2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

松下幸之助メモリアルホール・与謝野晶子文芸館

10時56分に新大阪に着いて茨木にある川端康成文学館を訪問するが館内整理のため休館だった。十分な準備をせずにいきなり訪問するとこういうことがある。記念館というのは案外休みが多いから気をつけたい。 気を取り直して西三荘に向かう。松下電器、今は…

東京帰還記念の第一弾の仲間との飲み会

東京への帰還を契機に仲間との交流が復活してきた。 今日はその第一弾の飲み会が有楽町で行なわれた。その前に少し時間があったので、新宿の損保ジャパンビル内にある東郷青児美術館で行われているモーリス・ド・ヴラマンク展と東郷青児の絵を見て、次に神田…

勉強本ブームの背景

多摩大学のリレー講座「現代世界解析講座」も今日の寺島実郎さんの講演で6回目を数え、全12回のうち半分が終わった。以下、要点のみ。 インターネット、1億台に達したケータイ、4万軒を超えるコンビニ(売れ筋情報管理による生モノ販売)等は、情報ネッ…

ジョンはジョンになっていった---ジョン・レノン・ミュージアム

さいたまスーパーアリーナの一角にビートルズのリーダーだったジョン・レノンの記念館がある。 このジョン・レノン・ミュージアムは、生誕60年の2000年10月19日にオープンしたということなので、1980年に凶弾に倒れず生きていたらまだ68歳である。パートナー…

「真・日本人」紀行

ライフワークとなっている「人物記念館の旅」という観点から都道府県を眺めると、意外な事実に驚くことがある。 もちろん東京都は他の都道府県に比べてはるかに多くの人物館があるが、それ以上に多いのは長野県である。また、名古屋のある愛知県もそれなりに…

学生は「裁判員制度」に高い関心

隔週で仙台に通っている。宮城大学での講義と卒業研究の指導のためである。久しぶりに馬渡学長に会った。来年4月に県立大学から公立大学法人に組織形態が変化するので、その準備がたけなわというところだが、相変わらずお元気で陣頭指揮にあたっておられた。…

映画「丘を越えて」−−菊池寛の物語

先日、シネスイッチ銀座という映画館で「丘を越えて」を観た。 一世を風靡した同名の歌謡曲を作詞した詩人・島田芳文を論じた評伝「青春の丘を越えて」(松井義弘)という評伝を読んだ後だったから、興味を持った。島田は私の故郷の隣町である豊前市の出身で…

Chabo! を知っていますか?著者・出版社・NGO・読者共同の志事業

ベストセラー著者・出版社・NGOの三者連携による世界の難民・被災民の教育支援、自立支援プログラム「Chabo!」(チャリティ・ブック・プログラム http://www.jen-npo.org/chabo))が5月に始まった。 参加する作家たちは著作の受取印税の20%をNPO法人…

埼玉県職員研修会で講師(浦和)

浦和にある埼玉県自治人材開発センターで県職員研修の講師を務めた。その前にさいたま新都心にあるさいたまスーパーアリーナの一角にある「ジョンレノン・ミュージアウム」を訪問する。オノ・ヨーコの正式な許諾を得た世界で初めての公認ミュージアムである…

オーナー系中堅・中小企業の若手経営者、後継者の会

大阪で行われた大手銀行系シンクタンク主催の研修会の講師をつとめるため前日深夜の新幹線で入った。太閤園という庭の見事な会場である。 銀行の取引先であるオーナー系の中堅企業・中小企業の若手経営者、後継者の会、今回は平均年齢は40歳前後だった。60人…

「知研フォーラム」301号

NPO法人知的生産の技術研会(http://tiken.org/)の機関誌「知研フォーラム」も301号となった。 総ページ数は188頁とずっしりとした感触だ。内容も充実している。 講演録「2008年の世界潮流を予測する」・基本資料 寺島実郎 図解・脳力のレッスン 常富博史 知…

「志」事業--「楽しい自費出版のススメ」(新出安正)の推薦文を書く

新出安正さんという仙台の友人が本を出した。新出さんは自費出版の会社を起業し35年間にわたり維持し、多数の出版物を世に出してきた。最近の大手自費出版社の詐欺問題などもあり、この業界も揺れている。そこで、自費出版のための本を急遽書いたというわけ…

小泉信三

小泉信三という人物は、1888年(明治21年生まれ)で没年は11966年(昭和41年)で、全集は死去の翌年から開始され1972年に28冊で完結しているから、この人物の放つ香りは私も嗅いでいたということになる。死去の年に公刊された「海軍主計大尉小泉信吉」は話題…

久しぶりの高尾山−−3つ星の山は富士山と高尾山だけ

調布市での不発弾処理が予定されていた日曜日。京王線の一部が運休するので人はあまり多くはないだろうという予想して高尾山に行く。 8つのコースがあるが、ケーブルカーで登り歩く距離が少ない1号路をたどることにする。31度18分という急勾配のケーブルカー…

多忙な土曜日

多摩大学では土曜日に教授会をはじめ行事が多い。 本日はまず朝9時から、修士論文予備審査会。9月終了予定者の修士論文を発表しアドバイスを受けるという会だ。一人当たり30分の時間をとり発表と質疑を行う。審査側の教員は一教室5人。 医療メーカーの新興国…

