今年度最初の多摩学研究会--椎木先生と山本職員の発表

多摩大では土曜日は結構忙しい。

  • 午前は教授会。
  • 午後は多摩学研究会。発表者は学長室の山本職員と椎木先生。10人ほどのメンバーが集合。

山本さんは「NPO活動から見る多摩(多摩ニュータウン)」というテーマで、自身が1997年以来関わってきたNPOフュージョン長池の素晴らしい活動をから見えてきた課題を述べてくれた。NPO法人の事業活動とボランティア。NPO法人の事業活動と再委託について。NPO法人の事業活動と寄付。NPO法人への就職。以上が取り上げられた課題だ。現場での実践に裏付けられた立派な発表だった。
優れたNPO法人への就職やインターンシップの可能性についての議論があった。特に多摩地区のNPOへの学生のインターンシップの可能性を探ってみたい。

椎木先生は「Creative City、或いは Marginal Revolution ?---序論的考察」というタイトル。多摩大開学当時に「多摩21世紀市民大学」などの企画で積極的に多摩地域に出て活動していたということがよくわかった。椎木先生はNPOに関心が深く、雑談の中でこの経験は多摩学研究会でぜひしゃべってもらいたいと考えていて実現した。
「多摩はいかなる政治空間であったか--近代日本政治の「最先端」であり続けた多摩orポピュリズムの先鞭をつけた多摩」。1.自由民権運動自由党の拠点--政友会。尾崎行雄東京市長に。三多摩壮士。2.マルクス主義。府中刑務所から出所した共産党幹部。3.革新自治体の誕生。美濃部都政。3.市民自治・地方分権・ライブラリーポリティックス。管直人は多摩選出の初の首相。4.多摩は先端地域たり得るか。
政治的に最先端地域であった多摩の停滞の原因は何か、ということを考えさせられた発表だった。

昨年から始めた多摩学研究会。今年度は、多摩地域の実業(企業・行政)に関わる方を招き、多摩地域における産業の現状と可能性を探る場とする。実業に関わる研究の場と、実業関係者と教員・職員をつなぐ場として、就職やインターンシップにつなげていきたい。「多摩学年鑑」の作成も考えている。

  • 夕刻はインターゼミ。寺島学長の講話、4つのテーマの説明。その後、先週とは違ったテーマのグループで話し合い。詳細は別途記入。
  • 長崎大学広報戦略本部のパーティに参加。寺島文庫ビル一階の文庫カフェで行われたパーティ。このビルの二階に長崎大学の東京事務所的に使うスペースができたのを祝うパーティ。学長との縁で入居することになり学長も出席。私も多摩大関係として出席。名刺交換した人は、片峰学長、大井副学長、中島副学長、調副学長、広報担当お深尾教授、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーもつとめている高村教授など。片峰学長との会話の中で、九大探検部時代に交流のあった長崎大学探検部の山口研一郎君の名前が出て驚いた。今は大阪にいるらしい