2023-01-01から1年間の記事一覧
2023年を振り返る。正月の御神籤は「古きをすてて新しきにつくがよい。元気を出して捨てるべきはすて進む所へ進め」で、学問は「自己への甘えを断ち目標を定めよ」だった。 神のお告げの通りに歩んでいるような気がする。この1年はお告げの通り「中吉」だっ…
『イコール』0号の目次。 50人のコミュニティでつくった新雑誌「イコール」0号に3本書いた。 シェア書店の棚主になってみて 「一片万情」闘う編集者人生 「図解コミュニケーション」への招待 第二次深呼吸学部のご案内 「橘川の講義+メディア制作の実践活…
「川柳まつど」12月号。今月は「天」(二度目)と「地」に選ばれた。 投句が「天地人」として選ばれる。1位が天、2位が地、3位が人。 天 「イケメンが イクメンになる お前か」(宿題「いそいそ」。関玉枝選:少子高齢化へ育休を取る夫が少しずつ増えている…
「知研読書会」の18回目。いつの間にか1年半たった。以下、今回も主宰の都築さんの丁寧な報告をお借りする。 ■リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著 宮田純也・未来の先生フォーラム 監修 「16歳からのライフシフト」東洋経済新報社(2023. 最近ベス…
橘川幸夫さんが、創刊編集長をつとめる新雑誌「イコール」が刊行される。 出版不況下、特に雑誌の凋落が進む中で、新テクノロジーと新しい時代潮流に掉さしながら、資金と組織無しで新雑誌を刊行しようとする大きなチャレンジ。時代ミーハーマガジン。コミュ…
2023年は小津安二郎監督の生誕120年にあたる。BSで連続して小津作品を放映しており、ここ3日間みている。戦後の暮らしぶりをわかるシーンが多く懐かしい。なんどか見ているものもあるが、改めて見るとやはり小津作品は実にいい。見ながら涙ぐんでしまった。 …
『日本一わかりやすい図解日本史』(2014年。久恒啓一著・河合敦監修)の図解で、現在の日本の原型ができた7世紀をおさらいした。 大化の改新(645年):中大兄皇子(後の天智天皇)・中臣鎌足による蘇我氏排斥のクーデターの成功し、中央集権的律令国家を目…
池袋の東京芸術劇場で「舞台芸術・演劇祭」が二日間にわたり上演された。主催は東京都教育委員会と東京都特別支援学校文化連盟」だ。 音楽関係の仕事をしている息子が、「都立永福学園・演劇部」の活動を15年程手伝っているので、何回か見る機会があった。 …
12月に入ってオーディブルで五木寛之『シン・養生論』を聴いた。その後、『養生の実技』も聴く。妻の本棚にあった『養生の実技』の紙の本を読む。日刊ゲンダイで45年、1万回以上続く「流されゆく日々」連載を読んでみる。ラジオ深夜便の聞き逃し配信中のイン…
『野田一夫の大いなる晩年』出版記忘年会を代々木で開催。立教大、多摩大、宮城大関係者たちと語り合った。 野田一夫の大いなる晩年 作者:野田一夫ファンクラブ Independently published Amazon 場所がわからずたどり着かなかった方もいたようだ。 ーーーー…
新宿で橘川幸夫さんと2024年のミーティング:Vチューバー。外国人。地域。雑誌学、リアル、、、、、 昼食は西武池袋線の地下街の「十勝豚 ゆうたく」で豚丼。 スンガリ(ロシア料理)も見かけた。 帰りに南大沢で散髪。 ーーー 知研幹部会で2024年の活動原…
今年最後の「図解塾」。 近況報告 『梅棹忠夫著作集』第7巻「日本研究」の総集編。 『梅棹忠夫著作集』第13巻「地球時代に生きる」の予告。 2024年の展望 以下、塾生の学びから。 久恒先生、皆様、おつかれさまです。本日、図解塾。2023年の締めとなる今回、…
散歩中に「日刊ゲンダイ」をコンビニで購入。人物のエピソードが面白い。 保阪正康「日本史縦横無尽」。「裏側から日本史を語ろう」第17回は「あらゆるテロに狙われ、生き延びた男の謎」は牧野伸顕を取り上げている。牧野は天皇の側近であったから、昭和のテ…
中村屋サロン美術館「コレクション展示」をみてきた。 「中村屋」「中村屋サロン」関係者。これだけの人たちと縁があったのは凄いことだ。 「名言との対話」11月8日。相馬愛蔵「機会というものは、いつも初めは、一つの危機として来るか、あるいは一つの負担…
寺島実郎の「世界を知る力」の12月篇。 2024年への展望 ロンドエコノミスト速報版のキーワード 選挙:世界70ヶ国。1月の台湾から。 複合的に無秩序:極ではとらえられない。全員参加画型。新秩序の模索・ IMF世界展望・OECD 減速気味だがソフトランデ…
