授業。出版社。知研例会セミナー。

志人物伝の2回目の授業。

アンパンマンの「やなしたかし」。デビルマンの「永井豪」。不思議の国のアリスの「ルイス・キャロル」。

エニアグラムのチェック、9つのグループ。性格自己紹介。

ラウンジ

・樋口先生

・久米先生

多摩大総研にて仕事。

ーーーーーーーーー

日本地域社会研究所

ーーーーーーーーー

代々木:NPO法人知的生産の技術研究会の9月例会セミナー。

玉川大学の小酒井正和先生「AI・ロボット社会での教育の変革ーー世界と日本の教育ギャップを知る」。以下、キーワード。

GAFA・問題解決・教養・SOCIETY5.0 。人間中心。高齢化。サバイバル。環境創造と更新。事業創造。生涯成長・ITエンジニアリング・デザインシンキング。RPA。外国人とロボットがライバル・経営層と管理者層のエリート教育。成長社会から成熟社会へ。無形資産(インタンジブルアセット)はまだまだ人間の仕事。21世紀型スキル=創造性・思考力・コミュニケーション力・コラボ力・メタ認知(学び方の学習)・美的センス。ビジネス創造性。直観と解決。デザインスクールはものづくりと研究。アウトプットのためのインプット。動画。ラーニングコンパス。スタディエージェンシー。アクティブラーナー。ITは貧困からの脱出のため必須。統合報告。スタディサプリ。教師からファシリテーターへ。反転授業。刻数理社英プ。プログラミング。ESTEAMA。データサイエンティストへ。6大学プレゼンバトル。来年度の課題募集。玉川大はワン喜屋武パス(工・農・経)。ESTEAMパーク。

ミネルバ大学。N高校。広尾学園麹町中学校。Dスクール。GeoGebra。数学アプリ。Clip(しゃべると外国語で字幕)。

f:id:k-hisatune:20190928055531j:image

 

 「名言との対話」9月27日。森村桂「開拓精神にもえ、実行力、独創力に冨み、やる気充分。但し、なまけもの」

森村 桂(もりむら かつら、1940年1月3日 - 2004年9月27日、本姓:三宅)は、日本の作家。

1965年、当時の女子大生言葉を駆使したエッセイ『違っているかしら』25歳でデビューする。次いでニューカレドニア旅行の体験を描いた旅行記天国にいちばん近い島』を発表し、200万部を超える大ベストセラーとなった。1960年代末には、書店には川端康成と共に、森村桂コーナーが設けられるほどの流行作家となった。1970年代には講談社から「森村桂文庫」約30巻が刊行されている。

手作りのケーキジャムの店「アリスの丘」を開く。趣味の絵画も「アリスの丘絵画展」を全国で開くほどになる。 探検家の谷口正彦と結婚するも後に離婚。再婚の後も精神を病むことが多かった。

 今回読んだのは、たまたまデビュー作の『違っているかしら』だ。明るくお人よしでオッチョコチョイで不器用な女の子の自伝的な就職活動奮戦記だ。失敗を重ねながら落ち込んだり、元気が出たりしながら、世の中に出ていこうとする女性の健気な奮戦を、軽やかな文体でつづっている。自分にも思いあたるふしがあると若い女性が共鳴するユーモア満載の内容だ。

やっと入れてもらった婦人文化社では、数々の失敗はするが、将来への期待を上司たちは感じてくれた。しかし、人とは「目盛りが違う」ということで、辞めてしまう。そして鉱石運搬船に便乗して南太平洋のニューカレドニア島にわたる。この本は「開拓精神にもえ、実行力、独創力に冨み、やる気充分。但し、なまけもの」という宣言で終わっている。目盛りが違う。それは長所でもあるのだが、会社の目盛りに長い時間をかけてあわせていかなければならない。若い頃の私にもそういうところがあったが、働いているうちに何とか大きくははみださないようになっていったから、森村桂のドタバタ劇はよくわかる気がする。

軽井沢に開いたティールームは「アリスの丘」というネーミングだった。最近みた「不思議の国のアリス」展の、あのアリスではないだろうか。幼い少女が白うさぎの後を追いかけて不思議の国に迷い込み、しゃべる動物や動くトランプなどさまざまなキャラクターたちと出会いながらその世界を冒険するさまを描いた世界中で読まれた物語だ。森村桂は「アリス」だと自認していたのではないだろうか。その不思議な国の旅行記が、森村桂の作品群だろう。考えてみれば、世の中は不思議の国そのものだ。豊かな感受性でその奇妙さの中を旅する森村桂を女性たちが応援したのだ。 

違っているかしら (1967年)

違っているかしら (1967年)