「知研フォーラム」338号が届く。
10月25日のセミナー「イタケ島便りに書いたこと」。講師は都築義一(生物学者)。19時から。渋谷区千駄木。会場 BVハウス(http://goo.gl/W35SPc)
11月10日のセミナー「バグは本当に虫だった&知研関西30年の歴史」。水谷哲也(エムアイティス代表)。19時から。渋谷区千駄木。会場 BVハウス(http://goo.gl/W35SPc)
以下、理事長メッセージ。
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人生百年時代を迎え撃つ「知の再武装」を!
NPO法人知的生産の技術研究会
理事長 久恒啓一
「知的生産の技術」研究会(知研)は、1969年に発刊された名著・梅棹忠夫『知的生産の技術』(岩波新書)に触発されて、梅棹先生を顧問に東京オリンピックから数年を経た1970年に創設されました。そして二度目の東京オリンピックが開催される2020年には創立50周年を迎えます。
この間、70年代から始まる高度成長と日本の最盛期の20年と、バブル崩壊後の失われた25年の間に市民に向けて開催したセミナーは、2017年現在で約800回を数えています。評論家、学者、マーケッター、探検家、ジャーナリスト、作家、ノンフィクション作家、編集者、都市プランナー、経営者、弁護士、発明家、ビジネスマン、コラムニスト、教育者、官僚、冒険家、、など各分野の第一線で活躍する人物たちの知的生産とその技術を、学んできました。その成果は多くの出版物となって、多数の市民を励ましてきました。
超高齢化時代を迎えつつある現在の日本は、80歳以上は1000万人を越え、100歳を越える人も7万人を数えています。この異次元の高齢化は、2050年を迎える頃には80歳以上は1600万人、100歳以上は53万人と予測されています。
55歳から34年かけて世界最大の著作『近世日本国民史』100巻を書いた徳富蘇峰は「世に千載の世なく、人に百年の寿命なし」と言いましたが、今や私たちはまさに百年の寿命を手に入れようとしています。
今から迎える「人生百年時代」を迎え撃つには、老若男女を問わず、個人個人がしっかりした人生観を磨きあげなければ人類が初めて手に入れるこの厖大な時間に対処できるものではありません。これからは、生涯をかけて研究するテーマがこれまで以上に必要になります。
想像を絶する異次元の高齢社会の主役となる私たちには、改めて知の武装が必要な時代となりました。生涯学習、ライフワーク、志、、、、という言葉が今ほど切実になった時代はありません。
人生百年を迎え撃つために、「知の再武装」をともに目指しましょう!
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「副学長日誌・志塾の風」171018
多摩キャンパス
-人事委員会:昇格案件(今後の抱負が大事。期待も。)採用経過報告(大学PRも添付しよう)。
-学部運営委員会:地域学生センターの件を議論し、学部としての方向を確認。
-松本先生:「声ラボ」(BS多摩)と。
-学長から電話:宮城大卒業者の情報共有。
目黒(学園本部)
-2018年度教員採用内定者の理事長面談:キャリア担当とビジネスコミュニケーション担当。杉田学部長と。
-理事長:地域学生センターについての報告と今後の方向の確認。前へ。
-内定者と懇談:杉田学部長と二人で大学の現状と期待を語る。今後のスケジュールも。不安を解消してもらう。
「名言との対話」10月18日。アンリ・ベルグソン「生存するということは変化することであり、変化するということは経験を積むことであり、経験を積むということはかぎりなく己れ自身を創造していくことである」
アンリ・ベルグソン(1859年10月18日--1941年1月4日)。フランスの哲学者。
1927年にノーベル文学賞を受賞。20世紀半のフランスの知的世界の中心人物。
「どこまで行けるか、確かめる方法は唯一つ。すぐにでも出発して、歩き始めることだ」
「持続とは変化を続けることである。変化とは自己の中に「非自己」を取り込むことである」
すぐに始めること、経験を積むこと、それを続けること、そして変化を持続すること、それが自分を創造することだ。この哲学者の人間観には賛成だ。人間とは進化を重ねる者であり、自分自身を創造する者である。