本日発売の雑誌『BRUTUS』(No999,2024.1.1)は「理想の本棚」特集。 年末年始の本特集は人気企画。今年は「本棚と本のはなし」で、テーマは「理想の本棚」。 横尾忠則「本はイメージとして所有する。背を読み、愛でる本棚」「本を肉体化する」「匂い、重量…
ユーチューブ「遅咲き偉人伝」で「伊能忠敬」篇をリリース。 https://youtu.be/CqBEoXA4CJo?feature=shared ーーーーーーーーーーーーーー 2018年5月12日の東京新聞。「長寿いつでも咲ける 多摩大学副学長・久恒啓一さん」 以下、インタビュー記事。 人生百…
六本木の「MetaMoji」本社でミーティング。 浮川和宣社長、初子専務、開発担当者らとの打ち合わせを2時間。このお二人は、日本語ワープロ「一太郎」を開発したジャストシステムの創業で有名な夫婦だ。以前、「図解マスター」というソフト開発のお手伝いをし…
本日の「幸福塾」は、2022年1月から2023年12月までの2年間をふり返りながらの総括講義。 フィールドワーク(人物記念館の旅1000館)と文献研究(「名言との対話」2900日)を土台とした、独自の「幸福学」の体系と豊富な人物事例集が完成した。来年からは「代…
「東京物語」を久しぶりにみた。そういえば、本日は小津安二郎の命日だった。やはり名作だ。今回は、3人の旧友が飲みあかしながら、人生や家族に対する本音をかたるシーンが心に響いた。 「今日も生涯の一日なり」 「幸福塾」の準備:資料整理。幸福論、ネッ…
毎日書き続けている「名言との対話」が2016年1月1日から12月10日で2900日に達した。「人物記念館の旅」1000館とあわせて、日本近現代の偉人3000人以上の生涯から学んだことになる。2024年から9年目に入る。 久恒啓一の「名言との対話」|久恒 啓一|note 久…
今日の日経には南方熊楠(1867年ー1941年。享年74)の特集記事。 13歳の『和漢三才図会』あたりから筆写して記憶する学習法を身についていた。 8年間のロンドン滞在中に大英博物館で、旅行記、民俗学、人類学、博物学、性科学など東西の文献ざっと5000点を52…
「文藝春秋」の新年特大号を手にした。 文藝春秋2024年1月号[雑誌] 作者:藤原正彦,塩野七生,保坂正康,佐藤優,鹿島茂,清武英利,京極夏彦,内館牧子,柳田邦男 文藝春秋 Amazon ノンフィクション作家・柳田邦男「いざ100歳までの日記」の新連載が始まった。柳田…
1941年12月8日に真珠湾攻撃。その3年8か月後の1945年8月15日にポツダム宣言受諾の詔書がラジオで全国民に向けて昭和天皇の肉声で発表された。 「朕は帝国政府をして米英支蘇四国に対し其の共同宣言を受諾する旨通告せしめたり」。 8月15日は敗戦の日である。…
2023年12月7日。「今日も生涯の一日なり」。 数年来の大型企画本の最終段階の執筆。どんどん欲が出てくる。 「川柳まつど」へ12月分の4題3句で計12句を投稿。 千玄室(1923年生。学徒出陣の特攻隊員)100歳のインタビューで平和への願いの訴えを聞く(ラジ…
図解塾6期㉘:『梅棹忠夫著作集』第7巻「日本史のしくみーー変革と情報の史観」の最終回。 「日本文明の時空構造」「文明史から見た商業と工業」「昭和と私」の図解をもとに発表と私の講義。やり残した「文明の未来」は都築さんの宿題となった。次回12月20日…
【知研セミナー12月:リアル開催】。『野田一夫の大いなる晩年』出版記念会。 2023年最後のセミナーは、昨年9月に亡くなられた、多摩大学、県立(当時)宮城大学、事業構想大学院大学、と3つの大学初代学長を務められ、我が知的生産の技術研究会の顧問でもあ…
本日(2024年12月4日)の河北新報に『野田一夫の大いなる晩年』の記事が掲載された。 私の以下のコメントが紹介された。「編集に当たった宮城大学の久恒啓一名誉教授(ライフデザイン論)は、『野田先生は他分野の幅広い年代の人たちに影響を与え続けた。野…
後姿探検隊。 ーーーー 「名言との対話」のトップで取り上げた言葉以外にも、胸を打つ言葉がある。それを「B面」と呼んで、時折記していこうか。次点である。まずは、『命日』編の1月分から。 コンラッド・ヒルトン「ベルボーイが成功してホテル王になったん…
今日のテーマは「鎌倉」。ラジオ「永井路子」。『炎環』。散策。 先週、NHKラジオアーカイブスで、2回の「永井路子」編(11月20日。11月27日)を聴いた。解説はノンフィクション作家の保阪正康。学生時代から作家を目指すまでのこと、鎌倉時代の理解の仕…