「生誕120周年 小泉信三展」の言葉から

三田の慶応義塾大学の旧図書館で開催中の「生誕120周年記念 小泉信三展」を観て、この人物の生き方に深い感銘を受けた。 小泉信三は、若き日には「慶應の麒麟児」、戦後は「日本の良識」、そして没後は「勇気ある自由人」と呼ばれた。この企画展は、「父の肖…

「リレー講座」の社会人アンケートのまとめをアップ

今日は品川キャンパスで会議があり、残念ながら多摩大学リレー講座の4回目の沈才彬教授の「中国の台頭と世界の潮流」のお話は聴けなかった。 会議の資料によると4月24日の私の「現代世界のつかまえ方--図解思考のすすめ」は、一般受講者219名(出席率83%)…

多摩大でのゼミの初プロジェクトが始動

朝9時からの講義(「マネジメントデザイン」)、午後の来客(P出版社)、ホームゼミの後、夕刻からゼミ生(2年生)との初めての懇親会を聖蹟桜ヶ丘駅周辺(京王線)で開催。 いろいろな話がでて楽しく歓談できたが、今後のゼミの方向が定まったのは収穫だっ…

「ヒトもうけして20年--仙台はなもく七三会のヒ・ミ・ツ」

「ヒトもうけして20年--仙台はなもく七三会のヒ・ミ・ツ」という小冊子が仙台放送の志伯さんから届いた。 平成元年(1989年)に発足した異業種交流の人的ネットワーク、勉強会兼懇親会だ。会員は、サラリーマン、主婦、自営業、建築家、デザイナー、商店経営…

音楽遍歴

土曜日は教授会があり、その後同僚たちと話をしているうちに夕方になった。 日曜日は雨の中を朝早く家を出て、東京駅7時36分の東北新幹線「はやて」で仙台へ。9時17分に到着。富田秀夫さんのベンツが待っていて、そのまま西仙台カントリークラブへ。東京は雨…

「私塾のすすめ」(斉藤孝・梅田望夫)2

斉藤孝と梅田望夫という同年の現代のカリスマは、それぞれ世の中に大量の信奉者がおり、集まってくる情報の量と質が高くなっているから、すでに見晴らしのよい峰の頂にいる。そしてその高みから見える風景のあり様を発信しているが、二人が見ている景色は微…

「私塾のすすめ」(斉藤孝・梅田望夫)

梅田望夫の対談本の第3冊目は、同じ1960年生まれの斉藤孝との対談である。 このブログで何回かに分けて、感想をしるしていきたい。私は3年以上にわたって「人物記念館の旅」を続けている。対象となる偉人は明治・大正・昭和という近代から現代の時代をメイン…

日本を代表するシャーロッキアン・河村幹夫先生らと会食

赤坂に野田一夫先生を訪問。 その後、帝国ホテル地下の北京で、NPO法人知的生産の技術研究会(知研)http://tiken.org/のメンバーと株式会社日本計画研究所のメンバーとの会食。知研からは八木会長、理事長の私、秋田事務局長。相手側は武内一忠会長、武…

「イスラムを巡る国際情勢」(酒井啓子)--多摩大リレー講座第3回

多摩大学リレー講座の第3回は、東京外国語大学の酒井啓子教授である。酒井先生は中東の専門家で、イラク問題ではテレビや新聞などマスコミに頻繁に登場する方だ。今回も熱心な社会人250名ほどと400名の1年生が聴いた。以下簡単なまとめ。+中東(北…

打率トップになるか?メジャーリーガー松井秀喜の挑戦

ファンであるヤンキースの松井秀喜選手の調子がずっといい。開幕以来3割の打率を保ってきたが、連続試合安打を継続中で現在は15試合連続の自己新記録まできている。本日は3打数3安打1四球で打率が跳ね上がり3割4部2厘になりトップとわずかの差まで迫っ…

「あなたが好きな格言や言葉を教えなさい。そうすればあたなたがどん

ホームページを開設した1999年から、心を打った格言、自分を励ます名言、納得する金言、自省を促す言葉などの採集を、ゆっくりと少しづつやってきた。 ホームページの中に格言を表示するコーナーを設けたことによってアンテナがたった。後は時間が解決してく…

昭和天皇記念館

立川駅から徒歩10分のところにに国営昭和記念公園という広大な公園がある。昭和天皇の在位五十周年記念事業の一環として設置された公園で、1983年に開園したから今年で25周年になるが、数次にわたる拡張を経て現在では東京ドームの40倍の広さになっている大…

「多摩サイ」を歩く

万歩計をつけて多摩川沿いに続く道を歩く。 多摩市から日野市にかけての道だが、対岸の府中市は企業の工場や研究所、そしてマンションが並んでいる。こちら側は小さな古い戸建て住宅が不規則に思い思いに建っている。川辺の公園では若者が球技の練習をしてい…

旧多摩聖蹟記念館(明治天皇)

聖蹟桜ヶ丘という京王線の特急停車駅がある。桜の木が多い街だが、なぜ「聖蹟」という言葉が上についているのだろうか。 駅から車で五分ほど走ると、名門・桜ヶ丘カントリークラブが見え、そこを左に曲がると都立桜ヶ丘公園に到着する。多摩丘陵と呼ばれた自…

ねむの木こども美術館(宮城まり子)

吉行淳之介文学館から新緑を見ながらそして深い渓谷の水音を聞きながら少し道を登っていくと、NHKテレビの番組で見た記憶のある独特の建物が現れた。宮城まり子(女優)が心血を注いだ「ねむの木こども美術館」である。ユニークな建築で知られる藤森照信…