2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「おとうと」−山田洋二は市川崑、吉永小百合は女・笠智衆を目指す

昨日に引き続き映画を観る。今日は日本映画で「おとうと」。原作は、幸田文。 http://www.ototo-movie.jp/日本の家族のあり方をずっとみせてきた山田洋次監督が描く可笑しくて哀しい物語。山田監督はパンフの挨拶に「家族という厄介な絆」というタイトルをつ…

乱造が多いビジネス書の将来の方向性(手軽に作らない)を示す好書

「ビジネス書大賞BIz-Tai」(デュスカバー21)が送られてきた。 新しく創設されたアワードで、ビジネス書を「ビジネスパーソンにとって学びや気づきがある本」と定義し、体裁やジャンルにはこだわらないとスタンスを広くとっている。書店、ブロガー、出版…

「山本冬彦コレクション展」−−「多感のすすめ」が気に入った

10時半から九段サテライトで、朝日新聞出版の「大学ランキング」という本の寺島学長取材に立ち会う。「大学ランキング」は、毎年出る厚い本で、様々の観点から全国の大学をランキングする。一大学のトップという立場ではなく、大学業界や教育世界について詳…

応援の試験監督 自らは 解けそうもない 問題くばる(今日の一首)

後期試験が今日から始まった。 私自身は試験をしないで、日常の出席と最終レポートで成績をつけるというスタイルだ。「マネジメントデザイン2」のレポートの課題は、「私のロールモデル○○○○(例えば岡本太郎)の人生鳥瞰図」と「○○○○から学んだこと」(A4…

動画特集−−「知研」関係の動画です。出版パーティの様子も。

ユーチューブでのNPO法人知的生産の技術研究会(知研)関係の動画です。 知研http://tiken.org/の歴史や活動がコンパクトにわかります。 NPO知的生産の技術研究会(知研)東海支部の加藤さんがyoutubeに、1月26日の「知の現場」の出版記念パーティをア…

「知の現場」出版記念パーティは大盛況!

撮影が終わった一瞬に、別のカメラで摂った写真です。皆さんリラックスしていて、今回の会の雰囲気がよくでたいい写真となりました。前列左から、望月実先生、川上徹也先生、久米信行先生、久恒啓一(理事長)、八木哲郎(会長)、小中陽太郎先生、枡井一仁…

朝日歌壇より 「人みなに人格あるごと各村に村格あると村長語る」

月曜日の朝日新聞の「朝日歌壇」で紹介されている短歌から、気にいったものを選んでみた。 選者によって選ぶ歌の味が違う。今回は4人の選者の中で二人の選んだものがいいと思った。感性があうのだろうか。 日曜日には「日経歌壇」があり、二人の選者によって…

「神保町「二階世界」巡り  其ノ他」(坂崎重盛)

『神保町「二階世界」巡り 及其ノ他』という本を読んだ。平凡社刊の380ぺージの厚い本だ。 オビの表には「夢か・うつつか・幻か あの町、あの人、あの文章 東京依存症的随文集成」、裏には「志ん生碑 昼酔う人の 浮き沈み(露骨)」という句がみえる。 坂崎…

多摩学

1月の教授会。 寺島学長が出席され、「2010年年頭所感と方針」をペーパーをもとに説明、解説があり、質疑応答があり、方針への理解が進んだ。 「所感」では、均質性を超える知的刺激が課題であること、全員参加型経営を目指すこと、「現代の志塾」にふさわし…

「この授業を受けて、あなたはどう変わりましたか?」

秋学期の「マネジメントデザイン2」の最後の15回目の授業を終えた。 この講義の目的は、「近代日本をつくった明治期を中心とするわが国の偉人の生涯(経営者・政治家・芸術家・作家・ジャーナリスト、、)を題材に、いくつかの切り口----仰ぎ見る師匠の存在…

ゼミ生の春休みの計画−旅行・読書・スノボー・マラソン・SPI・

秋学期最後のゼミの時間。ゼミ生(2年生)の春休みの計画を聞いた。 バイト。本「世界を知る力」(寺島実郎)を読む。ブログを書く。 スノーボード。テニスサークルの冬合宿。筋トレ、3年生からの就職に備える。 スノーボードで新潟・長野・白馬。就活のた…

「外的世界の拡大は、内的世界の深化をもたらす」

朝、大学で仕事を処理した後は、ずっと新宿だった。昼食は、仙台時代にお付き合いの深かった富田さんが上京しているということで、私たち夫婦で新宿のサザンタワーで一緒に摂る。富田さんは宮城リコーなどの社長をながく勤めた方で、現在は定年後の日々を謳…

匿名アカウントでもやってみるか−週刊ダイヤのツイッター特集から

週刊ダイヤモンドが「2010年ツイッターの旅」−−「使えない」でjは済まされない!140字、1億人の「つぶやき」革命、と銘打ったツイッター特集。以下、参考になった情報。 ユーザーは全世界で1億人。日本は昨年だけで10倍になって現在500万人。今年中…

古書店から、ツイッターとネット事業までのミニツアーの日

大学で仕事を終えて、九段へ。途中の駅の売店で、週刊ダイヤモンドの2010年ツイッターの旅」特集を購入する。「「使えない」では済まされない!140文字、1億人の「つぶやき」革命」という副題がついている。読んでまた感想を書くことにするが、現時点で31万…

美しい自然は人を表現者にする

天気がいいので、近所の素晴らしい公園(長池公園)をぶらぶらした。このところ気温が低かったこともあり、池に氷が張っている。ここ数日で氷の範囲が広がっているようだ。子ども達がその珍しい氷を割ったりしながら遊んでいる。 この公園は里山の自然を活か…

