2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

40歳は不惑ではない、折り返し点ではない

30歳になったときは「もう30歳になったか」とあせったり、40歳になったら「とうとう40歳になってしまったか。人生の半ばをむかえてしまった」と感慨にふけったりする人が多いのですが、そうでしょうか。40歳を人生の半ばというのは、80年の人生を前半と後半…

「人物記念館の旅」−−ただいま350館

2005年から本格的に取り組んできた「人物記念館の旅」が累計で350館を超えてきました。 今年は5ケ月間で41館と快調なぺースで進んでいます。昨年は53館、一昨年は46館でしたが、このハイペースは過去最高です。 −−−−−−−−−−−− 水木しげる 武者小路実篤 徳川…

九州から上京中の母親と一緒に南大沢から高速バスで羽田空港へ。母親を見送る。有楽町ビック・カメラに寄って、iPadの在庫状況を確認してみると、まだあるということだった。しかし買うには数時間ほど時間がかかるという係員の説明だったが、列に並んでみる…

ついに「iPad」を入手!

「誰でも書ける修士論文の書き方」

朝から深夜まで疾走。9時からは事務的な仕事を片付ける。10時40分からは、マネジメントデザイン1の講義。本日のテーマは「大学生の国語力低下を憂う」という新聞の論考を図解するというもので、前回に続き2回目の挑戦。なかなかハードな文章ではあるが、自…

「試練を迎えるオバマ外交と日米関係の行方」−渡部恒雄(東京財団)

本日のリレー講座。アメリカのオバマ政権は、重要なポジションに知日派が配置されており、東アジア重視の布陣になっている。米政権は中国はどのように動くか心配だから重視という形だが、日本はパートナーとして重要というスタンス。 国務省(ヒラリー長官)…

鬼太郎茶屋の「水木(しげる)さんと調布展」−怠け者になりなさい

調布の深大寺の門前に「鬼太郎茶屋」がある。その2階で「水木さんと調布展」という企画をやっている。水木さんとは、もちろん1959年以来50年以上も調布に住む妖怪漫画家の水木しげるさんである。水木さんは2008年3月には調布市の名誉市民になっている。この…

新しき村美術館(武者小路実篤記念)と万葉歌碑を巡る旅

母親が九州から上京している。先週は妹のところにいた。中国の青島高等女学校の同窓会が品川であり、全員が高齢のため今回で終わりである。朝日新聞にこの記事が出ていた。 今週は弟のところを経由して私のところにいる。83歳の母には「万葉歌碑を巡る旅」と…

「現代の志塾」考

多摩大学は開学以来「実学」を標榜してきたが、研究機関であるよりも教育機関であることを重視した経営、時代の最先端を走る産業界で活躍した人材の教壇への多数の登用などその最大の特色は一貫して実践してきた「実学教育」にある。開学20周年を迎えるにあ…

「多摩大鳥瞰図絵」が完成!

約一ヶ月半ほどかけて関係者で作り上げてきた多摩に関する鳥瞰図絵が完成しました。 −−−−−−− 多摩大学では、実学としての「多摩学」の構築の一環として「多摩大鳥瞰図絵」を作成しました。 産業界、自治体、学界等が鳥瞰的な視点をもって連携し、 地域活性化…

学部運営会議。前回はカリキュラム編成の考え方の大枠を提示し賛同を得たが、今回は中枠の必要性とその内容の考え方を説明。教務関係の教員と一緒に進めていく。教授会。学長室報告として「多摩大戦略図」を配付し詳しく説明。開学の理念、教育理念、学部の…

高校の同級生が来訪し、私の二つの授業を参観

午前はマネジメントデザイン1(2年生以上)の5回目の授業。 前回授業のアンケートの「質問・意見・要望・感想」のまとめのペーパーに沿って解説。前回の実習テーマ「普天間問題」についての受講生の感想、意見に関しての解説。基地不要論、日米安保見直し論…

「北東アジアを知ること」(金美徳教授)−−多摩大リレー講座

本日のリレー講座は、多摩大の金美徳教授。「「北東アジアを知ること」は、日本を相対的に知ること、そしてアジアを知ることである」という話から始まった。本日のテーマは、北東アジア経済、北朝鮮経済、韓国企業の動きの3つである。今日は前2者はおさらい…

久しぶりの仙台で野田一夫ファンクラブの会合に出席

早朝の東北新幹線で東京駅から仙台へ。9時17分に到着。富田さんの車で西仙台カントリークラブへ直行。仙台時代に泉パークタウンゴルフクラブとここのゴルフ場の会員権を持っていたが、泉は売ったが、ここはまだ会員のまま。このところまったくプレーはしてい…

雑誌の取材、地元企業からの講演依頼、「自分史」事業への協力依頼

まず、学長室の高野課長と案件の打ち合わせ。ある雑誌から取材を受けた。テーマは偉人の残した言葉である。こういった若いビジネスマン向けの雑誌が即物的な仕事のノウハウだけでなく、やや精神的なところに踏み込むのはいいと思う。こういったテーマは、こ…

