2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

世田谷美術館の「白洲正子 神と仏、自然への祈り」を堪能

世田谷美術館で開催中の「白洲正子 神と仏、自然への祈り」を訪問した。 1910年生まれの白洲正子は、1964年に西国三十三カ所の巡礼の旅に出る。正子54歳。この観音巡礼は日本古来の自然信仰に源があることを確認する。「自分が行くべき道ははっきりと見えて…

TPP(日米FTA)より、まず日中FTAを。

昨日のリレー講座「中国経済の現状と課題」のまとめ。 講師は、関志雄(カンシユウ)さん。野村資本資本市場研究所シニアフェロー。 中国の経済発展は、1978年の三中全会での蠟小平の経済建設中心の方針から始まった。 以降32年間の成長率は9.9%(年平均)…

創業支援施設「ビジネススクエア多摩」の交流会

連休前の最後の日は、スケジュールが詰まっていた。 9時から10時半までは「地域活性化マネジメントセンター」の今年度初めての会議。 秘書の近藤さんと残っている事務を処理。 13時からは多摩大学総合研究所のミーティング。松本先生、中庭先生。 14時50分か…

関東大震災と復興の様子--復興記念館(両国)

両国の横綱公園内にある復興記念館を訪問した。インターゼミで「震災と日本再生」を担当することがきっかけである。 1923年9月1日、11時58分。マグニチュード7.9の大地震が相模湾沖で起こった。 震源近くの横浜、鎌倉、小田原など神奈川県に被害が地震による…

両国・九段・神保町・新宿

両国の復興記念館。旧安田庭園。九段で寺島さんとJAL関係者。神保町古本街で本を購入。新宿のライオンで八木さんと食事。 関東大震災からの復興を記念した復興記念館の訪問記は明日書く。神保町で入手した古本。文学館を考える 文学館学序説のためのエス…

「新任取締役セミナー」のプログラムのなかみ

三井住友銀行グループのSMBCコンサルティングの「新任役員・次世代経営幹部のためのエグゼクティブ・プログラム 取締役セミナー2011 激変の時代に求められる経営幹部の役割と「変革」のマネジメント」という夏のプログラムの一角を担当することにな…

古本と新刊と。

土曜日に古本屋で見つけた鷲田小弥太『漱石の「仕事論」』をざっと読んでみた。 漱石は、作家生活11年間で、総計10万冊の本が売れ、およそ2万5千円の額に達する。現在の価値では8820万円の印税を手にしたことになるというが、文豪と言われたにしては大きな額…

東京とパリの周恩来。現代に生きる親鸞。震災と日本再生。

26年間という四半世紀を超える長い期間、中華人民共和国の総理として働いた不倒翁・周恩来の若き日の姿を書いた本を二冊読んだ。周恩来は天津の南海学校を特等の成績で卒業した後、日本の東京高等師範や第一高等学校などを受験する神保町の予備校・東亜高等…

新著「図解でわかる! 難解な世界の名著のなかみ」

新著「図解でわかる! 難解な世界の名著のなかみ」(中経の文庫)を刊行。648円。287ページ。 「聖書」から「君主論」「種の起源」「資本論」「論語」まで。 知っておきたい西洋、東洋の名著が集結! これだけは読んでおきたい名著46を厳選。一枚の図と短…

「東日本大震災」対応戦略試案--日本創生への起点として(寺島実郎)

4年目を迎えた多摩大学リレー講座の初回は、寺島実郎学長。市民300人、学生200人が登録。 「東日本大震災」対応戦略試案(20011.3.21 改定3.31)を中心とした講義だった。現在の日本を巡る状況が大づかみに説明され、問題の本質をどのように理解すべきか。そ…

阿川弘之「南蛮阿房列車」を読んで思い出したこと。

清水博(場の研究所所長)の小論に偶然に触れる機会があった。「西欧の近代思想は、要素を発見し、その要素を積み上げて積み木のように世界という構造物をつくっていく「積み上げ型の思考」」であり、そのような世界を理解するためには、論理、ルール、法則…

今年度最初の国際協力機構(JICA)の専門家海外派遣前研修

朝から夜まで、目黒、市ヶ谷、新宿と移動。 市ヶ谷では、今年度最初の国際協力機構(JICA)の専門家海外派遣前研修の講師。 受講生25名、聴講者4名の、合計29名。年齢は25歳から60歳。この仕事も2年目に入った。 研修タイトルは「「図解思考」を用いた国…

周恩来記念碑・魯迅の成亭酒店・古本--神保町

朝8時から九段で教育検討会議。テーマはカリキュラム。 終了後、今泉先生とグランドパレスで歓談。 終わって、昨日寺島さんから聞いた近くの周恩来の記念碑(神保町2丁目)をさがす。 小さな愛全公園のなかに、「周恩来ここに学ぶ--東亜高等予備校跡」という…

昨日のインターゼミでの寺島学長の講話のまとめ。

インターゼミも3年目。踏み込んでいきたい。本気で何かを調べたことがあるか?基礎的な知識をしっかり踏み固めよ!腹のすわった知識を!以下、4つのテーマ。 1.アジア・ダイナミズム 孫文の1911年の辛亥革命から100年。清から中華民国へ。節目の年。 九段…

