千駄木「賀古鶴所」。荻窪「地研」。新宿「多摩大出版会」。代々木「知研」。

  •  文京区森鴎外記念館を訪問(二度目)。「賀古鶴所(がこつるど)という男」展。
  • 荻窪の日本地域社会研究所:「女流歌人が詠みとく万葉歌の世界」は2月出版。「名言との対話」。ふるさと四季報。松本先生の原稿修正版、、。
  • 新宿で橘川さんとミーティング:「団塊坊ちゃん青春記」2月出版(多摩大出版会)。日本未来学会50周年、未来学講座。農協、地域商社。大学発ベンチャー秋葉原サテライト、、、、。
  • 代々木で知的生産の技術研究会の例会セミナー:八木哲郎会長「教育勅語のできるまで」。明治天皇(祖訓・幼少・忠臣義士孝子節婦)伊藤博文の教育議(徳育なし。賢哲の出現を待つ。歴史・文学・慣習・言語が国体組織の素。政談、軽佻浮薄の習慣の排除)。侍従・元田永?の異論(天皇が賢哲。祖訓を明らかに。儒教を国教。西村茂樹の修身教科書(和漢洋の道義の教科書。昔の王政、建国の体制)。幼学講要(幼向け教科書。西洋のたとえ話を削除)。女子教育への御親諭(家政科。明治孝節禄。婦女鑑)。明倫院建議(徳育の機関。師範学校。知育・体育・徳育)。森有礼(体育。軍人。陸軍省武官)。北垣国通(体操術)。徳育が難しい。修身は名言と善行のみ。精神が重要。杉浦重剛(神儒物蘇)。山崎彦八(学校長が徳育の源泉)。外山正一(道徳の退廃はない)。井上毅(文部省の案は体をなさず)。山縣有朋(現世のことなら忠孝仁義にとどめよ。教育も同じ方針で)。、、、。徳育のやり方をどうするか?新渡戸の神道儒教・仏教の混合論、尊徳の神道一さじ論。和魂を示す名言とモデルの提示に尽きるのではないか。
  • すし屋で懇親会:池淵さん「図読・図考・図説」の本の企画。
  • 会員の根岸さんと話ながら帰る。

 

 「名言との対話」1月25日。樋口広太郎「悩みがないのは仕事をしていない証拠だ。」

樋口 廣太郎(ひぐち ひろたろう、1926年大正15年)1月25日 - 2012年平成24年)9月16日)は日本実業家アサヒビール中興の祖

仕事十訓:1・基本に忠実であれ。基本とは、困難に直面したとき、志を高く持ち初心を貫くこと、常に他人に対する思いやりの心を忘れないこと。 2・口先や頭の中で商売をするな。心で商売をせよ。 3・生きた金を使え。死に金を使うな。4・ 約束は守れ。守れないことは約束するな。5・できることと、できないことをはっきりさせ、YES、NOを明確にせよ。6・期限のつかない仕事は「仕事」ではない。7・他人の悪口は言うな。他人の悪口が始まったら耳休みせよ。8・毎日の仕事をこなしていくとき、いま何をすることが一番大事かということを常に考えよ。9・最後までやりぬけるか否かは、最後の一歩をどう克服するかにかかっている。それは集中力をどれだけ発揮できるかによって決まる。1−・二人で同じ仕事をするな。お互いに相手がやってくれると思うから「抜け」ができる。一人であれば緊張感が高まり、集中力が生まれてよい仕事ができる。

管理職十訓:1・組織を活性化しようと思ったら、その職場で困っていることを一つずつつぶしていけばよい。人間は本来努力して浮かび上がろうとしているのだから、頭の上でつかえているものを取り除いてやれば自ずと浮上するものだ。2・ 職位とは、仕事のための呼称であり、役割分担を明確にするためにあるものだと考えれば、管理職とは何かがキチンと出てくる。3・先例がない、だからやるのが管理職ではないか。 4・部下の管理は易しい。むしろ上級者を管理することに意を用いるべきである。5・リーダーシップとは、部下を管理することではない。発想を豊かに持ち、部下の能力を存分に描き出すことである・6・YESは部下だけで返事をしてもよいが、NOの返事を顧客に出すときは、上司として知っていなければならない。7・人間を個人として認めれば、若い社員が喜んで働ける環境が自らできてくる。8・ 若い人は、我々自身の鏡であり、若い人がもし動かないならば、それは我々が悪いからだと思わなければければならない。 9・若い人の話を聞くには、喜んで批判を受ける雅量が必要である。10・ 結局職場とは、人間としての切磋琢磨の場であり、錬成のための道場である。

「仕事十訓」と「管理職十訓」にはアサヒビール中興のである樋口広太郎の仕事に関する叡智がつまっている。その樋口が絞り出した仕事人へのアドバイスは、「悩め!」である。

 

「副学長日誌・志塾の風170124」

入試課の添田さんと電話で偏差値の数字の上昇を確認。