤祥展・杉本純至(東日本旅客鉄道
  • 「お月見」文化の奥深さ:三浦康子(和文化研究家)
  • 道路標識・表示の視認性について:本多茂(全国道路標識・標示業協会)
  • スポーツの動きをみる:和田匡史(国士舘大学
  • 自動車ミラーが写す過去と未来:足立隆(市光工業株式会社)
  • 情報の「鳥瞰図絵師」になれ----見晴らし台に立つ:久恒啓一多摩大学
  • 内視鏡で体内の世界を見る:笹川克義(オリンパス株式会社)
  • 座談会「デジタル一眼レフカメラに挑戦

情報の「鳥瞰図絵師」になれ

  • はじめに:「日本航空に勤務していた30代の頃、オーストラリアへの新しい路線開拓のため、当時広報部員だった私は、雑誌の編集者、ライター、カメラマン総勢20人ほどで2週間のプレスツアーを企画したことがあります。、、、
  • 視点は適度な高さに保つ:「私たちが風景を見る時は、山の3合目より5合目の方が風景の持つ意味がよく理解できます。、、、
  • 情報視力を高める:「昔の人は目に見える現実世界を想像力を駆使して描いていたのですが、私たちは現実世界だけでなく、目に見えない情報という世界に関しても鳥瞰図絵師として描いていく必要があります。、、、
  • 鳥の視点で見渡そう::「当然のことですが、高いところに登って目線の位置を高めれば、物事の見晴らしは格段に良くなります。、、、
  • 多摩学の発見---多摩大鳥瞰図絵の試み:「鳥瞰図絵師は、風景をまるで鳥になって上空から見下ろすように描くことのできる絵描きです。私の現在の職場で「多摩」の鳥瞰図絵をつくることになりまhした。、、、
  • -

以下、自動車技術会の紹介。トヨタ・日産・本田・日野・いすゞなどの自動車メーカー、工学系の大学などが名前を連ねている。
「動車技術会は、自動車に係わる研究者、技術者および学生などの多彩な会員層から構成されています。個人会員約40,000名、賛助会員(法人)は、500社以上にのぼっております。本会では、これらの会員に情報交換、研究発表、内外技術者との交流の場を提供するため、講習会、シンポジウム、国際会議、展示会、見学会の開催、各種出版物の発行、自動車規格の制定、研究業績の表彰等を行い、技術者・研究者の育成に努力しております。」

                                      • -

高齢社会。

  • 那須からの帰りに、39.3度という全国一の暑さを記録した群馬県館林の91歳の義母のお見舞い。
  • 88歳の母から電話で、妹の義母が96歳で他界したとの連絡。
                            • -

名言の暦 7月14日

命日

  • 野村胡堂1963:さわらぬ神にたたりなしといふ心持、不正や悪をとがめることの出来ないヒキョウさは、どんなに我々の心を堕落させることだろう。
  • ボーボワール1986:人は女に生まれない。女になるのだ。
  • 三波春夫2001:お客様に自分が引き出され舞台に生かされる。お客様の力に自然に神の姿を見るのです。お客様は神様のつもりでやらなければ芸ではない
  • 上坂冬子2009:職場での仕事なんて、はっきり言ってつまらないものが多い。そのつまらない仕事をどうやりこなすか、そのつまらない仕事を通じて自分をどう鍛えてゆくか、自分なりに考え、自分なりの手作りの生きがいを持つことが大事だと思う。

生誕

  • 里見頓1888:
  • 根岸英一1935:底上げよりもトップクラスを引き上げる、出るくいを伸ばしていく方が全体を引っ張る力になる。