2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧
行きつけの世田谷文学館(京王線蘆花公園駅)で、「石井桃子展」が開催されている。石井桃子(1907-2008年)は、児童文学の第一人者であるが、本人の名前は知らなくても、この人のつくった本を見ていない人はいないだろう。児童文学では作者は読む子どもにと…
「2010年の世界潮流を予測する〜世界全員参加時代来る〜」講 師:寺島実郎(多摩大学学長・財団法人日本総合研究所会長、三井物産戦略研究所会長・NPO法人知的生産の技術研究会顧問) 日 時:2010年3月11日(木)PM6:30〜8:30 会 場:日本…
九段サテライトで二つの会議。 まず、全学入試委員会。途中、バンクーバーオリンピックの花である女子フィギュアのフリー演技の時間になったので、会議を休止しワンセグでキムヨナと浅田真央の演技をみんなでみる。日本中、いや韓国もそうだろうが、みんなで…
昨年(2009年)版のはてなブログに書いた日記を製本した本が届いた。発注から10日ほどだ。 ブログは2004年9月28日から始めたのだが、2005年が終わったところから業者に頼んで製本をしてきた。10セットほど作って親兄弟に配ってきた。2008年からは、「はてな…
NPO法人知的生産の技術研究会の40周年を記念してつくった「知の現場」が快走を続けている。以下、最近の動き。 日本経済新聞夕刊(2月24日) 「ベストセラー ビジネス書」で「知の現場」が9位にランクイン。14日から20日まで、福岡・丸善福岡ビル店。 - …
梅棹忠夫先生の歴史的名著「知的生産の技術」(岩波新書)が世に出たのは40年以上前の1969年だった。この本の与えた衝撃はすさまじく、ロングセラーとなって、広く深く、そして長く、今もなお社会に大きな影響を与え続けている。梅棹忠夫先生によれば、「知…
11時。中津市役所で新貝市長を訪問し、30分ほど話をする。市長は高校の6年先輩になる。防衛庁の役人だった。今は二期目。11時半、北山教育長を訪問し、著書の贈呈式。「寄付受納書」を渡されたが、それには市長から私宛で、 「平成21年12月25日申込みのあり…
北九州市若松の火野葦平資料室を訪問。没後50周年記念展を開催中だった。以下、簡単な覚え書き。 1907年生まれの玉井勝則(後の火野葦平)は、早熟だ。12歳で画家を志望、その後夏目漱石を読んで文学を志す。15歳で「女賊の怨霊」という恋愛小説を書く。16歳…
朝10時に内尾君が車でピックアップに来て、九重へ。1時間半で九重スキー場。スキーの4点セットを借りて、いざゲレンデへ。 九州に二つ三つあるスキー場の中では、一番広いゲレンデだそうだ。 最初は初級用のなだらかなゲレンデで数回練習。スキーは10年ぶり…
帰省の途中で「晩学のすすめ」(入江康範)を読了。夜は中津市で同級生たちと飲み会。 郷里に帰るたびに、仲間が集まってくれて宴会をやるのが恒例となっている。今回も開業医で高校の同窓会長の内尾君が集めてくれた。景気は悪いらしいが、今回は中津名物の…
リンボウ先生、作家の林望さんが「源氏物語」の現代語訳というライフワークに取り組んでいる。2年間で、400字詰め原稿用紙6千枚の原稿を完成させるという。本人もいうように「千日回峰行のような荒行」である。20代の大学院時代には、源氏物語は「受け止めら…
丸の内丸善で「知の現場」出版記念トークが行われた。 少し早めに丸善に出かける。時間があったので、丸善で開催中の「川瀬巴水展」(大正・昭和の風景版画家)をみる。 17時半頃に控え室に入り、100枚の色紙に樋口裕一さんと一緒にせっせとサインをする。い…
第二回の教職員によるティーチイン。以下、学長発言のキーワード。 組織論や意思決定プロセスにばかり関心が向くのがダメになる組織の典型。インナールッキングにならないように。 本当の実学とは、経営の現場の人が持っているニーズに応える力があるという…
2月から3月にかけて、九州と名古屋に出かける仕事がある。こういうきっかけを利用して人物記念館を訪ねるというのが私の旅のスタイルだ。九州では、福岡県で未訪問の、門司の林芙美子資料館、若松の火野葦平資料館、そして豊津の堺利彦顕彰記念館あたりか。…
