京都。
明日から始まる「未来フェス2017in京都」の前夜祭に参加。「四条パクチー」というタイ料理屋で、以下の人たちと懇親。
・京都幹事の宮崎さん
・図書館チーム:仁上さん。京大図書館の今野さん。国際日本文化研究センターの荒木さん。
・リーフラス専務で北海道COOの嶋中さん。
・3RDの砂原さん。
・こども芸術大学校長の田中さん。
「名言との対話」8月25日。福田恆存「「教育と教養とは別物です。教養を身につけた人間は、知識階級よりも職人や百姓のうちに多く見いだされる」
福田 恆存(ふくだ つねあり、1912年(大正元年)8月25日 - 1994年(平成6年)11月20日)は、日本の評論家、翻訳家、劇作家、演出家。
福田恆存は産経新聞の論壇誌「正論」の提唱者の一人で、平和主義者を批判する保守論壇の代表者であった。それだけにその言葉は重く、響くものがある。
「先人、友人、仲間、みな師と思うことが大切だ。そして後輩を大切に引っ張っていく力を自らつけていこうと努めているうちに、自然と力はついていくものだ。」
「私たちが真に求めているものは自由ではない。私たちが欲するのは、事が起こるべくして起こっているということだ。そして、そのなかに登場して一定の役割をつとめ、なさねばならぬことをしているという実感だ。なにをしてもよく、なんでもできる状態など、私たちは欲してはいない。」
「生きがいとは、必然性のうちに生きているという実感から生じる。その必然性を味わうこと、それが生きがいだ。」
「私たちは、その鉱脈をほりあてたいと願っている。劇的に生きたいというのは、自分の生涯を、あるいは、その一定の期間を、一個の芸術作品に仕たてあげたいとうことにほかならぬ。」
福田の教養の定義は参考になる。「自分の位置を測定する能力、しかも、たえず、流動変化する諸関係のなかで適切に行動する能力、そのみごとさが教養というものであります」。確かに教養を論じる言論の徒よりも、職業を持って一筋に精進する人たちにミスからの立ち位置を土台にした適切な判断に教養を感じることがある。また市井の老婦人などの言動にも人生の叡智というべき教養を見いだすこともある。このような教養人を偉い人というのではないだろうか。