産経新聞の太田会長と食事会

午後;荻窪の日本の地域社会研究所を訪問。
地域・都市総合シンクタンク出版社と銘打っていて、昨日の日経新聞では、「ニッポンのお、み、や、げ」「コミュニティ学のススメ」「隠居文化と戦え」の3冊が載っていた。
落合社長と出版企画の相談。個人、知研、大学。
個人では、大型の企画を実現したい。

この出版社で日航時代の先輩に会った。客乗で一緒だった中村博兆さん。
福岡、ミラノ、山形などで勤務した方。
研修・講演を行う企業の社長さんになっている。

「名言との対話」3月29日。川又克二。

  • 「相手が信頼するに足れば、自らも信頼に値するものにならねばならぬとする努力。これが相互信頼の真髄である。」
    • 日産自動車中興の祖と呼ばれた社長、会長。
    • プリンス自動車との合併を経て、日産自動車を日本第二の自動車メーカーへと成長させた功績を残す。社内の厳しい労働運動に対処するために自動車総連会長の塩路一郎との間で癒着とも称される密接な関係を形成する等の禍根を残したとの批判もある。中興の祖か、破綻の元凶か、評価は分かれる。
    • 川又と塩路をモデルとした小説、高杉良労働貴族』(新版徳間文庫)やデイヴィッド・ハルバースタム『覇者の驕り 自動車・男たちの産業史』上・下(新潮文庫)に登場する。
    • 川又は「セドリック」「フェアレディ」「ブルーバード」「ブルーバードU」「バイオレット」の名付け親でもあった。
    • 労組は経営の鏡である。労働争議が起こるのは経営が堕落した時だ。しかし、川又克二の言う「相互信頼」は諸刃の刃でもある。ゴーン改革が10年続いた日産自動車の歴史の中で、川又の時代はどのように総括されるのだろうか。
    • 労組が弱くなると経営は危ない判断をする。メディアがいい仕事をしないと権力は堕落する。野党が分裂していると与党は奢る。どのような場合でも「天敵」は必要だ。