日本最初の「写真師」下岡蓮杖を記念した「蓮杖写真記念館」が伊豆下田にある。下田湾を見下ろす寝姿山の頂上の平らなお花畑の中にある。下岡蓮杖の一生は、幕末から開国期の世間の変転に沿って、「写真術」をキーワードに数奇な波瀾万丈の一生だった。下岡…
大学院の修士論文の最終試験で発表を聴く。社会人大学院なので、日本の産業現場の息吹に接することができるので、楽しみな時間でもある。6チームに分かれて教員が3-4名に対して、一人30分の時間で発表と質疑がある。 私のチームは、松本忠夫先生、今泉忠先生…
午前中は教授会。午後は、報告会。2009年10月に設立した多摩大学地域活性化マネジメントセンターは、多摩を中心に全国の地域と連携した教育プロジェクトをバックアップしていく態勢を整え始めました。この教育方法を「プロジェクト型地域学習」と名付けてい…
私のホームページ・図解ウェブhttp://www.hisatune.net/は、1999年2月にオープンし、日進月歩で進歩することを目指して(進歩とは日進月歩の略ということを今気がつきました!)、12年ほど経ちました。 図解ウェブの歩みは、http://www.hisatune.net/html/et…
平成元年から始まった20周年を迎える「元祖 The Club」の会合が飯田橋のメトロポリタンエドモントの「FOUR GRAINS」で行われた。もともとは大手企業の広報・宣伝課長の集まりだった。この会のメンバーはそれぞれの業界で活躍している人が多く、話…
マネジメントデザインの秋の講義のレポートが集まった。「私のロールモデル○○○○氏の人生鳥瞰図」と「○○○○氏から学んだこと」が200ほど集まると壮観だ。特に偉人の人生鳥瞰図は面白い。今年の特徴は、講義で私が紹介した偉人以外の人物も対象となっていること…
「知の現場」(NPO法人知的生産の技術研究会編・東洋経済新報社刊)の出版プロモーションで、下記のイベントが予定されています。機関誌「知研フォーラム」の原稿が届きましたので、以下に掲載します。 - 丸の内丸善「知の現場」出版記念トークショーのお…
下田に「唐人お吉記念館」がある。 下田という港は昔から避難港で、近海を航行する漁船やその他の大型船も嵐になるとこの穏やかな湾に逃げ込んでくる。色街もあり、「伊豆の下田に長居はおよし 縞の財布がかるくなる」と歌われた場所である。お吉(本名・斉…
木下杢太郎という名前は、かすかに文壇史の中に記憶がある。俳人で、医者という程度しか頭になかった。 伊豆の伊東で木下杢太郎の記念館を訪問し、この人物の多才さに驚いた。 明治46年に始めた呉服雑貨の店で、100年の歳月を紡いできたしっかりした建物であ…
金曜日から土曜日にかけて、伊豆の旅をしてきました。金曜日 伊東の木下杢太郎記念館。医学者(東北大・東大医学部教授)。戯曲・小説・随筆・評論・翻訳、俳人、そして絵描きという多才な人物。 「科学も芸術も其の結果は世界的のものであり、人道的なもの…
「わが父 波郷」(石田修大・白水社)は、駆け出しの新聞記者である息子が、昭和俳壇の巨星・石田波郷の死亡記事を書くというシーンから始まる伝記である。静かなタッチで、生前はなかなか上手に交流の出来なかった父親を見事に描き出している。 目次は、そ…
新年の計画で始めたものの一つは、「日本文化の原点である和歌の世界に入る」ため、「短歌をつくる」ことだった。 一ヶ月のトライアルの中での変化は何か。心が動くときには言葉を探している自分がいる、外を歩いているときには心の中にシャッターを構えてい…
東京に出てきてから初めての雪景色の中、早めに家を出る。 まずは、両国の国際ファッションセンターに向かう。10時からの自治体議会政策学会が主催する第12期自治体政策特別講座での講演のためである。対象は地方自治体の議員、つまり県議会議員、市町村議会…
南大沢にある首都大学東京(昔の東京都立大学)に、牧野標本館がある。植物学の牧野富太郎博士の集めた植物を核とした標本館である。 以前から訪ねようと思っていたが、展示館がなく、アクセスするのが難しくなかなかみれなかったが、その機会があった。 大…