ブログ。テレビ体操。ヨガ。散歩。BSで大谷。ユーチューブ。kindleで読書。オーディブル。ZOOM。

土曜日。今日は休養日となった。

  • 5時からブログ。昨日の神保町ツアーと「名言の暦」では重光葵を書く。
  • 6時25分:テレビ体操を10分間。
  • 6時40分:日枝神社まで夫婦で散歩というルーティン。「幸え給え」。
  • 9時からはヨガ教室で1時間、体を整える。男性ばかり5人で、女性の先生から指導を受ける。週1回のこの教室に通うと、疲れがとれ、体が引き締まり、体調がよくなる感覚がある。このヨガも随分と長くなった。
  • 10時半:BSでメジャーの大谷翔平の試合をみながら休養。
  • 昼食後、横になりながら、ユーチューブを聞く。
  • 15時半:暑い中、星野珈琲まで歩く。いつもの席でkindleで「天風」の読書。
  • 18時:風呂。オーディブル大倉喜八郎『致富の鍵』を聴く。
  • 19時半:夕食
  • 21時頃から、久しぶりにZOOMで深呼吸学部を覗き、橘川さんの新構想を聞く。

今日は7000歩だった。

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名言との対話」7月30日。中村天風「どういう風に毎日、一日の人生を生きることが、一番我意を得たものになるかという、その考え方が、人生観なんです」

 中村 天風1876年7月30日 - 1968年12月1日)は日本の思想家実業家

日本初のヨーガ行者で、天風会を創始し心身統一法を広めた。「天風」という号は天風が最も得意とした随変流抜刀術の「天風」(あまつかぜ)という型からとられたものだ。

福岡県柳川市の出身。福岡の修猷館中学で学ぶが、熊本済済高学生を正当防衛で刺殺し退学。その後、玄洋社頭山満に預けられ、気性の荒さから「玄洋社の豹」と恐れられた。

日露戦争に備えて潜入した満州では「人斬り天風」と呼ばれる。肺結核で帰国し、北里柴三郎の治療を受ける。親交のあった孫文の親類になりすまして肺結核患者には渡航許可の下りなかったアメリカへ33歳で密航し、コロンビア大学で学ぶ。

帰国途上のエジプトでインドのヨガの聖人・カリアッパ師と邂逅、そのまま弟子入りしヒマラヤで2年半修行する。インドから日本へ向かう途中で孫文の第二次辛亥革命に巻き込まれ中華民国最高顧問に就任。

帰国後は銀行頭取などを歴任するが、43歳のある日、感じることがあり一切の身分、財産を処分し、「心身統一法」を説き始め、「天風塾」を主宰した。多くの信奉者を得ている。東郷平八郎松下幸之助、そして野球の広岡や王貞治も、心身統一法の弟子たちである。メジャーで活躍中の大谷翔平も天風の『運命を拓く』の影響を受けている。

以下、「天風語録」から。

  • 人々の心に勇気を与える言葉、喜びを与える言葉、何ともいえず、人生を朗らかに感じるような言葉を、お互いに話し合うようにしよう。
  • いかなることがあっても、また、いかなることに対しても、かりにも消極的な否定的な言動を夢にも口にするまい、また行うまい。そしていつも積極的で肯定的の態度を崩さぬよう努力しよう。
  • 俺は体が弱いと思ってりゃ体が弱くなる。俺は長生きできないと思っていりゃ長生きできない。俺は一生不運だと思っていりゃ不運になる。つまりあなた方が考えているとおりにあなた方にあなた方がしているんです。
  • 人生も国家の命運も、最終的には個人の根底に流れる精神力による決断力と行動力に委ねられる。
  • 陽気の発する処、金石また透る
  • 「肛門を締める」につれて両肩の力を抜き、静かに息を吐く動作から始まる。
  • ザックリと人生を捉えよ
  • 一芸とは一つの芸事のみを指すのではなく、それに打ち込むことで、「心の修行」に励み、悟りの境地に到達するという意味なのだ。

財団法人天風会『中村天風 一日一話』(PHP)をあらためて読んでみた。以下、抜粋。

  • 人生は笑いで過ごすことです。
  • まず第一に、毎朝目覚めたら「今日もまた活きていたことを心から感謝する」ということを、今日一日の生命への出発の第一歩とする
  • まず第一に「自分が何者か」ということがわからなければだめなんだ。
  • 六十、七十歳になろうと、自分が十七、八歳時代と考えてみて、違っているのは絶対に消極的な言葉は使わないこと。否定的な言葉は口から出さない。
  • 「まいった」「へこたれた」「助けてくれ」「困っちゃった」なんてことは言わないこと。 あくまでも自分の心というものを 颯爽、 溌剌 たる状態にしておくためには、今言ったような消極的な否定的な言葉はだんぜん用いない。
  • どんな場合があっても不平不満を口にしない
  • 朝起きると、まず、第一に、ニッコリと。
  • 「ふたたびは 来らんものを 今日の日は  ただほがらかに 活きてぞ」
  • 「貴さに慣れて小成に安んずる」
  • 運命には二種類ある。天命と宿命である。天命は絶対で、宿命は相対的である。どうにも仕様のない運命を天命といい、人間の力で打ち開くことのできるものを宿命という。
  • 「自己を作るものは自己」
  • 人生を、あまりむずかしく考えない
  • ものを言うときも、 溌剌 とした気分で、丹田の力で、できるだけ勢いのある音声を発するようにし、立ちふるまいも活発にすること
  • 他人と相対する時、常に元気に満ちた態度を保持し、できるだけ積極的な言語を用いて会話することが必要。
  • 「不断」という文字は、日常のことを「ふだん」というのと同意義。
  • 不運だと思えば不運に。
  • 他人の喜ぶような言葉や行いを、人生の楽しみとするという尊い気分になって生きてごらん
  • 本当の幸福というのは、人生がより良く生きられる状態に自分ですること。
  •  「病は怖ろしきものならず、これを怖れる心こそ怖ろしい」
  • つねに、真(誠)善(愛)美(和)を本位とする思考を以って、自己の精神生命の現実の姿とすることに努めること。
  • 自分の人生を軽く見る人に限って、自分の年齢というものをやたらと重大に考える。
  • 要はただ一心不乱に、いったん実践に志したならば、何かの効果事実を把握するまでは、絶対に中止しないと、堅く自己自身の心に誓うべき。

人生観というと大げさになってしまう。1年365日として100年生きたとしても3万6千5百日。この有限の生涯の貴重な今日一日をいかに過ごすべきか。こういう問いを発し、その答えを実践していくことが大事だと天風先生は教えてくれる。積極的、楽観的な精神と、その精神で自らの肉体を支配しようという考え方である。波瀾万丈の人生を生きた天風の言葉は心に沁みるものがある。心身統一法を実践した天風自身は92歳の長寿であった。