トマス・ジェファーソン

「名言との対話」7月4日。トマス・ジェファーソン

  • 「ついに起こらなかった害悪のために、われわれはどれほど多くの苦しみを味わされたことか!」
    • アメリカ合衆国第3代大統領。[1743〜1826]米国の政治家。ワシントンのもとで初代国務長官に就任。第3代大統領。在任1801〜1809。独立運動に参加して、「独立宣言」を起草。国務長官・副大統領を経て、大統領となった。貿易の改善、ルイジアナ州の購入などの功績を残す。退任後には、バージニア大学を創立。7月4日、逝去。
    • 「独立宣言」は、ジョン=ロックの自然法思想に基づいて、自由・平等・幸福の追求を人間の天賦の権利として主張、この権利を守るために独立すると宣言している。
    • ジェファーソンは、初代のワシントン、2代目のアダムズ大統領が見せたヨーロッパの貴族のような華美な装飾を嫌い、儀礼の簡素化につとめたことでも知られる。おかげで英国公使をパジャマ姿で迎えて激怒させたというエピソードまで生まれた。
    • 「新聞なしの政府と政府なしの新聞、いずれかを選択しろと問われれば、私は少しも躊躇せずに後者を望むだろう。」ここでいう新聞とは批判のことであろう。批判しない新聞は形容矛盾だということだろう。
    • 冒頭の言葉は、どういうシチュエーションのものであるかはわからないが、取り越し苦労は止めよ、という意味に私には聞こえる。悪いことはそうそう起こるものでは無いのに、その苦難を心配しすぎないようにしよう。何か起こったら、その時に対処すればいいのだから。