10時:橘川先生:ピリオ(名言)。無限教師。移民、、、。
10時40分:授業:テーマは「図解文章法」。文章を書くことに抵抗が減ったという感想が多かった。
12時半:山本さん:T-Studioでの録画企画。女性教授シリーズ。
12時45分:高野課長:インターゼミ、、、。
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「名言との対話(平成命日編)」6月8日。青木定雄「常識的なことをしっかりやることが、これが革命なんです」
青木 定雄(あおき さだお(通名)、1928年6月23日 - 2017年6月8日)は、日本の実業家。在日韓国人1世。MKタクシー創業者。
15歳で韓国から渡日。23歳立命館大学中退。32歳、ミナミタクシー創業。41歳、MKシステム(コストカットで浮いた利潤の83%を乗務員に還元。銀行支店長並の給与を目指す)を採用。49歳、桂タクシーを吸収しMKタクシーを設立。66歳、代表取締役会長を退任。73歳、経営破綻した3つの信用組合の事業を引き継いだ韓国系近畿産業信用組合の代表理事会長に就任。青木定雄は交通と金融の革命児となった。
1972年、急病・急用・出産対応の深夜ステーション。1975年、学士ドライバー採用。1978年、救急タクシー(赤十字の救急員資格)。1983年、身体障害者割引制度。1992年、全車両禁煙。1995年、阪神・淡路大震災に救援無償タクシー派遣。2割が英語で観光案内。ライセンスがあればサービス料として10万の追加収入、ライセンス獲得者のうち年間5人をイギリス留学、20万円の追加収入。動く情報デパート。待合室。運賃値下げで運輸省を提訴し勝訴、、。「教育がすべてなんです」という青木定雄は、月に9回の社員向けセミナーを実施。大学教授やお寺の管長などが講義するなど、自身の講義も含め教育に全精力を傾けた。
MK精神とは奉仕と親切の精神であり、人本主義を標榜する世直し企業を一代で創業した。結果的に、日本のタクシー業界を一段階グレードアップした。京都のタクシーではトップ。全国で9番。「エレガント・カンパニー」。いい商品、いいサービス。9位。日経流通新聞の「商品ブランド」では、3位。、、というように社会的評価も高かった。MKタクシーの斬新な経営改革は、メディアで大きな話題になった。東京への進出時には街で見かけて、私も試したことがある。
消費者からみて当たり前の常識を、自らの企業で徹底して工夫を重ね、実現していったという印象が深い。それが社内の意識を改革し、さらに業界と地域を越えて波及していき、世直しが実現しているという思いが青木定雄にはあった。経営手法や評価には、嫉妬も含めて賛否両論、そして毀誉褒貶があるのは当然だが、「経営は一つの総合芸術である」と考えた交通の革命児、風雲児であったことは間違いない。
中村元一・ノグチ幸一『ハイ、MKタクシーの青木定雄です』(ダイヤモンド社)