「邪馬台」2019年春号が届く。第3回「ビジネススクエア多摩」企画運営委員会。

「邪馬台」2019年春号が届く。

・私の連載『読書悠々』は、外国人特集。趙紫陽「人治ではなく、法治」。ソン・ギジョン「これからは二度と日章旗の下では走るまい」。呉清源「勝っても負けても、最善の一手を尽くせば、それで立派な一局なのです」。アルビン・トフラー「将来の文盲とは、読み書きのできない人ではなく、学ぶことも、学んだことを捨てることも、また学び直すこともできない人のことである」。テレサ・テン「私はチャイニーズです。世界のどこで生活していても私はチャイニーズです」。邱永漢「人生とは「お金」という煉瓦を「時間」というセメントで積みあげていく作業工程」。

・「団塊」の自分史ーー中津北高20回生(昭和43年卒)の軌跡。猪俣君に続く二人目は松田俊秀君。小野田セメント時代の新入社員時代からの軌跡と、当時書いた「より良好な人間関係を築くために」という社内論文(参考文献に、久恒啓一「タテの会議 ヨコの会議」が挙げられていた)を執筆。次回は彼のクライマックスの株式上場がテーマ。ウイットの効いたビジネス川柳も続けてほしいな。

・邪馬台歌壇:「腕のなきミロのヴィーナス失ひしその掌に何を掴みてゐしや」(後藤マサエ)。「わが歌を草木染にと誘いくる電話にさぐりず業者の思惑」(磯田温子)。「留守電に残りし君のなつかしきバリトンのこえに胸の高鳴る」(三原養子)。「歩き疲れしベンチに休む吾の前鶺鴒尾を立てつつ走れり」(近藤恭子)。「群青の海をめぐりて国東の安岐へ未だ見ぬ歌友尋ねむ」「生れ変わらば短歌詠みたしと俳句の友七、七が羨し情を盛れて」(選者:久恒啓子)

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第3回「ビジネススクエア多摩」企画運営委員会

メンバー: 多摩市。多摩信金。多摩大。

近況報告。平成30年度事業報告。平成31年度以降の運営。地域未来投資促進法。

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ラウンジ。

・中村その子先生

・公平教務課長

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今日の収穫:人生100年

・「人生100年金融シンポ」:2025年に認知症患者は700-800万人。60歳代の保有資産の約6割が住居・宅地。早い段階で住宅資産を金融資産として流動化する必要がある。(日経190326)

森昌子60歳で引退。「人生の残された時間を、もう少し穏やかな中で充実させたい」(日経・「春秋」。190326)

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「名言との対話」3月26日。エドマンド・マスキー「マスキー法」

エドマンド・シクストゥス・「エド」マスキー英語: Edmund Sixtus "Ed" Muskie, 1914年3月28日 - 1996年3月26日)は、アメリカ合衆国の政治家。

弁護士出身。メイン州選出の上院議員を1959年から1980年までつとめた。1968年、民主副大統領候補。1972年の大統領選挙では惜しくも民主党候補にはなれなかった。1980年にはカーター政権で国務長官に就任している。

マスキーは上院における最初の環境保護論者として有名で、1970年の大気汚染防止法を提出した人物である。1975年までに自動車排出ガス(一酸化炭素炭化水素)の水準を10分の1まで減少しようとし、達成できない自動車を販売禁止とする画期的な法案だった。1973年の石油危機で後退を余儀なくされたが、この法案が契機となって、自動車の排ガス基準が厳しくなり低公害化が進んだ。日本は真剣に低公害車を開発し世界進出に成功する。例えばホンダは1972年にはCVCCエンジンを載せたシビックを発売するなど、日本の公害対策は一気に進んだ。それが強い国際競争力となった。

アメリカでは法案提出者の名前をとって、法案が呼ばれることがある。1935年の連邦労働法は、労働組合運動の発展に寄与した。この法案は提出者の名前をとってワグナー法と呼ばれている。マスキーは国務長官という顕職にも就いているが、大気汚染防止法はマスキー法と呼ばれてこの法律の提案者として歴史に名が残っている。

アメリカでは施設や軍艦などにも、英雄などの個人名をつける。例えばジョン・F・ケネディ空港、空母ロナルド・レーガンなど。こういう傾向は他の国にも多い。フランスのドゴール空港、イタリアのダ・ヴィンチ空港、モンゴルのチンギスハン空港など。日本では高知龍馬空港が愛称としてあるくらいしか思い浮かばない。高知県庁で職員研修を担当したときに、育てるべき人物のイメージが湧くという考えで、研修所に「龍馬」という名前をつけたらどうかと提案したことがあることを思い出した。身近な施設にも、貢献度の高い人の名前を冠すると、歴史を意識することになるはずだ。施設もそうだが、法律も議員立法が可能なのだから、議員の名前をつけて呼ぶやり方を採用してはいかがだろうか。