上野で「ブリューゲル」「ベラスケス」。品川(大学院):入試最終予測、運営委員会、研究発表会。

「副学長日誌・志塾の風」180322

品川の大学院。

・15時半:滝川課長:大学院入試の最終予測。

・15時45分:志賀入試委員長:学部入試の最終予測。

・16時:アジア子ども若者研究会のメンバー(私は顧問)を事務局に紹介。5月16日にキックオフ。

・16時半:橘川さんと懇談:児玉博。未来学会。一本ゲタ。公文塾。

・17時半:大学院運営委員会:自己点検進行確認。修了生アンケート報告(カリキュラム:院生サービスの問題。ハラスメント担当。講義資料アップ、、)。VOIC褒賞。オリエンテーション。論文基礎講座。入試広報委員会報告(最終予測、女子院生)。入学式。

・19時:大学院研究会:テーマは「大都市郊外型高齢化に立ち向かう実践的研究」の共同研究。今泉教務委員長と小林学長室長から説明:以下、アイデア。多摩大出版会から「ジェロントロジーブックス・シリーズ」(資金援助)。過去の修士論文の出版・共著。院生・客員教授への参加募集・説明会。大学院の担当は徳岡・今泉。

・20時:小林先生に「食のジェロントロジー」の説明

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上野。桜は3部咲き。詳細は別途。

・13時:東京都美術館ブリューゲル展。

・14時:国立西洋美術館プラド美術館展「ベラスケス」。

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「名言との対話(平成命日編)」3月22日。胡桃沢耕史「稿料格安 締切厳守」

胡桃沢 耕史(くるみざわ こうし、1925年4月26日 - 1994年3月22日)は日本作家

1955年のデビュー作『壮士再び帰らず』で第7回オール讀物新人賞受章から、1983年の『黒パン俘虜記』での直木賞、そして死去するまで本名清水正二郎名の作品(70以上。翻訳60以上)、胡桃沢耕史名の作品(85ほど)などその量は200以上と膨大だ。海外を舞台にした冒険小説や、ユーモア推理小説が中心である。

拓殖大学国語学科に入学。3年間の満州放浪。特務機関で活動。シベリア抑留。シナリオライター。NHKプロデューサー。専業作家。寺内大吉の「近代説話」同人。性豪小説。バイクによる世界放浪。9年間の沈黙。『翔んでる警視』シリーズ。1983年、異郷での冒険小説。満州・中国大陸を舞台にした『天山を越えて』で日本推理作家協会賞1984年、2回の候補を経てシベリア抑留を描いた『黒パン俘虜記』で直木賞シルクロード踏破計画を実行。バイクツーリングが趣味。カメラと弦楽器のコレクター。「愛句」宗匠直木三十五を崇拝。

『〆切本』という興味深い本がある。明治以降の数多くの作家たちの原稿〆切を巡るエピソードが満載の本だ。この中に胡桃沢耕史が載っている。ある記者の「作家名刺ホルダー」には取材した多くの作家の名刺を収められており、胡桃沢耕史の名刺の右肩には「稿料格安 締切厳守」というメモが書かれていたという。源氏鶏太の『精力絶倫物語』は胡桃沢がモデルというから魅力のある快男児だったのだろう。自由奔放な行動派作家というイメージだが、意外にも締め切りを守ることを信条としていたのである。

黒パン俘虜記 (文春文庫 (402‐1))