10時:橘川先生
10時40分:学部の授業。
13時:事務局との定例ミーティング。
14時:杉田学部長と意見交換。
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品川キャンパス。
18時:大学院瀧川課長:研究開発機構評議員会の打ち合わせ
18時半。大学院の授業。テーマは「自民党憲法草案と現行日本国憲法」の比較図の作成。出席は16名。
図解作成中。
発表と議論。
以下、出席者の感想から。
・ 図解により何をするか?比較なのか、プレゼン(説明)なのか、自分で理解するためなのか、その目的によっても図解の仕方が大きく変わるのがよく分かりました。図解する人が頭を使う分、周りの人は短時間で理解しやすくなり、最終的に全体の時間短縮につながるように思いました。ありがとうございました!
・憲法という普段あまり深く意識しないものに対して興味を持てる講義であった。言葉の言い回しや表現の曖昧な部分、解釈の範囲が重要になるので、図を描くときについつい細かくなってしまう。そのために全体像が見えにくいという状況に陥ってしまう。個別の表現よりも何を変えたいのかというコンセプトとロジックを理解して大枠を掴み、実例の引用で代表する事例を示し、その根拠と問題点を示して図式化するというアプローチが必要だと感じた。今後行われる実際の憲法改正の議論に際してもいきなり個別の文面の是非を問うのではなく、改正したい意図と何処までの拡大解釈を狙っているのか、真の理由など含めて国民に真摯に説明する責任が政府にはあると考える。
・憲法改正の自民党草案について、私は地方自治を担当しました。条文比較をする時は、新旧対照表が分かりやすいかなと思い、項目別に整理してみました。今回は文章比較だけでなく、思想背景も比較してみました。皆さんのプレゼンを拝聴して、曖昧な条文を具体化する改正そのものは素晴らしいと思いますが、全般的に国家組織を上位概念とし、国民を下位概念にしようとしている意図を感じました。現行憲法は曖昧ながらもリベラル、自民党草案は具体的ながら保守的。上に立つ存在が国家運営を正しくコントロールできれば良いのですが、国家組織の個人への介入を強める印象を受けました。大日本帝国憲法と治安維持法をうかがわせる要素が含まれていて、これが草案通りに施行されたらと思うと、不安になります。メディアが普段取り上げるのは第9条ばかりの印象ですが、他の項目もきちんと報じて我々がチェックして行く必要性を感じました。
・言葉足らずであることは、時々自分でも感じるので、意識して、気を付けていきたいと思います。
・自民党草案と現行憲法を図解して比較。・図解により追加、削除、変更部分が明確になる ・長すぎないキーワードの抽出が重要 ・図解で考えることにより草案について疑問に感じる部分が出てくる●地方自治、他の草案について ・草案は具体的になる一方、あらゆるものに規制がかかる印象もある ・改正の大きなイメージは「自由から規制」、「中央集権の強化」こういうものは、さらっと読み流しがちですが、図解し理解しながら考えることで、気になる部分が結構出てきました。
・今回は二つの対象を比較して図解にするという課題、そしてそこから見えてくるものは何かというもの。頭の柔らかさが大事になってくるワークで、非常に苦戦しました。慣れもあるかと思いますが、日々の生活の中で柔軟に図解表現するようなトレーニング方法はありますか?講義中のメモ、手帳へのメモ、それらもなるべく丸や矢印を使うように心掛けています。
・苦手な難しい分野も、図解しようとするメンタリティから、ポイントを抑えられるようになる。他のクラスメイトの整理の仕方、発表の仕方、議論に参加する態度などが勉強になりました。
・First, I want to thank to professor Hisatsune for today’s topic that I am really excited to learn.The mass media speaks quiet a lot about the changing of the Japan Constitution. And I really want to figure out what is the changing; what is the matter if it would be changed; how it would effect the other countries if it would be changed.Today’s task helped me to have a look into the detail of the changing of the Constitution.In this business school, I can learn many skills for business in the other classes. Only in the class like the class of “Insight communication”, I can learn the very basic knowledge that all the global citizens need to know.
・憲法前文と自民党案は、さまざまな差があるの中で天皇を日本 の元首とするし、戦争は再度に起こらないことが抜けているのである。即ち総理大臣の権限は最も強くになっているのである。個人的な観点は現行憲法と自民党案が最も組み合わせになったのが良いと思う。
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「名言との対話」5月18日。伊藤ユミ「追いかけて追いかけて すがりつきたいの あの人が消えてゆく 雨の曲がり角」
伊藤 ユミ(いとう ユミ、1941年4月1日 - 2016年5月18日)は、日本の歌手で、ザ・ピーナッツのメンバーである。ザ・ピーナッツの伊藤エミは姉。
ほくろのある方が姉の伊藤エミで、ない方が妹の伊藤ユミだ。沢田研二と結婚し、後に離婚した姉エミも2012年6月、がんのため71歳で亡くなっている。
二人は10歳の頃、NHK名古屋放送局の唱歌隊に姉のエミと共に所属し、ペアで歌うようになる。その後、名古屋市内のレストランで伊藤シスターズとして歌っていた所を渡辺プロダクションの社長、渡邊晋にスカウトされ、1959年2月11日、ザ・ピーナッツとして歌手デビューする。ヒット曲を連発させ、国民的人気を博して昭和の歌謡史に大きな足跡を残した。
テレビ創生期だった61年、日本テレビ系の音楽バラエティー番組「シャボン玉ホリデー」の司会に起用された。またフジテレビ系の歌謡番組『ザ・ヒットパレード』のレギュラーに抜擢された。この二つの番組はよく見た記憶がある。発売したシングル、LPの累計売上は1000万枚以上。ユミは引退後はファッションデザイナーになった。
冒頭に掲げた「追いかけて追いかけてすがりつきたいの.あの人が消えてゆく雨の曲がり角」で始まる『恋のフーガ』(作詞:なかにし礼。作曲:すぎやまこういち)、そして「哀しいことも ないのになぜか 涙がにじむ」で始まる『ウナ・セラ・ディ東京『(作詞:岩谷時子。作曲:宮川泰)、「京都 大原 三千院 恋に破れた女がひとり」で始まる『女ひとり』(作詞・永六輔。作曲:いずみたく)など、今でもかわいらしい姿と高い歌唱力と魅力的なハーモニーが甦ってくる。歌は人びとの人生に影響を与える。亡くなって気づくことが多いのだが、歌手という存在は偉大である。