ディケンズ−−「習慣」「重荷」「笑いと上機嫌」「家族愛」

今日のオーディブル
永六輔「富山から日本を見ると」。

「名言との対話」6月9日。ディケンズ

  • 「私は、時間厳守、整理整頓、勤勉の習慣なくして、また、一時に一つの事に専念するという決意なくしては、私のしてきたことを決して成し遂げられなかった。」
    • [1812〜1870]英国の小説家。ユーモアとペーソスのある文体で下層市民の哀歓を描き、ビクトリア朝時代を代表する作家として名声を得た。英国の国民作家。作「オリバー=ツイスト」「クリスマス‐キャロル」「二都物語」など。6月9日死去。
    • 「この世に生きる価値のない人などいない。人は誰でも、誰かの重荷を、軽くしてあげることができるのだから。」
    • 「病気や悲しみも人にうつるが、笑いと上機嫌ほど、うつりやすいものもこの世にない。」
    • 「家族の愛こそが、人生最大の安らぎである。」
    • 病弱、貧窮、学校に行くことがかなわなかった少年時代。新聞記者から作家になり、人気小説を書き、国民作家となっていったチャールズ・ディケンズ。この苦労人は、人生の真実を見つめる言葉を多く書いている。それが人気の秘密だろう。その言葉の中から冒頭の「習慣」に関わる言葉を選んでみた。一つひとつ仕事を集中して片付けで、また次の仕事に移っていく。その繰り返しは整理整頓された環境、時間を支配しようとする意志、そして勤勉の習慣で支える日々で成り立っている。ディケンズは強い意志の人だったと思う。