多摩。九段。そして最後は荻窪で一日が終了。

「副学長日誌・志塾の風170208」

多摩キャンパス

-10時:学部運営委員会

-10時40分:教授会:来年度委員会人事、来年度以降の給与、、、。

 -松本先生:多摩大総研の来年度以降の構想。多摩大出版会、、。

-事務局人事発表

-杉田先生

-増田先生:送別会

-下井先生:資料

-大森映子先生

-ゼミ4年生の加藤亮君、プレゼミ生の池間君に連絡。

 

九段の文庫カフェ

-16時半:-客員の渡辺先生をグローバルの安田学部長に紹介。来年度秋学期ののホテル講座について意見交換。

 

荻窪:18時半:知研の八木会長と地域社会研究所を訪問。「万葉歌の世界」(3月刊)。「名言との対話(命日編)」。(一社)ザ・コミュニティ。富士アカデミー。ふるさと四季報、ジモト、、。

 

「名言との対話」2月8日。伊藤若冲「具眼の士を千年待つ」

伊藤 若冲(いとう じゃくちゅう、正徳6年2月8日1716年3月1日) - 寛政12年9月10日1800年10月27日))は、近世日本画家の一人。江戸時代中期のにて活躍した絵師。写実と想像を巧みに融合させた「奇想の画家」として曾我蕭白長沢芦雪と並び称せられる。

伊藤若冲は1716年生れ、1800年没。享年85歳。与謝野蕪村は1716年生れ、1783年没。享年68歳。この二人が同い年である。「蕪村は文の人、若冲は画の人」といわれるが、蕪村は文と画の両刀遣いだった。蕪村は多才の天才であるが、若冲は発想の天才で人を驚かす奇抜なアイデアを実現している。

日本美術史上のライバル、師弟、好対照の二人の傑作展では、若冲蕭白を比較した企画を観たことがある。この時には、画狂・画仙・画魔という言葉が浮かんだ。

若冲に人気が出たのは近年である。西洋の新印象派の技法を200年早く生み出していた画家であり、現代のデジタル・アーツの技法も先取りしていたと評価されるようになった。2016年は生誕300年であり、若冲の作品を堪能する機会が多く、今では著名な画家となっている。

この若冲は生前はさほど評価されてはいなかったが、千年のスケールでは自分の絵を正しく評価する人が現れると自負していたのだ。どうもその予言は当たったようである。