見城徹『読書という荒野』(幻冬舎)。午後は湘南キャンパスで会議、リレー講座のライブビューイングをみる。

見城徹『読書という荒野』(幻冬舎)を読了。

見城徹の読書論に名を借りた編集者の仕事論・人生論。 

 1950年生まれ。廣済堂出版に入社し、「公文式算数の秘密」が38万部。角川書店で「野生時代」副編集長、「月刊カドカワ」編集長になり部数を30倍に。森村誠一人間の証明」、5本の直木賞作品、41歳で取締役編集部長。1993年、42歳で幻冬舎を設立。24年間で23冊のミリオンセラーを送り出す。五木寛之大河の一滴」、石原慎太郎「弟」天童荒太永遠の仔」、村上龍13歳のハローワーク」、渡辺和子「置かれた場所で咲きなさい」、、。

読書という荒野 (NewsPicks Book)

読書という荒野 (NewsPicks Book)

 

・人間と動物を分ける者は何か。それは「言葉を持っている」という点に尽きる。

・売れるコンテンツの条件は、オリジナリティがあること、極端であること、明解であること、癒着があること。

・人と会うときは、常に刺激的で新しい発見のある話、相手が思わず引き込まれるような話をしなければいけない。

・作家に依頼するときの基本は、今も昔も手紙である。、、その感想が、仕事をしている本人も気づいていないことを気づかせたり、次の仕事の示唆となるような刺激を与えたりしなければいけない。

・表現とは結局自己救済なのだから、自己救済のない中途半端に生きている人の元には優れた表現は生まれない。

・3人の大物と、きらめく新人3人をつかむこと

・自己検証、自己嫌悪、自己否定の三つがなければ、人間は進歩しない。

・格闘の末に、最後の最後、自己肯定して救いのない世界から立ち上がる。認識者から実践者になる。暗闘の中でジャンプする。人生を切り開く。読書はそのための最も有効な武器だ。

・文学は、、、過剰か欠落を抱えた人間からしか生まれない。

以下、推薦書。宮本輝「避暑地の猫」。百田尚樹「影法師」。東野圭吾白夜行」。宮部みゆき火車」。高村薫リヴィエラを撃て」。北方謙三「楊家将」「血涙」。恩田睦「蜜蜂と遠雷」。沢木耕太郎深夜特急」。ジッド「地の糧」。つかこうへい「蒲田行進曲」。

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湘南キャンパスに12時半過ぎに到着。

・早河課長:女子が多いので活気、、。

・野原課長:近況。

・学部運営委員会:安田学部長、渡辺学科長、堂下就職委員長、太田入試委員長、高橋教務委員長、橋詰学生委員長、清水事務長、押金教務課長:質の向上。離学率。AL入試。、、、。

・ライブビューイングによる「リレー講座」(多摩キャンパスから放映)に出席。ヤマトホールディングス株式会社の山内雅喜代表取締役社長「新たな価値を生み出すクロネコヤマトの満足創造経営~地域との連携~」。70名、うち学生20名。映像、音声とも良好。ヤマト

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 17時:大和にて、弟と「よし寿司」で懇親。母に電話。

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 「名言との対話」6月14日。谷岡ヤスジ「鼻血ブー。アサー。オラオラオラ」

谷岡 ヤスジ(たにおか ヤスジ、1942年8月29日 - 1999年6月14日)は、日本漫画家

赤塚不二夫と並ぶ日本のギャグ漫画界の巨匠。「中国小学生新聞」の4コマ漫画でデビュー。「週刊少年マガジン」連載の「ヤスジのメッタメタガキ道講座」はナンセンスギャグで人気をよび,大ブレークした。「鼻血ブー」「アサー」「オラオラオラ」などの言葉は流行語となった。文芸春秋漫画賞。1982年、「まんが笑ルーム」で「谷岡ヤスジ賞」を創設。満56歳で死去。

 

創り出したキャラクターの数は非常に多数で、生命力に満ち溢れていてエネルギッシュなところが共通している。人間に対する深い洞察に満ちた作品も多数ある。政治家批判の文章にも凄まじいものがあった。

私はこの人のエログロナンセンス漫画のファンではなかったが、独特の画風と流行語になった言葉は覚えている。印象的な画像と短かく強烈な単語は長く記憶に残る。

 

書きかけ!