詩画作品は自分たちの子供のようだ−「星野富弘 ことばの雫」から

結婚ゆび輪はいらないといった 朝、顔を洗うとき 私の顔をきずつけないように 体を持ち上げるとき 私が痛くないように 結婚ゆび輪はいらないといった 今、レースのカーテンをつきぬけてくる 朝陽の中で 私の許に来たあなたが 洗面器から冷たい水をすくってい…

「秩父で富田勲先生を囲む絶品の蕎麦と大吟醸を愛でる会」2010年

毎年の秩父ツアー。シンセサイザー富田勲先生を囲む会。今回は12名が参加。 「毎年ある季節になると、親しい仲間と日帰りの旅をしている。 正式な名前はないが、「秩父で富田勲先生を囲む絶品の蕎麦と大吟醸を愛でる会」とでも説明したらいいだろうか。富田…

午前中は、品川サテライトで大学院の修士論文の予備審査会。午後は、大学院教授会。 「ネットビジネスの顧客リレーションシップ戦略の提案−宅配ビジネスモデルから学ぶ」「ツアーナースビジネスに関する研究」「日本のインターネットビジネスに関する研究−ネ…

「上海」と「改造社」−インターゼミ30分講座始まる

武者小路実篤という人生−「龍となれ 雲自づと来たる」

武者小路実篤と いう名前は、白樺派という美しい名前とともに私たちの世代にとっては、あこがれの対象だった。実篤は1885年(明治18年)生まれだが、1975年(昭和50 年)に90歳で没するまで「私の美術遍歴」を最後に著書を刊行し続けているから、私が高校生…

中国経済:株価要注意。不動産バブル崩壊。人民元切り上げ。インフレ

本日のリレー講座は、沈才彬先生の「上海万博と中国経済の行方」。 社会主義の崩壊の中、中国だけは崩壊しない。何故か? 中国経済は、国外からの危機に強く、国内政変に弱い。共産党独裁は意思決定が早いというプラス面と、トップの政変による混乱というマ…

「知る者、好む者、楽しむ者」−宮脇俊三の「鉄道紀行」人生

「仕事以外、何に打ち込んだらいいんだろう?」このように考える人もいるかもしれません。 これに対する私の答えは簡潔明瞭。好きなことに打ち込めばいいのです。 『論語』に「これを知る者は、これを好む者に如しかず。これを好む者は、これを楽しむ者に如…

大功は緩にあり機会は急にあり--渡辺崋山のスーパー人生

「久恒さんの考える理想のビジネスパーソン像は、どんな人ですか?」 そうした質問をときおりされることがあります。以前なら、はて、誰かいるかな、としばし考え込んでいたでしょうが、今なら、即答できます。 私が考える理想のビジネスパーソンは渡辺崋山…

「Twitter:自分中心の世界観、千里眼、第六感」−神田敏晶セミナー

知研セミナーは、「Twitter革命」の著者でもある神田敏晶さんをお招きし「ツイッターを使いこなす」をテーマに熱弁をふるっていただきました。 以下は、私に響いたところ。 Wikipediaに書くべき。自分のことを載せるのは銅像を建ててもらうような…

村野四郎「文学、、は実業による経済的な防波堤の内側でなすべきもの

村野四郎 府中市郷土の森という広大 な市民の 憩いの場がある。博物館本館、たくさんの由 緒ある古い民家群、旧府中町役場庁舎、旧府中郵便取 扱所、そして桜の木、季節ごとの花々な ど、四 季の移ろいと歴史に触れることができる大きな空間で ある。 この一…

9時から学部運営会議。学部長を議長として入試・教務・就職など主な委員会の委員長などが集まり大事な案件の方向を確認し合意をとる会議。私の提出した案件は、「多摩大戦略図」に基づくカリキュラムの考え方で、前回と今回の議論に付し、賛同を得て産業社会…

イエス・キリスト、清水安三(桜美林学園)、高崎達之助(日中)

連休モードから通常モードへ

午前中は、講義の第3回目。 前回アンケートでもらった質問や要望に答える。昨日の東大の山内昌之先生の講義内容の図メモを配付し、講義内容を解説する。マルと矢印の使い方など図解の技術を説明する。「私の大学生活−−この1年」をテーマとした図解実習に取り…

山内昌之「政治家のリーダーシップと戦略的思考」−レジメ・図メモ、

リレー講座の2回目は、東大の山内昌之教授。山内先生は毎年出講いただいているから、今度で3回目の講義だ。 テーマは、「政治家のリーダーシップと戦略的思考」−歴史の教訓から」。 話を聴きながら「図メモ」をとって、次のゼミで内容を簡単に説明し、翌日の…

高村光太郎−「私は自分の彫刻を護るために詩を書いてゐるのである」

木彫師からのちに東京美術学校の教授をつとめた高村光雲の長男として生れた光太郎は、幼い頃から木彫に親しみ、家業を継ぐつもりで育っていった。そして 14歳で東京美術学校に入学し本格的に彫刻を学ぶ。一方で詩人的資質に富む光太郎は俳句たや短歌にも目覚…