パークライブラリーで秋を楽しむ、「後ろ姿探検隊」。深呼吸学部の講義を真面目に受講。

メンズ・ヨガ:先週は大阪に行っていたので久しぶりに1時間集中。

長池公園でパーク・ライブラリーというイベントがあり参加した。公園を読書空間にしようという素晴らしい企画。秋晴れの天気も相まって、事前広報をしていないのに、人が集まっていた。「図書館まつり」で数冊無料で入手。犬を連れた近所の人と雑談の時間。写真は「後ろ姿探検隊」の視線で。

 f:id:k-hisatune:20201024235010j:image
f:id:k-hisatune:20201024235005j:image
f:id:k-hisatune:20201024235014j:image
f:id:k-hisatune:20201024235030j:image
f:id:k-hisatune:20201024235017j:image
f:id:k-hisatune:20201024235022j:image
f:id:k-hisatune:20201024235035j:image
f:id:k-hisatune:20201024235026j:image

夜はYAMI大学深呼吸学部の12回目。3時間という長丁場。23人。橘川さんの講義も佳境に入っている。

時のたまねぎ。三島と全共闘高倉健天皇社稷昭和維新の歌「権門上に倣れども国を憂うる誠なし、財閥富を誇れども社稷を憂う心なし」。「達人伝」。個別性と普遍性の振り子。日本映画ははみ出し者、義理と人情がテーマ、フランスはすけこまし、アメリカは警官と軍隊、イギリスは詐欺者と精神病。音の芸術は黒人、空間の芸術は白人。蒼天航路(漫画)。美智子皇后「お返しします」。京都の呉服屋は天皇の情報機関。大本教出口王仁三郎となお。エスペラント語植芝盛平の合氣道。前田比良聖。亀岡。明智光秀の地。正倉院を荒らした信長。神習教。桜神宮。五百羅漢字。病疫と江戸っ子。病疫と火事から逃れて3代目。曼殊沙華。墓に植えると毒を恐れて犬がこない。4学科説明会。11月24日に三島でイベント。旅芸人一座。行く年来る年で一文字。11月10日、デジタルエンターテイメント研究会。現代の論語。人と会ってきただけ。柳田国男「お変わりありませんか」。ドラッグ。天狗。カルト。病疫と文化。、、、、

私からは「西田幾多郎の井戸。日本について、新渡戸稲造二宮尊徳森嶋通夫林房雄」 など。f:id:k-hisatune:20201024235039j:image

 ーーーーーーーーーーーーー

「名言との対話」10月24日。八千草薫「まあまふうふう」

八千草 薫(やちぐさ かおる、1931年1月6日 - 2019年10月24日)は、日本の女優

 大阪府出身。47年に宝塚歌劇団入団し、1952年『源氏物語』の初演で可憐で無垢な若紫を演じ、絶大な評判と人気を博した。清純で可憐な娘役として一世を風靡し、雑誌企画の「お嫁さんにしたい女優」で何度も1位に選ばれた。

宝塚退団以降、1972年『男はつらいよ 寅次郎夢枕』、2002年ドラマ『東京物語』、2009年『ディア・ドクター』など話題の映画ドラマに多数出演した。

2003年、『旭日小綬章』を受章、04年、『阿修羅のごとく』で『第27回日本アカデミー賞』で優秀助演女優賞。主な出演作品には、ドラマ『岸辺のアルバム』『妻が浮気をするとき』など。

 1997年紫綬褒章受章(66歳)「いつもなんか、正直な気持ちで芝居をしたいと思っていまして。本番に入る前には「素直な気持ちになって」って自分で言い聞かせてやるんですけどね」
2003年旭日小綬章受章(72歳)「私あまり理屈でいろいろ考えるタイプじゃないと思うんですね。なんか感覚的、動物的っていうのか、動物的嗅覚というか、そういうので役を捉えちゃうところがあるんですね」

2013年( 82歳)「時々つらいことや悲しいことがあっても、 それを楽しく少し気分を変えてやればいいんじゃないかなと思って。そういうつもりで、いつも楽しく暮らしております」

映画は、1951年の「宝塚夫人」から、2015年の「ゆずり葉の頃」まで、テレビドラマは、1960年「愛妻物語」から、2019年の「やすたぎの刻」まで、膨大な仕事量だ。

亡くなる直前の2019年の新緑の季節に刊行した『まあまあふうふう。』は、八千草薫の人生観、仕事観をつづったもので、私も読んでみた。中国の「馬馬虎虎」(まあまふうふう)の「いい加減」にいう意味のタイトルだ。20歳年上の映画監督の谷口千吉と26歳で結婚し、谷口が95歳で亡くなるまで50年を過ごしている。「馬馬虎虎」も夫のアドバイスだった。

『まあまあふうふう。』。日々の暮らしでは「ま、いいか」「ユーモアを添えて」、、。芝居のことは「欲がないからこそ丁寧に」「私らしさに執着しない」「ちょっとだけ怠けない」、、。歳をとることでは「何も遺さずに」「迷惑をかけるようになったら、、」、、、。「あとがき」では「小さなところで、幸せに、楽しく」。読んでいて自然体のゆっくりした人柄を感じ、こちらも幸せな気分に浸れる。また、夫婦での朝の散歩での会話を大事にしていた。私も同じように思っている。

遺作となった「やすらぎの刻」でも八千草薫らしい演技が記憶に残っている。八千草薫という女優は「良い加減」に人生を全うした人だ。

 

まあまあふうふう。

まあまあふうふう。

  • 作者:八千草 薫
  • 発売日: 2019/06/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)