知研セミナー:平方あや子「つながる図書館という装置~〇〇の間を行ったり来たり」

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以下、都築さんのブログから内容を拝借。
  • 「シェア図書館」という言葉を聞いたことのある方もいらっしゃると思います。一人一箱の棚使用料を出し合って、みんなでつくり運営する図書館です。平方さんの講演は、茨城県石岡市にこのシェア図書館「つながる図書館」ができるまでのいきさつと、図書館がプラットホームになり地域の方々が集い、つながれる場となっているという内容でした。
  • 講演の出だしは、参加者に「お住まいの地域での困りごとをチャットにあげてください。」と、自分ごととして考えてもらう所から始まりました。困りごと①人口が減り続けている②住民が自発的に関わる必要があるのに集まる機会が減少③空き家・シャッター街で街に穴が空く④世代や興味を超えた人と出会ったり集ったりする機会が少ない 以上は多くの地域で共通に抱えていることではないか。
  •  出会ったのが静岡県焼津市にできた「みんなの図書館 さんかく」。楽しく集まる場所と仕組みをつくる。地域にどんな人がいるのかを知り話しやすい仕掛けを。人と人が社会でつながる、これはリアルなSNS
  • 焼津の「みんなの図書館」にヒントを得て、つくろうとしていた時、ちょうど昭和50年代から続く歯科医院の廃業で活用してくれる人を探しているという情報。
  • 関わりたい人たちに集まってもらい、何をしたいか思いや願いを出し合いました。
  • 月額制の本棚オーナーの権利を、お店番の権利(多くの人に会える),マイカップ・マイスリッパ、書棚で自己表現、集会室の利用権など決めました。
  • 改装の必要資金をクラファン(For Good)と助成金でまかないました。クラファンは広報や仲間作りに役立ちます。(モノや権利で)リターンしないリターンで。
  • 歯科医院をリノベーションするのもみんなで手作業で行いました。22日で延べ500人。
  • これまで来館者数は1200人以上。76/86箱が埋まる(2年目は66箱)
  • 今、地域に何が必要か?関係性の質、多様性、やりたいが主導、フラットさ、それらの核。偶発性、知り合う、楽しさ、自発性、一緒に手を動かす、外部との流動性、フックの数
  • やりたいこと、好きなことができるプラットフォーム。MUST(やらなくちゃ)からWANT(やりたい)。固定化(規格化、システム、趣味、地域、考え)から風が吹き抜けるようなものに。ここで会えるのは本(本棚、知識)より人(協働、共創、美味しい食べ物)
  • 現在はAI、DXの進歩により多様な人々のニッチな趣味が合う人や情報のつながりができるが、一方では、この身体が生きる場所、食べる、触れる、育つ、育てる、老いるというリアリティ。
  • 最も大切なのは「核をどう育てていくか」。「身体を地域化して、心を世界化する」。Think Globally, Act Locally。※質疑の中で、「空いている場所をどう見つけるかが重要」という指摘。「さかさま不動産」というのがある。

以下、私のメモ:不動産。参集・参与・参加・参画。個人。緩やかなネットワーク。

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セミナーの前に19時から「知研幹部会」を開催。

早朝に、高幡不動で紫陽花を見ながら88カ所巡り。

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ASCII.jp:オセロの生みの親“長谷川五郎”氏の新ゲーム『ミラクルファイブ』が発売

「名言との対話」6月20日長谷川五郎囲碁半年、将棋3か月、麻雀2週間、オセロ5分」

長谷川 五郎(はせがわ ごろう、1932年10月19日 - 2016年6月20日)は、茨城県水戸市出身のボードゲーム研究家、ボードゲーム開発者。

オセロのパッケージを開発したことで有名な人物である。オセロ以外にも、グランドオセロ(100路の盤、100個の石)、88オセロ、ソクラテス(宇宙界と地上界)、ミラクルファイブ、セルゴ、大碁(だいご)といったボードゲームも開発しており、日本オセロ連盟会長をつとめた。オセロ名誉十段。

オセロは旧制水戸中学時代に長谷川が始めたゲームだ。長谷川の父・四郎がオセロと命名した。シェークスピアの劇「オセロ」は、美しい白人の妻・デズデモーナを持つ黒人将軍オセロが緑の平原で勇敢に戦う物語だ。この物語から、盤面は緑、白石と黒石となった。

長谷川五郎茨城大学卒業後、製薬会社に就職し、MRという営業職に就き、その人間関係の中で、紹介されたゲームメーカのツクダと1973年に破格の10年契約を結んでいる。このオセロには、私も一時はまったこともある。

2005年に刊行された長谷川五郎日本オセロ連盟会長)の『オセロ百人物語ーオセロ史を飾った名選手たち』を興味深く読んだ。以下、面白かったところから。

ゲーム界のエスペラント語。勝負時間は10数分。家族の対話にいい。。頭を使う、手と指を使う、人と対話するからリハビリにいい。盲人用のオセロも開発されている。子どもも楽しめる大人のゲーム。ゲームの王様。誰でも打てる、誰とでも打てる、打てば打つほど面白くなる。日本では、ファンの数将棋1500万人、囲碁1000万人、チェス500万人といわれきたが、2005年現在で、オセロは2500万人でトップとなっている。

現在では6000万人という数字がある。1977年から世界オセロ選手権が毎年開かれている。2015年までで38回開催。日本人が29回チャンピオンになっている。

長谷川五郎は、オセロが国民的商品となるなか、製薬会社を定年まで勤め上げた二刀流の人である。理由は「オセロは病院から始まりました。病院では医師や患者さんから人生を学びましたから」だった。この点も素晴らしい。

「家族や誰かと打つのがいい。おじいさんと孫娘が話しながら打てるんですよ」とも語っている。水戸偕楽園には命名者の父・長谷川四郎が題字を書いている「オセロの鐘」がある。

A minute to lean,a lifetime to master.という言葉がある。「囲碁半年、将棋3か月、麻雀2週間、オセロ5分」ともいうように、ルールを覚える時間が極めて短く、すぐに始められる。そして一生楽しめる。中学時代に牛乳瓶のふたを使って試したアイデアがゲームとなって、日本でも数千万人、世界では数億人という人たちが楽しんでいるゲームを育てた。この人は「オセロの父」だ。