多摩でスポーツフェスティバル。夜は品川で大学院の授業。

新入生全員が参加する スポーツフェスティバル(運動会)を開催。大成功!

私は開会の挨拶。「UNDOKIは最前線。eスポーツは最先端。クールジャパン。ァアジア・アフリカ。運動会屋が繁盛。2020年に世界綱引き大会。ハクスボール。eスポーツの源流は日本。シンポジウム。吉本興業。、、、」

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 屋内。

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夜は大学院の授業。「インサイト・コミュニケーション」の2回目。

・日経から出した『企画・プレゼンに活かす図解表現の技術』(久恒啓一監修)で学ぶ。

・新聞の社説の図解の方法の解説。

・読売・朝日・毎日・産経・日経・東京の新聞のここ1週間の社説を図解する演習

・全体発表

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以下、受講生の感想(翌朝5時までにフェウスブックに書き込まれたもの)。

・図に書くことによって文章の意味が明らかになると共に疑問点や矛盾点が見えてくることを実感しました。まだまだ、どこから書き始めていいか迷ってしまう点や、話の軸がずれてしまう点などがあり、何度も書いて学んで行くことが大事なことだと感じました。

・心得3箇条。 ・図解はキーワードのかたまり。 ・大胆にそして細心に。 ・丸と矢印を使うだけで充分。図を使うことで自動的に考えられる。 ・印が繋がらない:疑問点・ ・矢印が繋がるが自分の考えと合わない:批判点。今回の演習では、まさにこの2点を実感できました。文章を読むだけでは読み流してしまいそうな部分も図解により繋がらない部分や違和感がある部分がわかりました。

・社説を図解にするにあたり、内容の取捨選択で迷いがありました。今後、図解にするにあたってのテキストの読解力を身に着けたいと感じました。

・図解にしていく過程で、キーワードを抜き出し、それぞれの関係性を考えていると、全体の構造が見えてきて、頭が整理されていくのを実感できました。ただ文章のとおり、上から下へと図を起こしてしまったので、本来同じ分類にできるものが、別れてしまいました。分類分けすることで、もっとシンプルで分かりやすく図解化できるなと感じました。また次回頑張ります。

・前回講義では自分の仕事すら全く描けなかったですが、今回は講義の初めで見せて頂いたVTRで述べられていた、3つのルールと7つのテクニックを意識することで、少しだけ前回より進歩したと感じました。また、社説の文書をKey Wordと矢印だけで表現できることが体感出来、業務への応用するイメージもよりクリアになってきました。

・考えているようで考えていない普段の自分。図解は熟考させる。図解とは関係図。→「やじるし」がとても重要。今日の気づきはプレゼン力の重要性。図解+プレゼンor文章で納得させる。腹落ちさせる。図解がゴールではない。1全部を話してはいけない。要点。2前提条件を伝えるべき。3で、なんなの?結論。4おまえはどう考えている。第1、2講とても価値ある講義でした。

・マルと矢印だけで充分、図解はシンプルにと教わっても、頭で理解できてもなかなか表現できないもどかしさを感じました。そして、文字に逃げてしまうという悪い癖を直さなくては。皆さんの発表も大変勉強になりました。普段の講義のメモ書きからも意識していこうと思います。

・人にモノを伝えることが、楽しくなるなと、感じ、また、練習が大事だとも、学びました。私は、個人として、次の3点を意識しました。①つ目は、線の太さ、②つ目は、矢印は基本の「左から右」、最後③は、箇条書きを作らず丸で囲えるよう言葉を選ぶこと、の3点です。最後まとめてみたら、先生のまとめ方と同じになっていたので、安心しました。

・今日はとても疲れましたが、図解をしているとあっという間に時間が過ぎていきました。今日の講義では以下の3点が重要だと感じました。①まずは文章の大枠の構造をつかむこと②キーワードはシンプルに書くこと③数をこなすこと。ビデオの企画書の例でもあったように文章の塊を見つけ、シンプルなキーワードを抽出することが分かりやすさのポイントだと感じました。そしてやはり数をこなさないとなかなか洗練された図解には辿りつかないなと思いました。次回も楽しみにしています。

・社説を図示化すると、各新聞社が説を発信することに責任感を感じていないように伝わりました。いつも社説を読み始めて、嫌になって読むのを止めてしまう理由もここだったのかと。これでは、最近のトピックをまとめただけのように思います。「文章は誤魔化せる」と言われていた先生のお話そのままです。例え炎上したとしても、きちんと責任が明確になる文章(あるいは図)で社説を展開した方が、新聞という情報媒体に価値が発生し、差別化になり、購読者も増えるように思いました。でも新聞社だけの問題ではありませんね。私自身も仕事上で気をつけようと思います。

・文章に線を引いて丸を描いてもう一度眺めると確かにポイントとなる部分が浮き出てくる感覚を実体験出来ました。しかしキーワードを文章順に追ってるだけになってしまい、その本質的な関係性を掴むまでには至っていません。演繹的、帰納的繋がりを意識して構造化出来るようになりたいと考えます。

