知研東京セミナー:ゲストスピーカーは井上貴美子さん「102歳の平穏死」

夕刻から知研東京セミナー。ゲストスピーカーは井上貴美子さん「102歳の平穏死」。1時間という枠の中で、3部構成の充実した内容だった。

  • 第1部:『102歳の平穏死 自宅で看取るということ』。平穏死「人工的な栄養補給など(人工透析、人工呼吸)の延命をせず、自然な死を迎えること」。尊厳死「交通事故で延命中止も含むが、平穏死よりも少し広いイメージ」。安楽死「不治かつ末期の患者の希望で人為的に死期を早める処置である注射をする」。石飛幸三『平穏死のすすめ』(講談社文庫)「無理な延命をしなければ、苦しまないで、亡くなることができる」。井尾和雄『幸せな最期』「吸収、代謝ができず、むくみ、肺に水、痰、腹水。体に水がたまった状態で苦しむ。まるで溺死」。
  • 第2部:出版支援エージェント「NPO法人 企画のたまご屋さん」。寺口さんの説明。プロデューサー21名、編集者1200名。年間500本、配信220本、出版30本から50本。
  • 第3部:「すらすら読むことができる文章」の書き方

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 東日本大震災の記録に挑戦している映像会社の田中敦子代表。健康科学研究所の名川所長、、。

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 吉田さん、浅尾さん、、、。

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終了後は、懇親会。

帰宅は、井上さんと根岸さんと話しながら。

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朝、ブログ、メルマガ。

午後、スポーツクラブで、ウオーキング、筋トレ。

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「名言との対話」4月26日。戸川昌子「孤独という切符を買ってでも、自由な旅人でいたい」

戸川 昌子(とがわ まさこ、1931年昭和6年〉3月23日 - 2016年4月26日)は、日本推理作家シャンソン歌手

タイピストとして伊藤忠商事に勤務ののち、シャンソン歌手を経て、1962年、戸川自身が住んでいた独身女性専用の同潤会大塚女子アパートを舞台としたミステリー『大いなる幻影』で第8回江戸川乱歩賞を受賞。「BG、バーの女給、舞台女優、シャンソン歌手……とさまざまな人生経験のすえ書いた推理小説大いなる幻影』で、第八回江戸川乱歩賞を受賞した戸川昌子さん(29歳)は、異色女流作家として一躍ジャーナリズムから注目されるようになった」と書かれた。

「歌手作家」という肩書きをはねのけるためには、乱歩賞賞作とはガラリと違った作品を書かなくてはならない、と考えて書いた次作『猟人日記』は官能的描写で話題となる。この本でやっと、推理作家と認められる。戸川昌子は生涯で100タイトル近い作品を発表した。『深い失速』をはじめとした作品は世界8か国語に翻訳されている。

戸川昌子流の老いの愉しみ方が箴言集が満載の『人生とは明日のことではなく今日のことである』(海竜社)では、「人生はいつでも適齢期」「生きたいように生きるために」「男の愛 女の愛」「母と子」「還暦青春と性」「老いからの出発」が語られている。

戸川昌子は46歳という高齢の出産でも話題になった。また、2014年に放送された「私の何がイケないの?」で、 戸川昌子の家がゴミ屋敷だという映像が流れた。世間を騒がす戸川昌子に関するマスコミの記事や映像を私もよく見たものだ。確かに「孤独と自由」はトレードオフの関係にあるから、戸川の人生は戸川自身の生き方の結果であり、それでよいということなのだろう。