今年度最初の多摩学研究会--椎木先生と山本職員の発表

多摩大では土曜日は結構忙しい。 午前は教授会。 午後は多摩学研究会。発表者は学長室の山本職員と椎木先生。10人ほどのメンバーが集合。 山本さんは「NPO活動から見る多摩(多摩ニュータウン)」というテーマで、自身が1997年以来関わってきたNPOフュ…

大学院の「実践・出版プロジェクトマネジメント」に受講者殺到

午前は、マネジメントデザイン1の授業。 午後は、プレゼミナールの授業。私の担当は11人。 - 夜は、品川の大学院の「実践・出版プロジェクトマネジメント」の初授業。 「著書を持つビジネスマンというライフスタイルを目指しませんか」というメッセージに反…

授業アンケートのまとめ「質問」「感想・期待」

学長室ミーティング。HP打ち合わせ。多摩大総研打ち合わせ。広報誌打ち合わせ。ホームゼミ。 写真は、ホームゼミの全体会。オリエンテーションと自己紹介。その後、4年生の就活状況の確認。 - 明日金曜日のマネジメントデザイン論1の先週の最初の講義の20…

「放射能 首都圏消滅」(三五館)はリアル

来たるべき東海地震(M8クラス)で危ないとされる静岡県の浜岡原発への警鐘を鳴らすために2006年に出版した「放射能 首都圏消滅」という本が、4月11日付で緊急重版されている。放射能で首都圏消滅―誰も知らない震災対策作者: 古長谷稔,食品と暮らしの安全…

師は必ず弟子の問いを待ちて言を発するなり。(道元)

高い処に登って叫べば声は通り処に達するであらうが、そは声が大きいのではない、立つ処が高いからである。(西田幾太郎) 真実にわれらの思想をうつす鏡は我らの日々の生活である。(モンテーニュ) 人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし、いそぐべか…

「庭の桜のように、息子は一瞬で散ってしまいました。」

この4月から私のゼミに入る予定だった小川元正君が交通事故で亡くなった。昨日がお通夜で、本日が告別式。平塚の葬儀場で行われた告別式に参列する。ゼミに入る20名ほどの1年生と一度懇談したが、私のメモには「コミュニケーション力を磨きたい」という希望…

「ツイッターの超プロが教える Facebook 仕事術」(樺沢紫苑)

「ツイッターの超プロが教える Facebook 仕事術」(樺沢紫苑)を読了した。 著者は、Twitterのフォロワー数10万人、メルマガ15万部、ファン1万五千人でFacebookページランキング「著者」第一位というソーシャルメディアの雄だ。職業は精神科医。40代後半。 F…

3年目のインターゼミ(社会工学研究会)が始まる

午前中は、学部運営会議。 その後、神保町の古本屋で2冊購入。毎週土曜日の古本屋で数冊本を購入するというスタイルが本日から復活。 斉藤健「増補 転落の歴史に何を見るか」(ちくま文庫) 皇至道「教師のための100の名言」 九段サテライトで2011年度の…

本日から授業開始。「インターゼミ2年目の成果」(寺島文庫便り)

朝は付属の聖ヶ丘高校の入学式に来賓として出席する寺島学長と少し歓談。 本日から2011年度春学期の授業が始まった。 2限は、学科必修のマネジメントデザイン論1。200名以上。ほとんど2年生。本日はオリエンテーション。 3限は、1年生対象のプレゼミ…

入ゼミ予定者がバイク事故

今年度から私のゼミに入ることになっていた2年生がバイク事故で亡くなった。 20人ほどのゼミ希望者の面談を行ったときに一度会っているが、顔ははっきりとは思い浮かばない。当日の私のメモを見返すと「コミュニケーション力をつけたい」という彼の発言が残…

EKI(駅)+CONSUMER(消費者)=EKISUMER

「EKISUMER」という雑誌がある。 「エキシューマーをもっとよく知る情報マガジン」というサブがついている。JR東日本企画が発行・編集となっており、JR東日本とその関係企業に配っている。 EKI(駅)+CONSUMER(消費者)=EKISU…

午前は入学式、午後は教育活動共有会

2011年度入学式を予定通り多摩センターのパルテノン多摩で開催。経営情報学部353人、グローバルスタディーズ学部171人、計524人。東日本大震災の被災者に黙祷。 寺島学長「被災地から6人。試練の時。転換期。等身大ではない巨大技術に身をゆだねる社会。日本…

フィールドワークと文献調査と、記録媒体としてのブログとHP

先日「遅咲き人伝」の方法論について知研のセミナーで講義をしました。以下はその一部です。 - 「遅咲き偉人伝」を書くにあたっては、大変苦労しました。なかなか書けませんでした。 この本を書くに当たってやったことは二つあります。一つはフィールドワー…

「100億円の寄付と今後の全報酬の寄付」-孫正義

従兄弟(いとこ)の泰三とその息の太祐君が拙宅を訪問。太祐君は今年早稲田の基幹工学部に入学するということで挨拶に来た。子供の時に会って以来だが、すっかりいい青年に成長していた。 一眼レフにするか迷っていたが、「オリンパスXZ−1」というカメラ…

「徳富蘇峰の歩いた道」--雑誌「致知」にインタビュー執筆

人間学を学ぶ月刊誌と銘打った「致知」という雑誌がある。知る人ぞ知る、熱烈なファンのいる志の高い雑誌である。この1、2年ほどこの雑誌を愛読しているのだが、「遅咲き偉人伝」(PHP)を書いたことで、編集部から声がかかった。 http://www.chichi.co.j…

Spring has come!