・図解を実際にやってみて気づいたのは、図解思考は、MECE(漏れなく、重複なく)そのものだなということでした。文章を図で構造化する作業はMECEの実践で、論理展開の整理に役立つと思いました。私が扱ったケースでは、経営環境、打開策、本来取り組むべき課題の3つの文章構成に整理できたのですが、筆者の主張が強過ぎて、説明を繋げるためのロジックが不十分(打開策と本来取り組むべき課題の繋がりが浅い)だと思いました。また、ケースでは事例が2件載っていましたが、2件とも同じ企業が出ていて、並列関係が構築できていないと思いました。社説の論理飛躍はよく目にしますが、図解にすると、どこがおかしいのかを特定できて便利だと思いました。

以下、外国人留学生。

・図解の作成方法、キーを習得しました。一番言いたいことを図の中心に置く、タイレルとコメントを追加する。この二つは自分の中では一番トクした勉強成果です。でも、外国人なので、長くて複雑な文章の内容を理解にくい、特に専門性が高い文章など。今後は頑張りましょう

・授業を通して、新聞記事を図表に変えるのは決して簡単なことではないだと気付かされました。今後、論文を書くために、良いパワーポイントを作るためにも、しっかり練習して上達するように頑張ります。初回の授業が個人的な理由で出席できなかったが、次からの授業て一生懸命勉強します。よろしくお願いします。

・授業で,最初 長い日本語の新聞記事を見ると、迷ってしまいました。しかし、先生の教えのおかげで、図解でキーワードを抽出することで文章を理解しやすいと思います。また次回頑張ります。よろしくお願いします。

・今日から久恒先生の授業ゼミに参加しました。中国から参りました。先生の授業ゼミに追加したことは新入生としてよかった選択だと実感しています。先生の授業は素晴らしいです!先生はユーモアがあります。先辈達は熱心です。3時間の受講は楽しかった。先生の講義の内容のテーマは、日本の基本的な政治経済、文化、など国民生活などどで、留学生としてはこの授業通してlogicの 知識を積む同時に日本の政経文化知識も積み重ねることができます。皆さんの発表も大変勉強になりました。 初めて多摩大学院で正式に発表したので凄く緊張しました。インサイトコミュ二ケションの授業を通してlogic思考能力開発とコミュ二ケション力の鍛錬がてきると思います。そして、留学生の私は毎日、新闻読むことにします。日本語力の上達が必要と思います。

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「名言との対話(平成命日編)4月27日。大社義規「ツキが落ちても悲観するな」

大社 義規(おおこそ よしのり、1915年2月1日 - 2005年4月27日)は、日本実業家日本ハム創業社長。

1963年日本ハムに商号を変更、ハム・ソーセージを中心とした食肉加工のトップメーカーに成長させた。2002年狂牛病対策による農林水産省の制度を悪用した牛肉偽装事件の影響で経営の第一線から身を引く。

大社は「不況は新しい種まきをする絶好の機会である」と言う。「新工場建設などの大型投資は、景気の悪い時にやるのが一番だ。景気の悪い時は、社員は心配して非常に堅実な計画をたてる。それが狙いだ。景気のいい時の計画は、どうしても大雑把になり、あとでとんだ後悔をすることになる」からだ。
業界紙「日本加工食品新聞」の小菅留治編集長と知り合い、その後長きに渡って交流する。小菅編集長は後の藤沢周平となった。大社は藤沢の小説は全て読破する熱烈なファンとなり、交流は晩年まで続いた。

1973年に先輩である三原脩の勧めにより日拓ホームフライヤーズを買収し、「日本ハムファイターズ」としてプロ野球に参戦、オーナーに就任。1981年には大沢啓二監督の指揮で19年ぶり、日本ハムとしては初めてのパシフィック・リーグ優勝を果たす。このときに着ていたユニフォームの背番号100は永久欠番となった。日本ハムは2006年に大社の夢であった日本シリーズを制覇する。この時、大社の養子である大社啓二が、遺影を持ってグラウンドに現れ遺影は選手によって胴上げされた。野球狂の大社は生前「やろうと思えば何でもできる」、「できると思えば必ずできる」という言葉を選手たちに言い聞かせていたそうである。

三原監督、藤沢周平などとの交流の軌跡をみると、この人は「縁」を大事にした人だと感じる。この文章を書いているうちに、私の郷里・中津で食肉業を営んでいる友人が、この大社を尊敬していたことを思い出した。

ツキが落ちても悲観する必要はない。なぜなら、そうした局面で何をしたか、どう対応したかによって、その後の展開が大きく変わるからだ。「じっと辛抱して持ちこたえていれば、不思議と運は開けてくるものなんです」と大社義規は語っている。不況、不遇、不運は、次の展開のへむけての準備期間と考えよう。