大学入試センター試験の初日--「監督者たちの感想」

本日は、大学入試センター試験の試験監督に一日中従事しました。 朝は8時集合、9時半から始まって、英語のリスニングもあったので、19時までかかりました。100人教室で、駒沢女子大の二人の先生と多摩大は私を含めて3人の計5名のチームです。多摩キャンパス…

思いがけない人達(神田敏晶さん、、)との遭遇が続いた珍しい日

八王子のエイビット社を学部長と一緒に訪問し、檜山社長、水谷さん、富永さんと地域活性化関係の連携の相談を行う。大きな、そして夢のあるプロジェクトに育っていくだろう。 その後、品川の大学院の講義に向かう。山手線でビジネスマン時代の上司の市川さん…

「2009年の総括と2010年への基本的視座」−−寺島実郎講義のまとめ

寺島実郎監修リレー講座の秋学期も今日で最終回。社会人受講生の全回出席者は67名を数えた。 COP15の衝撃。何も決まらなかった。25%削減の鳩山演説にも無反応。途上国に雑言を浴びた。 イラクにおける米軍兵士の死者は12月31日現在で4369人。アフガンは949…

JR東日本、東洋経済新報社、KIQTAS

JR東日本の新宿の本社で今年度5回目の研修の講師。昨年受講した若手社員研修の応用編という位置づけ。東京、横浜、八王子、大宮、高崎、水戸、千葉、仙台、盛岡、秋田、新潟、長野の各支社から総勢75名が受講。題材は、中期経営計画。始まる前に、この研修…

『知の現場』の出版記念パーティ・サイン大会にどうぞ!

NPO法人知的生産の技術研究会はhttp://tiken.org/、『知の現場』(久恒啓一監修・NPO法人知的生産の技術研究会編)の出版記念パーティ&先生方大サイン大会・ご著書販売会を行います。http://tiken.org/tinogenba/ この機会に人脈を広げませんか。この…

安野光雅展(新宿紀伊国屋)−−創造性と想像力

新宿紀伊国屋で開催中の安野光雅展をを観てきた。 安野は叙情豊かな絵を描く画家で、多くの人が安野の描く風景に癒されている。私も好きな画家である。 1926年生まれだから、もう80代の前半になるが、メディアでもよく見かけるから、今も健筆をふるっている…

馬驍水墨画芸術展(伊勢丹新宿店)−−「借景生情」

馬驍水墨画芸術展(伊勢丹新宿店) 中国伝統の水墨画と油絵を学んだ後、独自の技法で奥深い自然の姿を描き続け、日本のみならず、中国、フランス、アメリカ、イギリスなど海外の個展を開催。変幻自在の技法で大気、風、光が描かれた水墨画。30点が展示されて…

インターゼミ(社会工学研究会)最終論文提出

インターゼミ(社会工学研究会)の最終論文提出日。 5つのグループの最終論文に関するまとめの発表のあと、寺島学長と担当教員のコメントという進行となった。「いい展開」「「よくやった」「「よいフィールドワーク」という総括に加え、来年度以降のテーマ…

「日本政治の課題―組織・人材・政策」−−佐々木毅(元東大総長)

7日の多摩大リレー講座は仕事で講義を聴けなかったところ、NPO法人知的生産の技術研究会http://tiken.org/の八木哲郎会長http://plaza.rakuten.co.jp/gendaiturezure/がまとめたものを送っていただいた。要旨を掲載します。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 多摩大…

Sankei News Channel の 動画取材

9時:出勤。 9時半:学長室ミーティング 11時:ホームページ打ち合わせ 12時半:多摩大総研中庭先生と地域活性化マネジメントセンターの新しい部屋で打ち合わせ 13時:産経新聞「祝賀版」と「産経動画ニュース」の取材で二人みえる。知研の八木哲郎会長も同…

「川喜田半泥子のすべて」展−−「大夢出門」(Time is money)

母親が九州から上京したのが12月24日、そのまま横浜の弟の新居で過ごす。30日には迎えに行き、我が家で正月を過ごす。母は40年来の歌人で、現在までに短歌集3冊(「風の偶然」「風あり今日は」)とを刊行し、70歳の時に「万葉集の庶民の歌」、80歳の…

1月5日生まれの人々

思い立って、本日(1月5日)生まれの人を探す。バーナード・リーチ(イギリス人の陶芸家)は1887年生まれ。 三木清(哲学者・兵庫県)は1897年生まれ。 片岡球子(日本画家・北海道)は1905年生まれ。現在活躍中のところでは、宮崎駿、石川好、高橋三千綱、…

「キャリアデザイン」よりも「ライフデザイン」という視点で

初出勤。学長からは、テーマをいくつかもらう。面白い展開になりそうだ。 学部長、何人かの同僚達と会い新年の挨拶をした後、今年の方向や懸案についての意見交換をしながら歓談する。もう4日から授業も始まっている。日経新聞に日経ビジネスアソシエの本日…

継続と記録の人−−本居宣長に学ぶ

本居宣長(1730-1801年)は、35歳の時に着手した「古事記伝」全44巻を、35年の歳月をかけて70歳で完遂し、翌年亡くなっている。日記は、自分の生まれた日まで遡って書き、亡くなる二週間前まで書き続けていて、「遺言書」を書いて葬式のやり方から墓所の位置…

初春の 冷気切り裂く 銀輪の 若者の足 鋼の如く

仙台にいたときは、泉区の加茂神社という地元の神社に毎年お参りをしてりた。この神社には10年以上通ったのだが、受験などのお願いなどすべて聞き届けてくれた気がする。やはり地元の神に祈るのが一番だ。今住んでいる多摩ニュータウンでは今年で二回目の正…