銀行。大学。警察。相談。マインドフルネス。

銀行:各種振り込み。大学:図解塾の準備。警察:京王永山駅交通違反で罰金。編集者と打ち合わせ:「考える」の充実。バリエーション(梅棹・マニフェスト、、)。主義。手書き、トレーニング、、、。

院FD(ZOOM):荻野淳也先生「マインドフルネス」の講義

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  • 脳の変化:注意力。感情。自己認識。リーダーが開発すべき能力=自己認識力。マインドフルネス・リーダー=EQ・知恵。「今」に気づいている状態、「今、ここ」、身体、心、周囲。瞑想は注意力トレーニング、呼吸、雑念、それるに気づく、注意を促す、姿勢(骨盤を立てる、肩をひらく)。脳の部位の動きとの関係。考えるから感じるへ。っ神経可塑性が脳にある(使った機能が強化される)。マインドフルネスは偏桃体(情動、脅威、恐れ、感情)と大脳基底核(爬虫類脳、直観)を鍛える。メタ注意(注意自体の注意、それたことを知る能力)で集中力。EI(エモーショナルインテリジェンス)。EQ=こころの知能指数、IQよりもEQ。ジャーナリング=書く瞑想、手を止めないで書き続ける、まとめない・整理しない・ただ書く、私が本当に大切にしていること、は、、、、。、ネガティブ感情がなくなる、手書きは複合的、脳が刺激を受ける、網様体賦活系を刺激し集中力を高め自己成長へ。「今、ここ」への注意が最高の教育。

ヨガ。瞑想。朝活。道。、、、、、、、

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「名言との対話」9月2日。高根正昭「日常の生活や職場で出会う問題を自分で整理し、考えそして解くための手引となるような書物が必要だ」

高根 正昭(たかね まさあき、1931年6月1日 - 1982年9月2日)は、日本の社会学者。

東京出身。1954年学習院大学法学部政治学科卒業、1965年スタンフォード大学大学院コミュニケーション専攻修士課程修了、1972年カリフォルニア大学大学院社会学専攻博士課程修了、社会学博士カリフォルニア州立大学助教授を経て、上智大学教授となったた。51歳で死去。

1980年頃に高根先生の高幡不動のご自宅に『私の書斎活用術』(1982年刊行。講談社オレンジバックス)の取材のために訪れたことがある。優しい人柄でリラックスしてお話を聞いた。この本では「現実と理論、日本とアメリカを体験した日本の変化を見つめるやさしい眼の学者」というタイトルをつけた。奥様は「ウチの主人はやさしい眼をしていますが、言ってる内容はキツイんですよ」とおっしゃっていた。整理された書斎に感銘を受けたが、奥様は「いいえ、昨日人に頼んで片付けたんですのよ」とのことで笑ったことを思い出した。

10代は自由に動いた。学習院大学での清水幾太郎教授との出会いが大きく、一度近づくと傍観者としてとどまっていることができないから、20代は平和運動に関与する。30代はアメリカで研究。40代で帰国。現在50歳なので、この20年を「ぜひ収穫の年にしたですね」と語ってらした。原因と結果の関係モデルのお話と方法論の重要性についても語ってもらった。しかし本が出る前に亡くなってしまった。

あらためて『創造の方法学』(講談社現代新書)を読んだ。これは容易ならざる書である。自らの軌跡をたどりながら、創造の方法について語り、それを方法学にまで高めようとした本である。「方法論への道」「問題をどうたてるか」「理論と経験とをつなぐ」「科学的説明地は何か」「数量的研究の方法」「全体像をどうついあむか」「現場体験の生かし方」「ジャーナリズムに学ぶ」「方法論の一般理論へ」という内容だ。以下、重要なポイントをピックアップ。

読む訓練は大学教育の重要な柱になる。書く訓練は感想ではなく分析を書く。この訓練は知的生産のための基本的な訓練である。方法論は必要不可欠の道具だ。観察と記録という「記述」から、結果と原因を結ぶ仮説による「説明」へ。図を紙に書いてみる。仮説複合体はモデルと呼ばれる。新しい概念の創出は人間の知的創造にとって重要。経験的世界と抽象的世界の往復。自分の立場を示して批評、「私はこう思う」と発言せよ。

個々の経験的事実を超えた概念を把握する方法と因果法則に基づいた理論を構築する方法を学ばせるのが大学教育の根本機能であるべきだ。方法論教育の空白と方法論の亡者の群れの存在。知的創造とは抽象と経験の間の自由な往復を行う知的活動のことだ。日常の生活や職場で出会う問題を自分で整理し、考えそして解くための手引となるような書物が必要だ。新しい知識を自ら生み出す方法の訓練に重点を置くべきだ。

高根正昭は収穫期の20年を手にすることができなった。40年前の私は高根先生の意図を十分にくむことができなったが、今はよくわかる。そしてもしこの考えかたで活躍したならば、知的生産を志す私にとっての師となったかもしれないと思う。本人も無念であろうが、まことに残念だ。1980年刊行の『知的競争社会のすすめ』東洋経済新報社(東経選書) は読もう。

問題解決のための具体的な技術を方法にまで高め、「方法学」にまで昇華することが重要だと背中を押された感じがある。私がやってきた「図解コミュニケーション」は、方法学の構築の道程であった。 

創造の方法学 (講談社現代新書)

創造の方法学 (講談社現代新書)